けんちーのアニメ中心生活ブログ改

実写版GANTZを観てきた・・・けど。

いろいろと何だかショボ過ぎて、気分が悪くなった。




けんちー的満足度・☆★★★★(0.8)



16時11分。
夕焼けごっこさんに遊ぼうと声をかけたら『今週末は安静にしとけ!』と叱られたので、それに従って茨木のワーナーマイカル実写版GANTZ 前編を観て来ました。安静にしてないやんと。


昼飯は、開演前に同じ階のPASTA de PASTAって店で済ませて。

ワーナーマイカル



エビのスパイシーカルボナーラ・ボリュームセット(1350円)




ということで、GANTZ 前編』の流れとちょっとした感想をば。ネタばれしまくるんで、見に行くつもりの人は見ないでください。


ちなみに、けんちーは漫画の実写化だからと言って、最初っから糞だと決め付けるのは嫌な性質です。彼岸島とか、不満が無いことは無いけど、割といい映画だったと思うし・・・。
劇場の入りとしては、もう公開から一ヶ月近く経ってて、さらに上映スケジュール的に2フロアで時間ずらしてやってたうちの後側だったのにも関わらず、かなり満席に近かったです。ま、本日公開の劇場版 マクロスF 完結編は普通に満席でしたけど。

一家に一台ガンツの設置を!


以下、ネタばれ警告!!










・まず、ミッションはネギ星人編→田中星人編→おこりんぼう星人編まで。原作では、玄野は17歳の高校生(カタストロフィ時)ですが、映画では就職活動中の大学生です。西くんとかも多分、中学生の設定では無いでしょうw


ネギ星人編。
・参加メンバーは、玄野・加藤・岸本・西・ヤクザ・若いの・鈴木のおっちゃん・微妙に鈴木さんとかぶってるおっちゃん。
・いきなり鈴木さんが居ます。ヤクザたちと一緒にちっこいネギ星人を撃ち殺した後、親のネギ星人に吹っ飛ばされますが、奇跡的に一人だけ生存。
・玄野は原作と違って、スーツ無し。大体、西くんの一人勝ちで。
・この映画ね、事前にGANTZからエロとグロを抜いた作品=何も残らない』って聞いてたんですが、岸本の全裸とネギ星人が暴れるシーンで唯一とも言えるエロとグロシーンがあります。このシーン以降、GANTZでありながらグロシーンが無かった気がします。有り得ないはずだけど。


田中星人編。
・参加メンバーは、ネギ星人編の生き残り+何の意味があったか分らない女性+祖母ちゃんと孫。
・祖母ちゃんと孫は転送直後、駐車場で他のメンバーの転送前に瞬殺。グロ描写は省かれ、襲われるシーンもかなりの省略。
・逆に原作でスーツを家に忘れてた玄野は、ここで初装着。他のネギ星人からの参戦メンバーもスーツ装着。
・出現した田中星人は一体だけ。あの鳥のボス的なやつも何もなし。硬かったけど。
・最強の中坊・西くんは、あっさりここで死亡。しかも、最後は玄野に、『100点取って、俺を生き返らせてくれ〜!!』って泣いてましたからね。なにこの西くん、格好悪っ!!原作だったらオニ星人編の後で、玄野に生き返らされたと知ったときに舌打ちまでしてたのに。

好きなキャラなんですが


・鈴木さん&女性、何もせず見てるだけ。
・ミッション後、玄野が100点メニューを閲覧。3つめの『より強い武器を入手して最初から』の項目はありませんでした。



おこりんぼう星人編。
・参加メンバーは生き残り+よく分らんなよっとした男+坊さん+オタク。
・このミッションの前に、何か玄野が突然調子に乗っちゃってミッション中、自己中の塊になってます。

調子の乗り方が気持ち悪い


・敵は、おこりんぼう星人の片方に千手観音に大仏とわずか三体のみ。
・坊さんは奥に隠れて、千手観音に殺され、何の意義があったのか不明な田中星人編からの女性もあっさり死亡。

あんまり強さを感じない千手観音


千手観音にあの死ぬほど厄介だった時間巻き戻し能力とかのオプションは特に無く、ただ剣で斬って来るだけ。でも、それで、岸本と加藤は殺された。下半身を溶かされて上半身だけの岸本を加藤が抱くとかそういう描写は無し。

一応、見せ場


・岸本と加藤が死んで、やっと調子乗りのテンションが落ちた玄野がラスボスだった大仏を体内から粉砕してミッションクリア。
・鈴木さんともうひとりのなよっとした男は何もせず、安全な場所に居ただけ。
・千手観音が原作のチビ星人のような『お前たちが先に同胞を殺した。だから、私はお前とお前の同胞たちを皆殺しにする』みたいな台詞を言ってた。



と、まぁ、この辺までだったら『くだらねぇ。こりゃあ、自分の満足度は1.5くらいで☆2つにしとこうかなぁ。』と思ってたんですが、この後、だらだらと玄野が加藤と電車で轢かれた同じ場所で自殺しようとしたり、気持ち悪い同人好きの言動の痛い女になり下がったたえちゃんが公衆の面前でいきなり唐突に『玄野くんが好きです!!』とか引くようなこと言い出したんで、何だか映画全体のしょぼさが統合されて気持ち悪くなってきたんですね。
その結果、もともと5点中1.5の低評価だったけんちー的な満足度は☆ひとつを切りましたw 駄目だ〜。



まとめ。
グロさとエロさが無いってのはある程度仕方ないし、グロさに関してはネギ星人編でちょっと目を背けたくなるようなシーンもあってまあまあだったんです。足りんのは、物語の厚みと戦闘・アクションの派手さですかね。時間の制限が厳しいとはいえ、各ミッションともに参加メンバーも敵星人の数も少なすぎるんですよ。GANTZはやっぱり、『何あいつら、コスプレ?馬鹿馬鹿しい。俺たちは帰るっつうの。』とか言って、エリア外で頭爆発するようなそういう新規参戦のもぶキャラたちが必須なんですよ。何ですかこの映画のおこりんぼう星人編は、メンバーも敵仏像も数が居ないから凄くみすぼらしい戦闘になってたし。
あと、玄野が調子乗った時が見苦しすぎました。あのテンションになったのも、岸本が泊まりにきて襲い損ねるっていうエロシーンとかを省いたせいで唐突になっちゃって主人公に良いところ無し。だからと言って、加藤が何かをしたのかというとその活躍シーンも印象に無し。
ヒロインの岸本役の女優さんがね、会社で宣伝パンフレット見ながらスナフキン『この岸本・・・しゃくれてるよなぁ。』と話してたんですけど、銀幕で動いててもやっぱりしゃくれてましたw 最初の全裸の登場シーンだけはそっちに目がいって、『あれ?動いてるのを見るとしゃくれは気にならないか?』と思いかけましたけど、スーツを着たらやっぱり10秒で気になりましたw

実は一番の不安だった


鈴木のおっちゃんも、あの狂気の戦場に置いて優しさのにじみ出る男でありながらそれでも他の人を守るために戦う男なのに、劇中では何も仕事をしてませんでした。鈴木さん好きなのに酷いよ。



・・・ってな感じで。何やら死んだはずの加藤が事故現場を取り巻く野次馬の中に居たり、予告で吸血鬼が居たり、たえちゃんがピンチになってたりしましたが・・・駄目だ『このGANTZには何もときめかない。そして、『このたえちゃん』がピンチになっても何も心が動かないとそう感じております。
でもまぁ、おそらく完結編も見に行きますよ。予告見ても何もワクワクを感じなかったけど、一応原作のファンとして。
これにて、感想終わりです。