けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』鑑賞。(ネタバレあり)

彼は歌を聴かせたいだけよ。
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けんちー的満足度・☆☆☆★★(3.4)




18時22分。
今日も疲れました。


ということで、会社帰りに大淀の得正で晩飯を食った後、スカイビルのシネ・リーブル梅田にきてます。毎週水曜日は、サービスデーでシネ・リーブルは1000円なので。
観るのは、『マクロスFB7』。ビックリするほど宣伝してませんし、しょっぱい内容な気がしてます。



20時42分。
マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』を鑑賞して帰って来ました。


山よ、銀河よ、俺の歌を聞け―――――!!


ま、ざっくり感想書きましょうか。大したもんかどうかは分かりませんが、ネタバレするので、見に行こうと思ってる方は、以下見ないでください。








・とりあえず、映画全編を一言で表すと。ニコ生でテレビのジブリ放送とかがあったらやるみたいな感じで、『オズマたちと一緒にマクロス7(テレビアニメ版)を観よう。』ですかね。それで、間違いないかと。


・物語の発端は、オズマとボビーの夜のドライブ中。ボビーがファイヤーボンバーもただの伝説よね。最近は、懐メロでもかからないし。』みたいな話をしてる時、でかい怪鳥が車に突っ込んでくると。そして、その飛び去った後には、一本のVHSテープ

この面構えでオチの見える人もいるかも知れませんが



・アンティークショップでビデオデッキを見付けてきたオズマたちは、テープを再生。そこには、ファイヤーボンバーのライブ中に鳴り響く警報。そして、ライブを放りだし、ファイヤーバルキリーの前で覚悟を決めるバサラが映って『To be continued』
その後は、また鳥が襲来したり、ビデオを早送りしたら続きが映ったり、仲間たちのもとに鳥がテープを置いて行ったりで、どんどん視聴者が増えつつ、マクロス7の総集編を見進めて行くと。

お届け物



・言っておくと、けんちーは、スパロボシリーズで何作もマクロス7追体験はしてるんで、ストーリーの流れは大概知ってるんですよ。そして、もちろん、ファイヤーボンバーは大好きと。ただ、実はアニメ自体は断片的にしか見たことが無い・・・そういう人であります。そして、この映画、まさにけんちー的には100%ありがたい映画だった訳でありますよ。マクロス7全体を元の映像できっちり見られたことですし。
ただね、そんな限られた条件の視聴者はそんなに居ないと思われるわけで。たとえば、マクロス7大好きで、DVDボックスとかも買ったぜって人には、大半が今さらな映像。んで、逆にマクロスFしか知らないルーキーな婦女子とかが急にマクロス7の総集編を見せられても・・・と思うわけですな。
上でも言いましたが、けんちーはストーリーを大概知ってるから、スピリチアを吸収されて廃人になってた金竜隊長が復活して、アーマードバルキリーを駆り、敵の船で自爆するシーンとかを実際の映像で観られて、感慨を受けたりしたわけですが、何も知らないライトオタクな人たちがそんなシーンを急に見せられても、『何なの?禿げた裸のおっさんが急に飛び起きて、自爆したけど。』みたいなポカーン状態になっちゃうだろうなと。



・途中で、場がバサラの行動を理解できないみたいな雰囲気になった時、シェリルだけがポツリと『彼は歌を聴かせたいだけ・・・ただそれだけよ。』とつぶやくんですが、それでちょっと第二次スパロボZを思い出しましたね。
実は、マクロスFファイヤーボンバーの共演ということでは、既に第二次スパロボZで実現してるんですけど、最初は、バサラもシェリルもあの通りの超自己中な性格なんで強烈に反発し合うんですよ。でも、その思いの強さのベクトルは同じ。ランカが対バジュラ戦の道具にされて歌えなくなった時も、シェリルが病に倒れた時も何も言わず二人に代わってバサラは歌いましたからね。そんなひと幕を、シェリルのこの一言が思い起こさせたと。

同じ歌い手として



・終盤、シビルを復活させるために全てのスピリチアを与えたバサラの心臓は停止。そこで、ラス2のビデオは終わるんですが、それで熱気バサラは死んだんだ。』とみんなを捌けさせて去ろうとしたオズマの元に、また怪鳥が飛来。
『最終美!!』と叫んで、最後のテープを置いていきます。
ということで、この独特過ぎる語尾から分かる通り、この宅配便の怪鳥の正体はマクロス7のラストでゲペルニッチやシビルと共に去っていったガビルでした。最後には、宇宙空間できっちり元の人型の形態に戻って去っていきましたよ。

お前かよ


何だったんだw あれですかね?このマクロス7のVHSはコツコツとプロトデビルンたちが編集したんですかねw 意味は分からん。



・ラストは、最後まで観終った後、シェリルがオズマに囁くように質問。
『で、どの曲が一番だったの?』・・・と。


オズマは何も答えずに、部屋を出て、青空の下で激しく一言。
『突撃ラブハート!!』



もう後は、勢い全開のライブ。

フィナーレ


映像に映ったバサラたちをバックにシェリルとランカのド派手なステージ。そして、劇場版後編であるサヨナラノツバサのアルカトラズライブで魅せたファイヤーボンバーコスでのミシェルやクランを従えて、そのまま激しくEDへ。
ボーカルはもちろん、シェリル、ランカ、バサラのトリプルボーカルで曲名は『娘々FIRE!!突撃プラネットエクスプロージョン』。その名前の通り、突撃ラブハートとプラネットダンス、DYNAMITE EXPLOSIONの複合曲であります。
そして、そこからの・・・FIRE BONBER新曲『ヴァージンストーリー』と。もうズルいですね。マクロスは歌が強いですよ。思わずこのEDだけで、☆をひとつ増やしたくなっちゃいますから。



・ということで、けんちーの満足度は☆☆☆★★(3.4)で。主題歌を入れちゃうともうちょっと上がるんですが、上で書いた世間一般の人の反応を考えると自重でこの数字に。個人的には凄く満足しました。やはり、熱気バサラは最高でした。(終わり)