けんちー的満足度・☆☆☆☆★(3.9)
けんちー的恐怖度・☆☆☆★★(2.6)
17時40分。
一週間お疲れ様です。
今日は30分ほど残業したんですが・・・この後、30分後に尼崎で映画のチケット取ってるんで急がねば。(今月度累計50分)
22時10分。
ということで、ムービックス尼崎にて18時20分からの『新感染 ファイナルエクスプレス』(吹き替え)を鑑賞して帰ってきました。
〈乗り遅れるな!〉
新幹線を舞台にしたゾンビ映画ということで・・・今日知ったんですが、韓国映画なんですよね。韓国で初めて作られたゾンビ映画。
原題は『Train to Busan』(釜山行き)。シンプルで良いタイトルなんで、新幹線とかけたダジャレ邦題がダサめですが、だからと言って『釜山行き』にしちゃうと明らかに韓国映画だと分かっちゃって、入り口が狭くなりますし、まぁ妥協。
〈シンプル〉
ちょっとだけ感想行きます。なかなかに面白い映画だったので、以下、ネタバレ警告。
・まず、証券ファンドのやり手エリートである主人公のCV.を中村悠一さんが演じてました。それだけで、主人公格の若手のおっさんに主人公の安心感が宿りますよね。他にも、一番頼りになる屈強なおじさんをジャックバウアーとかの小山力也さんが務めてたり、坂本真綾さんとか喜多村英梨さんとか安定なメンバーが声を当ててくれてるので、声に不安なし。
・韓国内のあちこちで発生するゾンビ現象。主人公たちが乗った韓国の新幹線・KTXにも一人の感染者が乗っちゃったことから、大パニックが始まるんですが・・・。
〈ちょっとセクシーな発生源〉
狭く縦に長い電車という空間をものすごく生かせた作品ですね。車両と連結部とトイレ、左右の網棚など、その辺を生存者たちも上手く生かして、生き延びようと、また、親愛なる人たちを救おうと立ち回ります。
・主人公も可愛い娘の父親として、最初は冷酷な状態から人々と助け合う中で成長していくんですが、やっぱり一番格好良かったのは、身重の奥さんと共に乗り込んでたいかついおっさん。
数人の感染者なら力で押し返し、プロレスラー並みのアクションで主人公や生き残りの野球部員高校生と共に、人々を救います。
〈エース3人〉
・舞台が電車内から屋外、そして、釜山方面へと進んでいく中で、それぞれが大切な人を・・・あるいは、見知らぬ人たちを命がけで守って死んでいくんですが、屈強なおっちゃん以外でも、役立たずっぽかったドジっ子枠(大事な場面で空き缶踏んで音立てたり)のホームレスですら終盤、主人公の娘と妊婦さんを逃がすために自分の身体でゾンビたちを食い止めますからね。
KTXの運転手さん(CV.カミーユ役の飛田展男さん)もKTXが進行不能になった時、ほんの少し残った乗客を何としても釜山まで逃がすため、単身車外に飛び出して、無事な車両引っ張ってきますし。
格好良かった。
・ということで、最後も救いはあったし、韓国産ゾンビ映画、とてもいい出来でした。
最近のゾンビ映画では一番良かったなぁ。『アイアムアヒーロー』より救いがあって良かった。でね、ゾンビとしてしっかりした怖さはありつつも、血管浮き出て、目が濁り薄青くなるだけなんで、あまりグロさはないんですよね。けんちーみたいに、グロ耐性ない人でも安心して見られるってのがポイント高いかも。