『リアル鬼ごっこ開始します。』
原作は2ページほど読んだら気分が悪くなるような文章力0の作品ですが、KOTOKOが主題歌歌ってるし実は見る気満々で行ってきました。
以下ネタばれあり。
〈逃げる〉
時代は現代。巷ではこの数日間佐藤性の人ばかりが謎の死を遂げているというニュースでもちきりになっています。
飲んだくれの父親と生まれたときから反応を示さない病気の妹を家族にもつ高校生の少年・佐藤翼は昔親友だった佐藤洋率いるチンピラ集団に追いかけられています。この時は捕まらずに逃げおおせたのですが翌日真昼の公園で取り囲まれ捕まって殴られかけます。
まさに拳が振り下ろされた瞬間、翼は誰もいない公園に立っていました。不思議に思いながら街を歩いている翼の後ろから必死に追いかけてくる洋。また捕まえられると逃げかけた翼の見たものは、洋の後ろから黒いスーツに黒いマスク、赤い眼を光らせながら迫り来る怪人の姿でした。何故か翼のことを知らず、様子も普通の高校生っぽくなっている洋にとにかく逃げるように言われ走り出す2人。
〈2人で逃げる〉
途中、同じように逃げていた女性がその怪人に捕まり抵抗した挙句、ワイヤーで胴体を真っ二つにされてしまう。翼も捕まりそうになったその瞬間、スピーカーからサイレンが鳴り響き怪人は去っていった。そして、流れるアナウンス。
『リアル鬼ごっこ、5日目を終了します。』
果たして、謎の怪人は何者なのか。何故追いかけられているのか。この世界は一体何なのか。何故、翼にこんなことが起こったのか。あとは、自分で見てください。
以下感想、さらにネタばれ。
〈妹に迫る危機〉
アサちゃん直後でも今回は大丈夫だろうと思ってたんですが、冒頭から落雷直撃でグチョグチョになった『佐藤さん』、鉄骨に潰される『佐藤さん』、笑顔で電車に飛び込む『佐藤さん』となかなか満腹にはきついスタートでした。鬼の最初の犠牲者の女の子も胴体真っ二つだったりしたし。
舞台はほぼ現代になっていて、原作の西暦3000年ていうただの思い付きみたいな設定からは変更されてました。リアル鬼ごっこが行われている世界は翼が元いた世界のパラレルワールドっていう設定で片方の世界の人物が死ぬともう片方の世界の分身も死ぬっていう感じです。翼の母親にはパラレルワールドを越える能力が備わっていてその母親が片方の世界だけで翼を生んだために、翼は世界で唯一分身の存在しない『仮面ライダー電王』でいう特異点のような存在になってます。ま、その辺がリアル鬼ごっこやそれを命じた王と深く関わってきます。
原作では1日目から順に最終日の7日目まで進んでいくんですが、映画では時間の関係で5日目の途中からショートカットです。原作は日にちが進んでいくうちに新兵器や新ルールが追加されていくんですが、映画ではそんなこともなく妹や親父さん・洋といった人間ドラマを中心においています。
ちょっと、原作のラストを忘れたんですが王の正体もオチも真の目的も映画版では変えられているのでその辺は安心してください。王の正体とか中学生以上であれば話の中盤で分かると思いますが。
それにしても、あのオチはどうかと思います。どうせ2作目が出るはずも無いんだからハッピーエンドで軽くまとめれば良いのに。
〈今度はレジスタンスかよ。 by 翼〉
ヒント:『パラレルワールドは無限に存在するわ。』
主題歌の『リアル鬼ごっこ』は良かったです。もう全ての映画の主題歌アニソン歌手で良いんじゃないんでしょうかw だって、映画見終わったあとにエロゲーの主題歌をメインで歌ってるKOTOKOが来るんですよ。最高でした♪
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