迷え。抗え。そして、見つけるんだ。『生者の価値』を。
七星の一人・歪質に、河川敷へと呼ばれたオーリ。
そこには、連れ去られた子供たち。そして、放たれる火。
この状況は、オーリが屍の母親から生み出された時の再現で、歪質(当時殺された子供たちの中で唯一屍になった赤ん坊)がオーリにその時の記憶を呼び起こさせるために仕掛けたことだったのです。
〈黒猫の正体は死霊の集合体〉
〈俺たちは皆、お前の母親に殺された!
どうしてお前だけが、生きている!? by 歪質〉
当時の記憶を取り戻したオーリは、殺された子供たちの死霊の集合体(今までオーリを誘ってきた黒猫。CV.ほっちゃん)に取り込まれますが、ずっとオーリのことを見守ってきた死霊はすでにオーリへの憎しみを失っていました。
〈取り込まれたオーリ〉
〈僕たちはオーリと一緒に居た。
オーリが人になるのか、屍になるのか。ずっと見ていた。
憎くは無いのか、オーリが!?そいつのせいで俺たちは死んだんだ!! by 歪質
僕たちは兄弟だ。オーリも僕たちも愛されたくて泣いていた。それだけだ。
by 死霊〉
死霊ごとオーリを食い殺そうとする歪質。
倒れ伏したオーリの前に現れたのは、契約僧たちの援護を受け七星の本拠地から駆けつけたマキナ。
〈オーリの元へ向かうマキナ〉
〈分からない。僕は何だ?人か・・・屍か。 by オーリ
だったら私が・・・教えてあげる!〉
〈忘れないで、オーリ。あなたは私の契約僧よ! by マキナ〉
マキナの一言で自分を取り戻したオーリは、歪質と一対一のタイマン勝負。自身の力で過去との決着を付けました。
〈違う!!お前は獣だ!思い出せ、お前は屍だ!! by 歪質
俺は生きてる!獣でも屍でもない!〉
〈俺とお前は同じかもしれない・・・それでも、俺は!人として生きる!! by オーリ〉
〈私の許可もなく、死のうなんてしないで。
私には・・・あなたが必要なんだから。 by マキナ〉
ホッとした空気の2人のバックで墜落していく航空機。同時に大規模な火災と複数の墜落事故が。
そして、尋常で無い数の犠牲者の中から現れる何百もの屍たち。ついに七星の放つ大いなる穢れが開始されたのでした。
〈大いなる穢れの始まり〉
そろそろ、屍姫も最終章かな。まだ結構話数ありますが。