未成年の主張と大学生の主張。
ということで、昨日買ってきた『もやしもん』最新12巻の感想をちょっとだけ。
細かくは書きませんが、11巻のミス農大落としで樹教授が推してきた、西野円って女子高生が物語の中心ですね。
沢木の能力のことを知ったら、いきなり、結婚しようと。いやぁ、こういうキャラはもやしもんでは初めてですね。ビッチかと思いましたよ。
ま、理由は、自分の家がやってる桶売りの酒蔵が傾いてることに関して、それを解決し、自分の酒蔵の娘と言うレールから外れたいと考えた上での『菌が見える能力』の利用だったんですが。
〈ダーリン確定。円の家にも泊まるし、自分の部屋にも泊めます。〉
端的に言うと、沢木、あんだけ誘われたら、やっちゃっても良かったのにw オリゼーたちもコンドームをプレゼントしてくれてましたしw
まぁ、この未成年の女子高生キャラが暴れまわるわけで。沢木たち大学生よりもさらに若い子供からの言い分ですからね。遥さんのことを『おばさん』発言して、美里やムトーにぼこられますしね。結局、遥さんまで含めた樹ゼミの面々もみんなガキなわけで。殴り合いの、ゼミ分裂状態になりかけましたしね。いつもは、相談役の亜矢さんまでこの円にはいろいろかき回されて。
〈戦争状態〉
最後には、いろいろ、納まるところに納まり、樹ゼミ全員が『大人になるとはどういうことか』を真剣に考え、それでも答えは出ず、一先ず、来年から入学予定の円を樹ゼミに歓迎してみんなで考えて行こうと・・・そう落ち着きました。
で、巻末でメキシコから帰って来た、川浜もやっと合流と。今回、川浜が美里の相棒として居なかったせいで、みんな円の『未成年の主張』に振り回されっ放しでガタガタになっちゃったんですもんね。川浜は帰国子女であるとかそういうこともあって、しっかりしてますよ。
〈後輩枠〉
しかし、途中であの三上教授(ロボ)にぼこられてた先生が、『30や40になっても上からは子ども扱いだ』ってことをチラッと言うんですが、もうちょいで20代とサヨナラしてしまう社会人のけんちーも同意見ですね。子供のころは、成人したら大人だ、社会人になったら大人だとか思ってましたが、今のけんちーも見ての通り内面なんて子供ですしね。
〈おっさんに逃げ場なし〉
会社(塗料製造業)の先輩たちを見てても、雇用延長に入ってるお爺ちゃんたちや管理職の社長や専務クラスの人を見ても、そんなに『大人』は居ませんよ。 けんちーの社会人になってからの生き方の指針が『自分の人生、出来るだけ自分のしたいことを中心にやっていく。』ですからね。
結局、人間なんてのは、死ぬまで『大人』になんてならない・・・そんなことまで考えた巻でした。
ちなみに、12巻限定版の付録は『もやしもん発酵食品+α 全さくいん』本。オールカラーで、今までに出てきた発酵食品たちの簡単な紹介とその食品が何巻の何ページに出てきたとか全て載ってます。良いなぁ♪
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/05
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