切り札はアンダーテイカー? 最終回でもおかしくない盛り上がりっぷりだ。
セバスチャンとグレルがアンジェラを追って辿り着いた先、それはシネマティックレコードの納められた死神の図書館でした。グレルの上司である死神・ウィリアムとともにアンジェラの居る部屋へ着いた一行が見たのはアンジェラの操るシネマティックレコードに絡みつかれたシエルの姿。
〈人は誰しも憎しみなど抱きたくないもの。それは彼も同じ。 by アンジェラ〉
アンジェラの『浄化』とはシネマティックレコードの一部を改変し、過去をまやかしの幸福に差し替えて人形のような人間を作り出すことだったんですな。シネマティックレコードの中、『私たちは死んでひとつになれたのよ』とか『私たちは誰も恨んではいない』とか優しい言葉をかけてくる両親の姿に流されそうになるシエル。
〈両親の幻影〉
〈あの事件の後、僕には憎しみしか残らなかった。
憎しみを捨てたらあの日からの僕は存在しなかったことになる!〉
〈僕は・・・失わない。僕は失わない!
この憎しみを・・・失わない!! by シエル〉
しかし、その瞬間に浮かんだ両親の無惨な死に様で憎しみを取り戻し、両親の幻影を拒絶しました。
にしても、両親の死に様・・・あまりに惨いですな。シエルがあれだけ憎しみを抱くのも納得です。
〈惨い〉
一方、死神図書館。いつも冷静なセバスチャンも若干取り乱して、強引にシネマティックレコードを引き剥がそうとしてウィリアムに止められたりしてます。
そんな中、人の身でありながら自らの力でシネマティックレコードを巻き戻し意識を取り戻したシエル。セバスチャンが素直にシエルを誇る姿にはちょっと感動ですね。
〈坊ちゃん、なんて無茶なことを!
・・・セバスチャン。 by シエル〉
〈あなたはいつも私の想像以上を見せてくれる。
流石は私の魂・・・いえ、私の坊ちゃんです。 by セバスチャン〉
不利と判断したアンジェラは部屋に天使の結界を張って一行を閉じ込めた上で元の教会に転移。その場にいた信者たちの魂を全て刈り取り始めました。なす術のない一行の前に何気なく紛れ込んでる葬儀屋・アンダーテイカー(!)なんと彼は死神でしかも伝説とも言える仕事を残したそうとう上位の死神だったんですな。
〈シリアスなシーンで当たり前のように前を横切っていく葬儀屋〉
〈かのロビンフッドの魂を審査し、マリーアントワネットを
地獄送りにした凄腕。泣く子も進んで魂を差し出す伝説の死神です。 by ウィリアム〉
特別な死神にのみ与えられるシネマティックレコードに介入できるデスブックマーク。アンダーテイカーはそれを用いて、セバスチャン・グレル・上司の死神の三人を教会に転送。まぁ、これは前回で修道女の体にマーキング(!!)してたおかげらしいですが・・・マーキングってw
〈ピンクのしおり〉
〈羽の無い悪魔は地に縛り付けられる。永遠に。 by アンジェラ
地に?そうですか。
ならばあなたは、天に縛り付けられるといい。 by セバスチャン〉
戦闘の末、ダーツの的状態にされたアンジェラは教会の敷地全てを崩壊させるべくあっさり自爆。一行は敷地外へと無事脱出しました。
両親の仇であったアンジェラを滅ぼし契約は果たされたということで、セバスチャンに自分の魂を明け渡そうとするシエル。しかし、セバスチャンは微笑みを浮かべたままシエルのネクタイを整えたのみで契約の続行を告げました。
〈約束だ。持って行け。 by シエル〉
〈もう、しばしお側で仕えさせていただきます。坊ちゃん。 by セバスチャン〉
その後、葬儀屋にてアンダーテイカーから両親の真実のシネマティックレコードを持っていることを伝えられたシエル。しかし、シエルはそれを見ることはせずそのまま帰路に付きました。
これは、アンジェラ以外にシエルの両親を殺した犯人がいるってことですな。そして、アンジェラもあっさり自爆しすぎの感があるのでまだ死んで無いでしょう、きっと。ただ、黒執事も後半に入ってきてるので丸く収まるかどうかはちょっと分かりませんな。
・・・っていうか、犯人アッシュ(女王の執事)でしょ?だって、OPで炎をバックに立ってるしアンジェラによく似てるしw OPでネタばらしじゃないですか。
今のOPは前期と同じくシドの『モノクロのキス』。ただし2番で。
〈この言葉も君の部屋では すり抜けていくの♪〉
映像的には、えらくセバスチャンとグレルの戦闘が取り上げられてます。もうあんまり敵って気がしないんですがwそれともまた戦う機会でもあるんでしょうか?