けんちーのアニメ中心生活ブログ改

真夏の関ヶ原ゴールデンコース。(337キロ)

討ち死に。




6時01分。
さらっと、目的地周辺の情報を下調べして新大阪の自宅を出発。見送りはお盆で帰ってきてる父親
行くってのに、写真何枚か撮っていくんですものw

ドーン!!(出発の号砲)



6時50分。
府道13号線京街道》で枚方を越えて淀川河川敷横を走行中。河川敷の緑が朝日に照らされて美しい。

淀川河川敷



8時03分。
京都市内、下鴨神社付近。今から滋賀県を抜ける山中峠越えです。

並木の道って好きです





8時26分。
山中峠を越えて、お馴染みの近江神宮。今日1日の無事を祈願と。山中峠はすごいですね。夏でも冬でも地上に比べると10度近く低いです。あそこはすごい避暑地な気がする。

  
けんちー的にはお馴染みのスポット



8時43分。
R161沿い、前回の第2回琵琶湖一周ツーリングでも寄ったすき家で朝ごはん。
がっつり、牛肉あいがけカレー・メガ(680円)。満腹。
宣伝しまくってたうな牛も食べたかったんですが、高い!!

客がけんちーだけだったのでまったり



牛あいがけカレー・メガ(680円) 意外とスパイシーなんですね。



9時24分。
琵琶湖大橋を渡ってさざなみ街道(湖岸道路)をひたすら北上。琵琶湖大橋渡るって分かってる日は、胸ポケットに40円入れとくと慌てなくて済みますね。学習。
  
  
  
さざなみ街道を北上中



10時07分。
安土の西側辺りを通過。
何気なく走ってると道の脇に怖いものを発見。思わず、『おいおいおい』と停めて撮影しちゃいました。

安土の織田信長の館もいつかは行きたい



これが夜道を向こうから歩いてきたら泣き叫ぶレベルなんですがw



蛙も居ました。接写で。



10時52分。
彦根城の横を通過して道の駅・近江母の郷で休憩。

既に曲がるべき街は通り過ぎてました


地図をここまで全く見ずに勘で来たせいで、曲がるべきところを完全にスルーしちゃってました。
関ヶ原行くには米原辺りから東へ進むんですね。既に長浜目前の位置だしw


11時20分。
米原まで引き返して、R21で東へ。
岐阜県関ヶ原町へ突入しました。これがカブでの初岐阜県ですな。
  
岐阜県へ突入


街中へ入って最初の史跡は西の首塚。ここにたくさんの武士たちの首級が葬られたんですね。
  
東の首塚の方は関ヶ原駅のすぐ北側にあります



12時05分。
今日のメイン目的地の片翼である関ヶ原町歴史民俗資料館(310円)へ。
  
Tシャツ買うのが割りとメイン目的


中は撮影禁止なので撮ってませんがここは地味に良かったんですね。
資料とかがただ並べてあるだけじゃ、いまいち理解できないんですが大きなジオラマ兼ディスプレイ(?)で各武将の部隊の動きや刻一刻変化する戦況の変化を丁寧に説明してくれるのでもうもの凄くよく関ヶ原の戦いに関して理解できました。
あとは、本多忠勝石田三成徳川家康や・・・の飾り兜の複製が展示してあってそれが非常に面白かったです。で、2階には結構な数の有名武将のそれぞれの功績や人物像が。これまた、楽しめました。


最後に(これが一番の楽しみ?)、売店ブースでオリジナルグッズを。前の決着!歴史ミステリーでやってた武将の辞世の句入りTシャツ(w)が欲しかったんですね、ネタ的に。
で、自分に真田幸村(ブラック)石田三成(ホワイト)で、工場のT先輩にMサイズの真田幸村をもう1枚と。高い出費でしたが満足。
歴史民俗資料館・・・良い所でした。でも、やっぱりこの辺りの人には石田三成がヒーローだったんですね。そういう空気を展示からも感じました。


12時40分。
ここからは関ヶ原町内の史跡巡りをみっちりと。ちなみにここではレンタサイクルを貸し出してるようであちこちで赤い自転車のお客さんたちを見かけました。まぁ、けんちーはカブですが。

良い所です



まずは関ヶ原の中央(?)
  田んぼの真ん中にでっかいのぼりが立ってて遠くからでもよく見えます


13時01分。
決戦地より南にちょっと行ったところ。ここには島津義弘の陣営跡があります。

静かな神社の裏側に


  
島津義弘の陣営跡



島津義弘と言えば、関ヶ原の戦い最後の名エピソードがありますよね。
西軍陣営が自軍以外全て敗走した戦場でわずか180ほどの兵で持って関ヶ原を北西から南東へと数万の東軍軍勢の中を敵中突破したと。まさに、鬼島津!!きっと、
『敵中突破は戦の華よ!!』
と叫んでたんでしょうね。
で、島津陣営跡の後ろの光景が何とも日本の田舎の風景って感じで。関ヶ原町散策に最適なホント良い街です。

まさにサマーウォーズの情景ですなぁ。



13時14分。
続いて一番良く整備されていると思われる笹尾山の石田三成本陣跡。

  
笹尾山の石田三成陣営跡


モニュメントなんかも立っちゃって・・・登山は勘弁して下さい。


13時31分。
西軍の本陣を見た後は、もちろん東軍・総大将、徳川家康の最初陣営跡へ。


徳川家康・最初陣営跡


カブでR21を少し走って、関ヶ原町の東の端のほうにあります。徳川家康は戦況に応じて陣地を西進させて行ったので、最後陣営跡は関ヶ原駅の近く、東の首塚近くにありました。


13時42分。
今度は関ヶ原駅からR21を挟んで南へ行ったところにある戦国最強の武将・本多忠勝の陣営跡。ここはホントにこじんまりとしてて、民家の裏庭みたいなところにひっそりとありました。やはり、三成陣営の方が良く整備されてるような・・・。


戦国最強の魂をちょっと分けてもらおうとw



14時02分。
忠勝の陣営跡からさらに南下、高速を跨いで関ヶ原石材へ。別に名所・旧跡じゃないですよ。

関ヶ原石材敷地


ただ、 『どうでしょう』の試験に出る日本史大泉洋が寝起きでやおら関ヶ原石材!!』と目の前にあった看板を読み上げたので。


14時08分。
関ヶ原町の南端にある松尾山。ここは、関ヶ原の趨勢を決めた裏切りの小早川秀秋の陣営跡です。
頂上まで登れば、まさに関ヶ原全体が見渡せて小早川秀秋の迷いが感じ取れるらしいんですが、すいませんかなりの山登りなそうなんで麓までで。
  
松尾山の小早川秀秋陣営跡


ここは流石に関ヶ原町の中心地から離れすぎてるんで、登る人は少ないでしょう。


ここで陣営跡巡りは終了。小早川秀秋の裏切りを受けながらもその猛攻を3度までは押し返し、最後は自害した大谷吉継の墓とか関ヶ原町には死ぬほど多くの史跡があるんで、全部行きたい人は宿を取ってじっくり行っちゃってください。


14時30分。
ちょっと迷いつつ、今日のもう1つのメイン目的地である関ヶ原ウォーランド(700円)へ。
知ってる人も多いでしょう、珍スポットの中ではかな〜りメジャーな施設です。この前の決着!歴史ミステリーでもやってて館長さんが楽しそうに喋ってましたし。
びっくりしたのがその外観、テレビでもやってたし小奇麗にしてあるんかと思ったら何の何の素晴らしく味のある施設でしたw
  
前々から行きたかった関ヶ原ウォーランド



入ってまずは資料館(?)へ。そこでは一人のおっちゃんが関ヶ原の地図とホワイトボードを使って熱心な講義を行ってました。小早川秀秋に対しての徳川家康の根回しの詳細、秀秋の心中、そして哀れな末期や島津義弘の敵中突破のめっちゃ詳細な話・・・民俗資料館で基礎を学んだ身にさらに浸透する深い話。
あのおっちゃんは多分、前にテレビにも出てた館長さんでしょう。関ヶ原に根付いて仕事が出来るのが、楽しくて楽しくて仕方ないといった想いと熱意が感じられて素晴らしかったです。そして、面白かった!!

熱い想いのこもった館長さんの講義。着物には葵紋と大一大万大吉の両紋がw



ここからはウォーランドの中核たる味わい深い人形群を。

関ヶ原でもっとも勲功を上げたとされる可児才蔵



長年の友情から西軍で最後まで戦った大谷吉継



どちらに付くか悩む松尾山の小早川秀秋



秀秋に発破をかけるために遣わされた忠勝配下の鉄砲隊



石田三成の名参謀・島左近。ひでえ、館長さん、左近は嫌いですか?



敵中突破をかける鬼島津



義弘に追撃をかける徳川四天王井伊直政



最終幕、義弘の影武者となった忠臣の首を討ち取る家康の息子・松平忠吉



戦国最強・本多忠勝




東軍大将・徳川家康




西軍大将・石田三成



あまりにリアル


  
  
まさに合戦場



最後に草葉の陰から見守る武田信玄の亡霊。平和は素晴らしい。



無数にあって本当に合戦場のようです。気を抜くとホントに人形と客の区別が付かなくなるんですね。すごく独特な感覚が味わえました。



15時22分。
割りとフラフラになりつつウォーランドを後に。急いで帰路につきました。

さらば関ヶ原


16時20分。
米原彦根ともと来た道をひたすら南下。さざなみ街道を駆け抜けます。実は米原の辺りで既に太陽にやられてヘロヘロだったんでとってもきつかったです。

既にヘロヘロですw



18時29分。
さざなみ街道を南下し、琵琶湖西岸を南下し、山中峠を必死に乗り切って、ようやく京都市内へ。

下鴨神社



21時01分。
家の近く、上新庄にあるサイデリヤで晩飯。あー、ホントにきつかったです。

アラビアータWサイズ+フォッカチオ×2
  美味かったぁ、無事に命があることを噛み締める美味さでしたw


あまりにきつかったんで枚方マクドナルドで休憩を取らざるを得なかったくらいですし。


関ヶ原を完全に満喫できた旅行でした。ただ、真冬と真夏のツーリングは体力の限界を考えないといかんと反省もしましたw