けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

この世界を僕が守る!!



先月、上映時間が合わなくてDVDで見ようと諦めてたんですが、ギリギリでまだやってたのでスカイビルのシネリーブルへ突入しました。
以下、ネタばれ注意ってことで。














トーリー
TV番組のヒーローウルトラマンに憧れる少年ダイゴは幼馴染のアスカ、我夢と共に公園で遊んでいる最中に赤い靴を履いた不思議な少女と出逢い、4人は夕焼けの空に輝く一番星に願い事を託した。ダイゴは宇宙船の船長になること、アスカはプロ野球選手になること、我夢は科学者になってダイゴの乗る宇宙船を造ること。そして少女が願い事を言い終えた後にダイゴはその少女とある約束を交わす。
3人はウルトラマンへの憧れの気持ちを忘れることなく夢を実現させるため前進するはずだったが、大人になった彼らを待っていたのはごく普通の平凡な日常。ダイゴは横浜市役所観光課の職員、アスカは横浜スタジアムのボールボーイ、我夢は横浜マリタイムミュージアム学芸員としてありふれた生活をおくっていた。 そんなある日、ダイゴは怪獣と戦うウルトラ兄弟の夢を見る。しかもそのウルトラ兄弟に変身しているのはダイゴと親交のあるハヤタ、ダン、郷、北斗だった。妙にリアルに感じられたその夢をただの夢だとは思えなかったダイゴは現在も親友であるアスカと我夢にその事を話したが全く信用してもらえず、結局ただの夢だと自分を納得させ普段の生活に戻ることになる。

市役所の観光課に勤めるダイゴ


しかしある日、仕事をしていたダイゴは自分たちの住む世界とは似て非なる別の世界に迷う込んでしまう。その世界でダイゴは怪獣ゲスラと交戦するウルトラマンメビウスを目撃、とっさに昔TVで観たゲスラの記憶を基にメビウスに助言を与える。

その怪獣の弱点は背びれだ!! by ダイゴ


メビウスゲスラを倒すのを見届け、変身を解除したミライに礼を言われたダイゴは元の世界に戻るが、同時にミライもダイゴの世界に紛れ込んでしまう。ミライはこの世界を侵略者から救うためには7人の勇者を目覚めさせなければならないとダイゴに語る。ダイゴはハヤタたちがその勇者なのではないかと考えたものの、彼らはミライに「兄さん」と呼ばれても戸惑うだけだった。

ミライに協力するダイゴ


ダイゴは自分たちの世界では怪獣は空想の産物だとミライに説明するが、その直後に怪獣パンドンが出現し街を破壊し始める。「この世界には本物の怪獣はいないはずだ」と困惑するダイゴを「何者かが呼び寄せたんだ」と諭し、メビウスに変身し戦いを挑むミライ。

メビウスVSパンドン


何とかパンドンを倒しダイゴに勝利のサインをするメビウスはだったが、それはヒッポリト星人の仕掛けた罠だった!カプセルに閉じ込められたメビウスはそのままヒッポリトタールでブロンズ像にされてしまう。
更にヒッポリト星人は怪獣シルバゴンとゴルドラスを呼び寄せウルトラマンのいなくなった世界を襲撃。成す術を無くし落ち込むダイゴ、そんなダイゴの前にかつて少年のときに出逢った赤い靴の少女が再び姿を現した……。


ちょっと感想を。
・今回の映画、相当素晴らしかったですなぁ。恥ずかしながらウルトラマンで感動して何回か涙を流しちゃいました。
 良い映画になった一番の要因はウルトラマンティガのダイゴ(長野博)をメインに持ってきたことですね。

ティガ・ダイナ・ガイア


 メビウスをメインに持ってくると新しい視聴者(子供)にしか追いていけない話になってしまう。だから、メビウスのミライだけはウルトラマンの存在する世界(初代ウルトラマンから続くウルトラマン正史)からやって来た訪問者という形での出演で大正解。

平成ウルトラマンメビウスの中身


 ダイナのアスカやガイアの我夢はメインに据えるにはちょっと中途半端。だから、ダイゴと同じ立場で親友同士、元ウルトラマンのファンで自分たちがダイナ・ガイアを生み出したという形は大正解。

羞恥心と馬鹿キャラでブレイク中のアスカ


 初代マンのハヤタたちは、ダイゴたち3人を優しく見守り、新世代のウルトラマンたちのピンチと人々の応援に平行世界での潜在意識を呼び起こされこれ以上無い心強い援軍としての登場で大正解。

人々の応援で潜在意識を呼び起こされるかつてのヒーローたち



そして、マン・ジャック・セブン・エース


言っちゃえば、この配役以外は有りえなかったってことですか。


・ストーリー終盤。
 勢ぞろいしたウルトラ兄弟の攻撃で巨大なラスボス・スーパーヒッポリト星人を倒した後に、黒幕である闇の意志の映像みたいなのが現れて『我々が滅びることは決して無い。全ての平行世界でウルトラマンの存在を消し、救いの無い絶望を与えてやろう。』みたいな演説を人類に向けて言い放ち、それまでウルトラマンを応援し続けた人々の灯が消えそうになるシーンがありました。
 このシーンを見たときに、けんちーは『おいおい、この終わり間際でこんなこと言われたら映画の収拾が付けられないぞ。』と無駄に焦ったりしたんですが、ダイゴ(ティガ)の放った一言


『どんな絶望の中でも、人の心から光が消え去ることはない!!』


で暗雲を一気に取り払いました。はっきり言って、このシーンは(ウルトラマンファンっていうかティガ世代なら)感動します。泣きましたもんw
このダイゴの言葉で覚醒し全身を光に包んだウルトラ8兄弟の最終合体攻撃により闇の意志は打ち払われました。


長い一夜が明けて




んー、素晴らしかった。おそらく、過去未来に渡って今作以上のウルトラマン映画は登場しないでしょう。強いて言うなら後日談の発見されたM78星雲への出発!・・・みたいなのは蛇足な感じがしましたが。


ま、それはともかく、旧時代のウルトラマン、平成ウルトラマン(特にティガ)、メビウス(ちょっと影薄く感じたけど)にちょっとでも思い入れのある人なら半年後くらいにTSUTAYAでレンタルすることをオススメします。後悔はしないはず!!