けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『悪の教典』鑑賞。〈ネタバレあり〉

どーも変だ。何かがオカシイ。




けんちー的満足度・☆☆☆★★(3.4)




13時07分。
昨夜の宣言通り、午前中いっぱいダラダラしてました。昼からもダラダラするつもりです。終わり。


ということで、昼飯を食べに南方でお店散策。かつやって店でカツ丼をば。

南方の路地に


かつやと言っても、関東を中心に全国チェーン展開してる系列ではなく同名のお店・・・なんだと思います。チェーンのかつやの店舗紹介にないし。夜は、宮崎地鶏の夜メニューも並列でやってるようです。

カツ丼カツダブル・大(900円)
  見栄えは、日本橋まる栄のカツ丼グランドクロスにも近しいくらいでちょっと声が出ましたw


普通に美味しいカツ丼でございました。ただ、ご飯大盛りにしたら微妙につゆの染みが少なかった気がします。だから、次は普通盛りで・・・と言いつつ、大盛り無料券を貰ってしまったw
ちなみに、ロースカツ定食とかの定食も種類があって、そっちだとライス・味噌汁・サラダのお替り無料と。次はそっちを試すのもアリか。


かつ家 南方店。



15時53分。
部屋でストレッチなどしながら『K』の6話まで観てたんですが、面白くなってきましたね。事件の中枢である殺された被害者のことが語られ、そして主人公であるシロが何者なのかが蜃気楼のようにぼやけてきたことで、ワクワク感が。ところで、コレって腐女子向けなんですかね。女性キャラもいっぱいいるけど、メインは男のような気もするし。

メインビジュアルはこうなるか




常に全裸でいたがる一人称が『ワガハイ』のネコとか、ツンドラ美女とか、
   ゴスロリ美少女とか、天真爛漫系の同級生とか、いろいろ揃ってるんですが




19時07分。
本当はこの後、大阪ステーションシティシネマで公開初日のR15作品を観に行く予定だったんですが、あそこレイトショー料金無いんですね。ケチだわーw
ってことで、TOHOシネマズ伊丹での20時40分からの回にします。ま、移動に手間はかかりますが、電車の往復代320円は省けますしね。



19時50分。
そいじゃ、行ってきます。



23時37分。
ということで、本日公開初日の悪の教典』(R15+)を鑑賞して帰って来ました。


まるで出席を取るみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ。



サラッといくつかだけ、感想書きます。ネタバレするんで、これから観に行こうと思ってる人は以下、観ないでください。







・まず、全体の流れとしては、映画館とかで予告映像を観て、『こうなるな。』と予想できる内容に終始します。つまり、生徒にも先生にも信頼される理想の教師。しかし、彼の周りでは徐々に人が消えていく・・・何かがオカシイ。そして、ある時、その原因の種は爆発して、生徒を皆殺しにし始める・・・と。
これで全てであります。ただ、もう単純にショッキングな映像が続くのでね、そういう非日常を楽しむのが映画の醍醐味ということで、良い感じに息の詰まる作品に仕上がってました。



・最初にハスミンの異常さに気付いたのは筒井という先生で、この先生が暗くて、卑屈で、気持ち悪くて、何考えてるか分からなくて・・・つまり、けんちーたちのようなネット住民気質なんですね。そして、何故ハスミンに違和感を感じたのかの理由が『彼を見て超絶に嫌ったり、自己嫌悪したりという気持ちが沸かなかったから』と。
ということは、普段、性格の良い人や輝くイケメンを見たら超卑屈になるわけですよ。わー、共感w

このキャラが良かった。
  殺され方も人がすぐ近くで寝てる状態での車内首吊りですからね。一番、凝ってた。



・で、まぁ、この筒井先生や筒井先生がハスミンの違和感を打ち明けた、頭の切れる学園の問題児をハスミンが自然に“消”して、自分と肉体関係のあった教え子に事情の一環を知られて自殺に見せかけて屋上から落とし・・・たところを、予想外の生徒に見られてしまって計画が崩れたと。
 そこから一気に、その晩、文化祭の準備で残ってた自分のクラスの生徒+αの虐殺開始と。


・いやー、もう全ての殺人動作がキビキビしててね、見ていて清々しかったです。というか、その間の悪い女子生徒がそこに居合わせなければ、今までのハスミンが生きてきた軌跡と同じように、5人くらいさり気なく人を殺して、2年くらいでまたこの学校を去って終わりだったでしょうに。ある意味、あの女子生徒がクラスほぼ全滅の原因ですよ。



・最後はね、物語の中核だった生徒二人が、緊急脱出用の降下袋(?)で既に死んでたクラスメートの死体二人分を下して、それをハスミンが階上から撃ち抜いてクラス全員の出席(殺害)人数確認を終えた後、警官が来るまで隠れ抜いて、ハスミンの犯行が明らかに。いやぁ、絶対この作戦をハスミンは見ぬいてて、よくホラーのラスト付近であるようないわゆるニコ動の『トオモージャン』(と、思うじゃん)展開だと思って油断せずに見てたんですが、あっさりハスミンひっかかりましたね。

右の二人が生き残る二人。左は、頭の切れる問題児



・連行されて行くハスミン。生き残った生徒二人に対して謝ったハスミンは、『頭の中に神の声が聞こえたんだよ。このクラスの生徒は全員が悪魔に憑りつかれていると。』とかのたまって、笑いだし。
ま、つまり、もうハスミンの頭の中には次の段階、『精神鑑定』というゲームが始まってるんですね。


その一見狂気に落ちているようなハスミンの様子を見た男子生徒の方は『く、狂ってる!!』と叫んだんですが、女子生徒の方は、『違う。ハスミンはもう次のゲームを始めてるんだ。』と呟いて。


それを聞いたハスミンは、良い笑顔を見せて拍手。『magnificent!!』(素晴らしいという意味で、グレート!やエクセレント!よりさらに高い感嘆詞)の声をかけました。



・うん、予想通りの流れでありながら、そのショッキングさで十分楽しめる映画でした。ちなみに、R15+の映倫審査の通り、なかなかグロめのシーンも続きますが、グロイのが超苦手なけんちーでも目を逸らさずに済むくらいの内容なんで、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。
あと、ラストカットで、ハスミンに屋上から落とされた女子生徒が落ち方が良かったのか、息を吹き返して・・・『To be continued』と。続くの!?


〈完〉


悪の教典

悪の教典