ゲ・ゲ・ゲゲゲノゲ〜♪
6時30分。
スーパーホテルの朝食バイキングが7時からなので散歩がてら鳥取駅前のロータリーで、どうでしょうロケの現場探しを。
ロータリーには因幡の白兎の1シーンが再現された像があって、近付いたらえらい勢いで童謡が流れ始めて朝の静寂を引き裂いたので逃げましたw
〈2日目は鳥取駅前からスタート〉
〈テレビごらんの方で鳥取出身の方居たら
申し訳ないけど、鳥取ホント田舎くさい!! by ミスター
止めて下さいw by 大泉洋(サイコロ3より)〉
7時。
朝食バイキング。意外に満足行くラインナップで皿に2回分食いました。スーパーホテルなかなかいいなぁ。
〈健康朝食一皿目。ロールケーキやいちごジャムとか見えますがw〉
8時。
鳥取市内を出てR9で日本海岸をまっすぐ西へ。目的地である境港手前の米子市までこの時点で90キロ。2日目も非常に良い天気でした。
〈米子まで89キロ〉
9時10分。
青山剛昌の故郷・北栄町を通過。大体、米子まで40キロ。左手に雪を頂いた大山を見ながら、快走♪
〈再び大栄付近〉
9時40分。
大山町を通過中。カブのメーターが7777キロになりました。ファイナルファンタジー7で言うと、オール7フィーバーが発動しますね。去年の初夏にカブを買ってから約7000キロ、どんどんカブに愛着が沸きます。
〈7777.7キロはちょっと過ぎちゃいましたが〉
11時。
メイン目的地である境港市に到着。
いわずと知れた鳥取の観光地、水木しげるロードですな。
〈水木しげるロードへの道案内・・・死んで来いって?〉
〈カブを水木しげるロードの中間ほどにある橋の欄干に停めて〉
境港の駅から順番に1つ1つ妖怪の像を見て、散策。思ったよりも人は多くなかったんですが、昼が近付くにつれて人手も増えてきました。
〈JR境港駅。停まってた列車はねずみ男でした〉
〈駅前一番に居るのは執筆中の水木しげる先生〉
〈ぬらりひょんにガシャ髑髏に朱頭蛮。
ガシャ髑髏なんてのは中ボスっぽくって好きです〉
〈メジャーな砂かけババアにネコ娘にぬりかべ。ネコ娘怖っ!!〉
〈妖怪はマニアックですが、神坂一さん(スレイヤーズ原作者)の寄贈の像もありました。〉
何より交番もポストも土産屋も神社も飯屋も散髪屋もスナックも喫茶店もタクシーまで妖怪関連。街を行けば、目玉オヤジやねずみ男やネコ娘も歩いてるし、紙芝居とかもやってるし。
〈鬼太郎ポストに鬼太郎交番〉
〈中ほどにある妖怪神社。
目玉がグルングルンと廻っております。〉
〈街を巡回する目玉おやじとねずみ男。
目玉おやじの全開ポーズとねずみ男の控えめなピースの対比が良し♪〉
〈ネコ娘もやって来た♪可愛く見せる気が無いなぁw〉
〈ノンノン婆(水木先生のお婆ちゃん)とオレ。
このお婆ちゃんの話した不思議な話の数々が鬼太郎たちを生みました。〉
〈怠け者になりなさい。 by 水木しげる〉
本気さが伝わってきて良い感じですね。各店には水木しげるがその店のために作ったロゴとか直筆の文も飾られてるし、水木しげる先生もすごい協力してくれてるみたいです。
名探偵コナンの里もこれくらい本気さがあればな〜。
12時。
けんちーの今回のツーリング、最後のメイン目的地・海とくらしの史料館へ。
〈海とくらしの史料館〉
同じ境港市にあるんですが、水木しげるロードからは少し離れたところにあります。
入館料は400円。青山剛昌ふるさと館も水木しげる記念館もスルーしたけんちーですが、ここだけは入りました。
日本で最大数の魚の剥製が売りの水の無い水族館。結構、面白いんですが、客はけんちー一人でした。
3メートル近くもあるマンボーのチョボリン(こんなにでかいの!?)とかたくさんの鮫の剥製とか分類された魚の剥製たちとか、良いと思うんですけど・・・勿体無い!
〈チョボリン〉
〈さかなクンも来館!・・・と。〉
12時40分。
再び、水木しげるロード。
家での計画段階では、神戸屋ベーカリーってパン屋さんで鬼太郎パンのラインナップを食おうと思ってたんですが、もっと面白そうなのがあったので予定を変更しました。
それは、鬼太郎まぐろラーメン!!
〈あんたの目玉は最初から・・・w〉
ウエンツ(実写版鬼太郎役)も訪れて絶賛したという鬼太郎まぐろラーメン(750円)をもちろん注文。ねずみ男が印刷された鬼太郎おむすび(マグロの角煮入り)(230円)も付けました。
〈鬼太郎まぐろラーメン・大+鬼太郎おむすび(1090円)〉
で、実際に食べてみるとこれがなかなか秀逸。どうせ、鬼太郎のかまぼこが入って、器に絵が入っただけのインスタント麺みたいなもんだと期待もしてなかったんですが、入ってるマグロも美味いし、スープも野菜の味とちょっとフルーティーさすら感じさせる爽やかさ。舐めてました、すいません。
そして、サプライズ。店を出ようとしたらなんと出口で鬼太郎とすれ違ったという・・・いやぁ、何気に入ったラーメン屋から出るときに鬼太郎とすれ違う・・・普通の人は一生に一度くらいしか体験しないレアさじゃないでしょうか。
鬼太郎人形焼・18個入り(530円)を買って境港市を後にしました。
〈最後に一枚、葉桜とビビビのねずみ男〉
14時20分。
大急ぎで鳥取市へ引き返すって所なんですが、目茶苦茶眠気が・・・道の駅・ポート赤碕で小休憩。アイス食ってちょっと目が覚めました。
15時50分。
道の駅・神話の里白うさぎ。ここは、因幡の白兎の神話で有名な白兎海岸の前ですな。
〈神話の里はくと〉
〈皮を剥がれたなら、傷口に海水を塗りこんで風にさらさせると良いよ♪〉
白兎と大国主尊(おおくにぬしのみこと)の像が立ってます。鳥取駅のロータリーにもあったけど。
この時点で既にほんのり夕方風味な空色に。まだ、この日の宿泊地豊岡までは150キロくらいあるのに(泣)・・・と。
16時40分。
鳥取市を越え、R9を全速力で東へ。迫る夕暮れ。豊岡まではまだ90キロ(カブでは気が遠くなるくらい遠い)、道を間違えたことにしばらく気付かなかったりとかなり悲愴な気持ちに。
〈日が傾き始め〉
17時30分。
県道256号線で何とか軌道修正し、R178で山陰本線と平行して疾走。
有名な餘部鉄橋の下を通過しました。現在、餘部鉄橋は工事中。クレーンとかがたくさん張り付いてました。
偶然、電車が通りかかったので慌ててカメラを取り出すも、若干タイミングをはずしちゃいました。
〈餘部鉄橋〉
18時。
祈りも虚しく、香住という町の砂浜で。沈む夕焼けを見ました。
〈沈む夕日を見た〜♪〉
綺麗だったけど、この時は不安で一杯でしたね。宿泊地の豊岡より手前の城崎温泉でまだ40キロくらいありましたし、カブで言うとまだ数時間はかかると。
18時30分。
海沿いと山の中を行く県道11号線で城崎温泉方面へ。
〈岩と岩の間に丸い岩が挟まってます〉
日が暮れて真っ暗になるし、対向車すらほとんどいないし、そうなると左手の海や岩も不気味な演出になるし、寒いしで非常に心細い心境に。そんな時に流れるARIAのドラマCD、救世主でした。確か、この時は第3期の『想いの伝わる花』だったかな?
真っ暗な山の中の夜道でも灯里や藍華やアリスや暁の声を聞いてると勇気が出るというか・・・今回のツーリングでしんどくなった時に限って結構、ARIAのドラマCDがかかってくれて救われましたね。
19時20分。
山越えを経てようやく、城崎温泉。本当はどうでしょう班が泊まった宿を探したり、対決で使われた大カニ最中をGETするのが目的だったんですが、精神衰弱してたけんちーはスルー。そのまま、抜けて豊岡へ。
〈やっと人里へ〉
20時30分。
豊岡市街到着。
田舎ですなぁ。もう少し豊岡って言ったら大きな町かと思ってたんですが、チェーン店系の牛丼屋の一軒すら見当たらないという・・・仕方ないから道行く人に尋ねて何とかガストに入りました。
〈トリプルハンバーグ(890円)+半額山盛りポテト(150円)〉
とにかく、人恋しかったw
21時。
今夜のお宿、ビジネスイン豊岡に到着。
〈チェックイン〉
疲れがドッシリ来てたので、家族に電話だけ入れてベッドで気を失い・・・1時間後くらいに目が覚めたので風呂入って、テレビでやってたレッドクリフを最後まで見てお休みなさいと。
2日目の走行距離は320キロ。
日中、境港で遊びすぎたせいで夜がかなり厳しいことになりました。
カブで夜中で山中だと悲惨ですなぁ。止まって地図を見ることすら出来ないし。宿泊場所は余裕を持って計画的に決めるべし・・・良い勉強になった1日でした。
※まぐろラーメン本舗 太陽軒
鳥取市境港市本町 31 (水木しげるロード内)
TEL 0859-44-1245
営業時間 11:00〜17:00
定休日 なし
駐車場なし (市営日の出駐車場より徒歩5分)