けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』鑑賞。

お前たちは・・・何者だ!?何を求めて、此処へ来た!?




けんちー的満足度・☆☆☆☆★(3.7)


ということで、本日、男5人で観てきた『劇場版ガンダム00の感想をちょいと。
ちなみに、観てきたのはなんばパークスシネマ。先週からの公開なのでまだまだ、お客さんは多かったです。
席は満席だったな。

ダブルオークアンタ、出撃。


以下、ネタばれ注意!!









トーリー

イノベイドの力による支配で地球人類を導こうとしたリボンズ・アルマークソレスタルビーイング(CB)の死闘は、真のイノベイターとして覚醒を遂げ人間同士の相互理解への道を示した刹那・F・セイエイ勝利によって幕を閉じた。
情報操作によって悪行を隠蔽し続けていた独立治安維持部隊アロウズは解体され、世界は再編成された地球連邦軍の下で、ようやく真の平和へ向けて歩み始めたのだった。


それから2年後の西暦2314年。既に表舞台から姿を消して久しいCBは戦争の抑止力となるべく密かに活動を続けていたが、新たな戦争が起きようとしていた。その発端は、130年前に廃船となったはずの木星探査船が地球圏へ漂着したことである。確かにその船には、生体反応は無い…しかし、この漂着によって地球圏へ未曾有の危機が訪れることとなる。


再結集したガンダムマイスター達や地球連邦軍パイロット達は、地球圏の危機へ立ち向かう。(wikipediaより)


以下、散文でちょっとした感想をば。
・昔の木星探査船の破片が地上に落ちるまでの序盤は、TV版から2年経った現在での近況報告ですね。連邦のイノベイターデカルト・シャーマンがどれだけ強いのかというデモンストレーションもありました。

こいつは強敵になるぜぇ


この時点では、『こいつが敵に回るんだろうなぁ。』と客のほとんどが思ってたはずです。



・とりあえず、ガンダムシリーズ初の地球外生命体・エルスの能力を。
金属生命体で、脳量子波を強く放つ者を優先して攻撃し、機械であろうと人体であろうと触れたものに侵食して、金属結晶で取り込み、情報とエネルギーを全て自分たちのものと出来ると。
こりゃ、最強ですよね。GNミサイルでさえ、着弾した瞬間に取り込んで爆発もさせず、取り込んだらMSだろうが戦艦だろうが、すぐさまコピーして自分たちの戦力にしますもの。MSで接近戦をしようにも敵に機体の一部に触れられたら、パイロットまであっさり結晶化で食われると。
最初に木星に現れたエルスとの対話に向かった艦長が『こんなことが現実のはずがない・・・!!』と叫びながら、結晶にされていったのは凄いショックでした。正直、ガンダムにあるまじきグロさでした。



・で、艦隊がやられた後、例のデカルト・シャーマンがエルス相手に奮闘。でも、あっさり、でかいアーム状のエルスに包まれて取り込まれました。
それで、敵になって現れると思ってたら、全く現れずに映画が終わりました。なんて、こったいw 
  
不遇すぎる男



・先遣艦隊が全滅した後、ソレスタルビーイング(CB)が戦場に。刹那は、廉価版ダブルオーライザーで対話をしようとするんですが、失敗。

お前たちは・・・何者だ!?
   何を求めてここへ来た!?
     答えろーーーーーーーー!!    
by 刹那


脳に損傷受けてダウンし、ガンダムが全滅するかと思われたときに、ハムの率いるソル・ブレイブ隊が救援に来てギリギリ助かりました。



・この後、月とほぼ同サイズのエルスが出現したことで、カティ・マネキン准将が総司令になって地球連邦軍の全兵力にて、エルスを待ちうけ。
あっという間に、ほとんどの兵士が食われて、壊滅状態に陥りますが。
この辺は、雰囲気が完全にトップをねらえ!』の宇宙怪獣戦ですね。けんちーも、観てるときから思ってましたが、終わった後に周りの席からも同じ意見の声が飛んでましたもの。



・絶望の戦況の中で、人類を救うために戦い続ける兵士たち。BGMに石川智晶さんの歌が流れる中、精神体になった刹那がさ迷って、最後はロックオン(初代)の言葉で脳の損傷による昏睡から復活と。
ここは、けんちーは泣きました。


・あと、刹那がダブルオークアンタで出撃して、いろいろあって、敵の巣のど真ん中まで行った後、共鳴波を出して、刹那(と妖精さんになったティエリア)は滅びつつあるエルスたちの星へ。
地球は救われました。⇒EDと。
乱暴ですが、こんなもんですよ。ここまでは、なかなか良い映画だと思ってたんですが、ラストの呆気なさにビックリしました。サラッと終わったって言う印象がとにかく強すぎましたね。
もうちょい、マイスターやCB、他のメインキャラたちの戦闘終了後の話をカットだけでも良いから、触れとけば客は満足すると思うんですが・・・シャーマンちゃんが、敵で出なかったこととかも含めて、もうちょい尺伸ばして頑張ればよかったのに・・・と悔やまれます。




ここで、他のキャラたちについて、断片的に感想行きます。


ティエリア
イノベイドってのは、便利ですね。中盤で刹那を逃がすために自分が囮になって身を犠牲にするんですが、精神(データ?)は残ってるんで、最後とかは『せっちゃんと一緒が良いんだ!!』と駄々をこねてクアンタに積んでもらってましたしね。
可愛い電子妖精さんみたいになってましたw



フェルト

うーむ


なんか、こんなに刹那にラブラブでしたっけ?欲求不満なんじゃ無いかとか、そんな風に勘繰っちゃうくらいの感じになってました。昔は、このキャラ好きだったんですけどね〜。強引にメインヒロインの位置に持って行かされてるみたいな。



・サジ&ルイス・ハレヴィ
何だか、サジは活躍しませんでした。最初にルイスを守って、リボンズ(風)に椅子を投げつけたくらいですか。最後の総力決戦で、機械工として軌道エレベーターの補修か何かしてたのも非常に地味だったし。
ルイスも最初にエルスに狙われたぐらいでしたが、ま、CV.の斉藤千和さん藍華役の時から好きなので、出演場面そこそこあってOKですよ♪

このシーンは『リア充、爆発しろ!』と思ったけどw



ミーナ・カーマイン
聞き覚えが無いと思いますが、いきなり登場して、お色気を振りまきつつ、ビリーの童貞を奪おうと頑張ってました。よく分かりませんが、雰囲気が近いことから、ネーナ・トリニティ同素体か何かでしょうか?
このキャラの必要性は・・・?CV.でくぎみーを使いたかったってことで良いですかね。



・セルゲイの息子(名前忘れた)。
よく、頑張ってましたよ。ひねくれた性格は直ったようで。最後は、トランザムを全開にして、地球に進行しようとしたエルスの中型を自分の命と引き換えに防いでました。ラストで、父ちゃん・母ちゃんの幻が。



コーラ・サワー
最後の戦いの中で、結晶に機体を食われていく中、妻であるマネキン准将にラストコールを繋いでました。

まさか・・・!?


ここに来て、ギャグキャラ要員・不死身の男がまさかの死亡か!?と客たちをも思わせましたが、復活した刹那に最初に救われて、パイロットスーツのまま終戦まで宇宙を漂ってました。
個人的な希望として、カティ・マネキン(CV.バーロー)と折角結婚したんだから、デレデレなマネキンの描写も欲しかったですなーw
お休みのキスは通信が入って寸前で駄目になっちゃいましたしw



グラハム・エーカー
ブレイブという強化型フラッグで、大活躍してました。ハムが居なけりゃ、最初のエルスとの戦闘でCBは全滅してましたし。
今までガンダムに執着してたのが大人になって、刹那に大きく敬意を払ってました。



『未来への水先案内人は、
  このグラハム・エーカーが引き受ける!!
   これは死では無い!!人類の未来を・・・!! 
by ハム


ってことで、最後は刹那を巨大なエルスの中枢へ向かわせるために、自分の機体をオーバーロードさせて、敵の外壁に大穴開けて自爆しました。KVTankさんも、ずっと拘ってましたが、ここは別にハムを死なせる必要は無かった気がします。格好良かったけど。



・最後にマリナ・イスマイール
ED後に50年後くらいのマリナ婆ちゃんの元に、エルスとの共生(?)を果たしたメタルせっちゃんがやって来るんですが・・・00でマリナは結局、メインヒロインだったんですかね?
00ってメインヒロインが特定できないなーと最後になって思いました。





ってことで、これにて感想は終了。終盤までは、本当にもう一回観に行くか、下手したらDVD買っても良いなってくらいに思ってたんですが、ラストのあまりの呆気なさが何だかなーって感じです。
それでも、十分に映画は楽しめました。終わり!