けんちーのアニメ中心生活ブログ改

個人的ゴジラ最高峰!?『シン・ゴジラ』鑑賞。〈ネタバレ感想あり〉

ニッポン対ゴジラ




けんちー的満足度・☆☆☆☆☆(4.7)




6時07分。
おはようございます。
朝からリオデジャネイロオリンピックのブラジル×南アフリカのサッカーの試合を観てました。
後半10人になった南アフリカ相手にまさかのブラジルが引き分け。超ブーイングでしたね。


昨日は、ヘロヘロの2時間40分残業。(今月度累計11時間50分)
しかも、全社でその時間まで残ってたのはけんちーと先輩の二人だけだったんですが、『今週きつかったなぁ〜。』とか二人で話してて帰ろうと思ったら、猛烈なゲリラ雷雨が続いて・・・天気の神さまは鬼かと思いました。
ま、けんちーは、休みの旅行行く時の天気運にはかなりの自信があるんですけど、仕事の時の天気運は悪いのでね。前にもこんなことあったなぁ。




8時09分。
リオオリンピックの開会式も始まりましたが、今日はそれよりオバマ大統領が広島を訪れてから初めての広島原爆投下の日ですな。安倍総理大臣が今、参礼しました。


そんな中ではあるんですが、ちょっと『シン・ゴジラ』観てきます。最近、3週連続でムービックス尼崎行ってるなぁ。




9時00分〜11時間10分。
ムービックス尼崎で、庵野秀明総監督作品『シン・ゴジラを鑑賞。


現実対虚構


いやぁ、エヴァンゲリヲン新劇場版もQはイマイチ過ぎたし、庵野秀明監督が作ったなんちゃってゴジラでしょ?』と期待せずに観に行ったんですが・・・メチャクチャ面白かったですね。ビックリしました。
おそらく、もう1回映画館に観に行くと思います。


ということで、以下、ネタバレをしたくてたまらないので、観に行こうと思っている人は絶対に絶対に見ないでください!!ネタバレ警告で!







・前半は東京湾アクアラインをぶち抜いて現れた謎の生物(魚類)が川をさかのぼり、後ろ足が生え、這いずるように蒲田へ上陸、それが直立し東京を蹂躙するのを現代日本のシステムしか持たない政府が右往左往しながら後手後手で対処する感じ。結局、最初の上陸では自衛隊のヘリで攻撃する許可を首相が出すところまで行きましたが、作戦エリアに逃げ遅れた老人が居たんで何も出来ず。謎の生物は自ら這いずる第2形態に退化して海へ。




・しばらくの後、鎌倉へ再上陸した謎の生物は以前の最終第3形態より倍ほどの大きさにまでなって侵攻。再び東京を蹂躙されることを防ぐため、政府は自衛隊の武器制限を一切排し、多摩川を最終防衛ラインに据えた戦闘を開始。
 武器が現代に存在するリアルな兵器でね、エヴァの表現的にイチイチ兵器名とかが表示されるんですが、それが良いんですよね。まさに、圧倒的な虚構(ゴジラ)に対する現実(ニッポン)の無力さを痛感するというか。

リアル


 
 ちなみに、ここの現地の総指揮はピエール瀧さん。自衛隊服のピエール瀧さんとか完全にサイレン2の三沢さんですけどねw

やるじゃない




自衛隊の総力作戦を一蹴して東京のど真ん中で暴れる謎の生物に対し、アメリカ軍は速やかにB2爆撃機による攻撃を開始。都民はせめて地下に逃がしたうえでね。
 通常弾では表面皮膚すら破れない謎の生物も地中貫通弾で流石にダメージ。政府が喜んだのも束の間、謎の生物は放射能レーザーを口から射出。さらには、背びれと尻尾からも拡散放射能レーザーを射出。しかも、対空自動射撃で高高度のB-2爆撃機も全て瞬殺と。


いやぁ、まさにエヴァ的表現のプロトンビームですな。そして、絶対的対空拡散自動迎撃システム。しかも、放射能レーザーの副産物的な火炎攻撃でさえ、地面からマグマの洪水のように何ブロックにも渡って広がっていくと。あれじゃあ、地上にいた一般人はもちろん地下に逃げ込んでても地獄でしょ。あんまり、グロイ死亡表現は無いんですが。


謎の生物の数分間の攻撃で東京中心部は無茶苦茶広範囲にわたって壊滅状態。立川に本部を移そうとヘリでの移動中だった内閣総理大臣を始めとするメインメンバーは放射能レーザーで全員死亡。生物対策に作戦を進めていた超優秀な政府アウトロー集団もその3分の1ほど亡くして・・・日本の政府は機能をほぼ停止と。




放射能を吐き尽したゴジラ(米国命名)は、活動を停止。15日間(予測)の休眠状態に移行。このゴジラは地球上の最強生物であり、単体での無性生殖と超速進化により小型化や飛行型化までして、水と空気の摂取だけで不死性まで持つと世界は判断。放っておけば、休眠解除直後に人類は滅ぶと考えた国連は、作戦後の全世界的日本支援を条件に首都・東京への大陸間弾道弾による核攻撃を決定します。




・2週間後、核攻撃がいつ開始されてもおかしくない状態で日本のゴジラ対策チームはずっと進めて来たゴジラの血液凍結による最終攻撃作戦を開始。唯一ゴジラの誕生を予期していた異端の博士(死亡)の遺した暗号を世界中のスパコン並列で解析し、日本中の民間化学プラントを総動員で特殊薬剤を生成して。


最終作戦名はヤシオリ作戦
まず、ゴジラに対し、地上からの無人爆弾を突撃させて足止め、消耗品として超大量の無人航空戦力を自衛隊・米軍から投入して、ゴジラ体内の放射能量を吐き尽させる。→遠距離攻撃を奪って沈静化させた状態で周囲のビルを爆破してゴジラを横倒し状態に。→倒れたゴジラに日本中から集めた巨大はしご車と凍結薬剤の詰まったタンクローリーで直接ゴジラの体内に薬剤投入と。




・結局作戦は一段階目の薬剤注入中にまだ残っていた放射能レーザーによってはしご車は破壊し尽くされ、2回目の東京駅周辺での作戦で完結するんですが・・・このヤシマ作戦ヤシオリ作戦も面白かったですね。


まずね、最初の地上からの無人爆弾による攻撃。なんとN700系の新幹線ですよ。そして、2回目の東京駅での攻撃は、山手線を中心とした在来線車両に爆弾満載しての攻撃
新幹線とかって日本の技術力の体現みたいなイメージあるじゃないですか?それに、大量の爆弾を積んでゴジラに突撃させるって・・・庵野監督の才能はやっぱり凄いなとこの辺で何か感動しちゃいました。ゴジラでこういう泣き方したのは初めてです。
そして、そこから最終段階はタンクローリーよりのアナログな薬液注入。最初の攻撃は無人ですが最後は完全に人力ですもの。けんちーが働いてる塗料工場でも毎日樹脂とかを各会社の人たちがタンクローリーからパイプ繋いで屋内タンクに移す作業をしてますが、そんな日常と同じ作業で神の如き力を持つに至ったシン・ゴジラを完全凍結させちゃうわけですよ。この演出も凄いです。スーパー兵器とかじゃないものw




・完全凍結したゴジラ。しかし、もしそのゴジラが活動再開したその時には、すぐさま核攻撃のカウントダウンが再開し、全く避難が出来ていなくても、1時間後に発射されるとそういう極限状態で映画は終わります。




・いやぁ、面白かったですなぁ。映画中で使われるBGMは歴代ゴジラで使われてきた名曲ばかり、そして、日本政府の超優秀なアウトローチームの作戦行動中のBGMはなんと基本的にエヴァの楽曲です。まさにネルフ

中盤は完全にエヴァが必要なレベルでしたが



 そして、この映画、いくらお金使ってるのかな。役者も超豪華だし在日米軍基地や自衛隊の協力も実在企業の協力もスタッフロールで見るに半端ないし・・・。
 庵野秀明監督といえば、もちろん、エヴァンゲリヲンなんですが、破は良かったけどQはイマイチ過ぎましたしね、もうあんまり期待してなかったんですが、これだけ面白い映画を作れるとは・・・もうエヴァ新劇場版作らなくて良いんじゃないですかw 


 ま、もう1回は必ず観に行きます。


ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])