行き先、無制限。
昨日見たAVP2のDVDの中にこれの宣伝が入ってたのとただ券が手元にあったのとで見てきました。
以下ネタばれ注意。
最初の30分ほどは、学生のころにジャンプ(テレポート)の能力を得てからの生活を主人公のデヴィッド・ライスが独白する形で進んでいきます。自分の過去を捨て去り、金は各地の銀行へのジャンプで盗み放題、ニューヨークやエジプト、南国などひょいひょい飛びながら調子に乗りまくるデヴィッドの様子が流れます。
〈夜の時計塔で今夜のお相手を探すデヴィッド〉
〈スフィンクスの頭上で〉
CMとかで流れてたスフィンクスの頭の上でティータイムを楽しんでたのはこのシーンです。
そんなある日、やりたい放題の生活を送るデヴィッドの隠れ家に白髪の黒人の男・ローランドが現れ攻撃を仕掛けてきます。強力な電撃を流す伸縮自在の兵器で脳を揺さぶられジャンプの能力を封じられたデヴィッド。捕まりそうになりながらもなんとか逃げおおせたデヴィッドは、幼なじみで何もいわずに別れてきたミリーに会いに行き盗んだ金でローマの休日としゃれこみます。
〈閉館後のコロッセオにて〉
閉館後のコロッセオで謎のジャンパー・ジェイミーと出会い、またこの世界には中世からジャンパーの抹殺を生業とするパラディンという連中がいることを明かされます。
〈2人のジャンパー〉
これ以降は、ジェイミーと協力したり喧嘩したりミリーが人質にされたりしながら戦闘の連続。最後はやたらと強かったローランドを転移装置を奪った上でグランドキャニオン(?)の崖の中腹に置き去りにし、ミリーとあてのない旅へと旅立って終わりました。
んー、この『ジャンパー』。世界のいろいろな場所へ痛快に飛び回る映像がとても綺麗でこんな能力があったらいいなと思わせる映画でした。ローマのコロッセオにも行ってみたくなったし。
ジャンプの能力を駆使しての戦闘も短いジャンプを使っての格好良い戦法、戦闘中ロンドンにジャンプしその場を走ってた二階建てバスをジャンプさせて敵を攻撃したりするダイナミックな戦法といろいろあって普通に魅了されました。『ジョジョの奇妙な冒険』第3部でDIOがロードローラーをザ・ワールドで落とすシーンがありましたがあんな感じでしたね。
そして、ジャンパーでもないくせにジャンパー2人相手に余裕で戦うローランド。このおっちゃん、メッチャ冷酷に他のジャンパーとか殺したり怖いやつだけど、最後にデヴィッドに局地に送られもう死ぬしかないだろうなぁって状況で置き去りにされた後の可笑しそうな笑顔が逆に凄く印象に残りました。サミュエル・L・ジャクソンっていう俳優さんなんですが見覚えがあるなぁ。
〈強敵・ローランド〉
総合的に見て、けんちーは意外と満足しました。ジャンプの能力の如くシーンが飛びまくりテンポの良い感じでちょっと物足りないとはいえ昨日のAVP2よりは面白かったですね。
- 作者: スティーヴン・グールド,公手成幸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/02/08
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