けんちーのアニメ中心生活ブログ改

やっと。『劇場版 空の境界 未来福音』鑑賞。〈ネタバレあり〉

キミに、幸あれ−−−
(キャッチコピーより)
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けんちー的満足度・☆☆☆☆☆(4.7)




6時09分。
組合業務で神戸市立フルーツフラワーパークにて起床。
昨晩はほんの3時間前まで酔っ払いに付き合わされてたんですが、朝の散歩中です。寒いくらいの空気が気持ちいい。

夕日も朝日も見れたな





散策中



11時56分。
さ、終わった。帰りますよ!!

討論疲れた



12時16分。
R176沿いにあるほうれんそうというお店で昼飯をば。
ここも、結構な有名店です。濃厚な魚介系スープが美味し。

回転が良い




ラーメン+めんたいご飯(900円)
  一口食べて、美味いなと思える麺でした。近くにあったらちょいちょい行くな。



14時12分。
えー、家に帰ってまいりました。
昨日の往路がね、宝塚を超えたりする辺りで渋滞が厄介だったんで、今日は県道82号線をメインに有馬温泉付近を抜けて、西宮市街まで一気に南下するルートを選んだんですが・・・西宮市街に入る前が超渋滞でした。まぁ、3連休ですからね、仕方なしか。
あとは、R2をずっと東進して。




19時55分。
さ、いろいろタイミングを外されて二回観るのを延期してた映画をシネ・リーブル梅田にて観てきます。



23時43分。
レイトショーで劇場版 空の境界 未来福音を鑑賞して帰ってきました。


当たり前のように生きて、当たり前のように死ぬのね。ああ、それは・・・なんて孤独。



うん、ぶっちゃけ最高でした。満足度が☆5つなのがその結果です。抑えて数字的には4.7にしましたけど。
以前の映写機故障で特典の小説『終末録音』をタダで貰ってたのに加えて、昨日から変わった来場者特典のセル画風クリアファイルもGET。絵柄は・・・倉密メルカ・・・。いや、これはこれで。

そりゃ、静音ちゃんのならぐうかわでしょうけど、これはこれで普通に良し。


さて、じゃ、少しだけ感想をば。ガンガンにネタバレするので、以下ネタバレ警告で。


ちなみに、けんちーは、原作未読で、前作である劇場版全7章と終章はTSUTAYAでレンタルして視聴済みです。
①1〜4章の感想。 →  http://d.hatena.ne.jp/kenchi555/20130623
②5・6章の感想。 → http://d.hatena.ne.jp/kenchi555/20130624
③7章・終章の感想。 → http://d.hatena.ne.jp/kenchi555/20130629










・まず、本編の感想に入る前に、来場者特典で付いてきた小説『終末録音/the Garden of oblivionの感想から。
 『未来福音』の登場人物である瀬尾静音と鮮花、藤乃、黄路の4人と式を登場人物とした話で、134ページという結構な厚さで、しかもゾンビもの、館での殺人事件を描いたミステリーもの、10年後で同人誌つくってる世界と3つ独立した話があり、その統括のオチも付いているという、ガチの書き下ろし小説です。今朝行ってた組合の泊まりの間に読んでたんですけど、超面白くて読みごたえありましたよ。これが、映画の特典って・・・すげぇお得感。


 各話は、ラストが『・・・これもひとつの〈ワールド〉エンド。わたしは、静かに目を閉じた。』で〆られた90分ほどの間の出来事で、物語の真相は最後に明かされます。





・で、映画は、2作上映のうちの『extra chorus』から。
 こちらは、1998年を描いた群像劇的な感じですね。面白かった。
 見どころは『猫をなめるな!!』という式の台詞と『私は今、お前と一緒にいられるから良いんだ。』とかの台詞で真っ赤になった式の顔ですね♪





・いよいよ、本編。


・時間軸は1998年12月。最初に駐車場にて爆死させられる式の構図から物語は始まります。


 そして、未来視測定型を持つ職業的爆弾魔・倉密メルカと式との対決、後に鮮花のルームメイトになる未来視予測型を持つ瀬尾静音黒桐幹也の交流が時間軸を入れ替えつつ同時進行で進んでいくと。
 ぶっちゃけ、意外なことに静音はそこまでシリアスな物語には絡みません。むしろ、静音の活躍は来場者特典の『終末録音』にてと。特典貰えなかった人は泣いてくださいw

静音のCV.は井口裕香さん。可愛いのは間違いなしです。



・1998年の事件自体は、『黒桐優しいなぁ、そりゃ惚れるわ。』的な描写とやはり強力すぎる式の直死の魔眼の圧倒的能力で意外とあっさり解決。そして、職業的爆弾魔の正体は14歳のショタであったことが分かり、同時に式の能力で未来を見る眼は失われました。

測定型とは、むしろ相性が良かったのか




・そして、時間軸は2008年。意外にも2部的な感じで10年時が過ぎるんですね。
 主人公は25歳になった倉密メルカ改め、瓶倉ミツル。未来視の能力は失くしたままで、絵本作家とかやってます。
 まぁ、愉快な人生を送ってたみたいで、借金の債権に暴力団関係に追われ、なんとその組長はかつて自分を捕まえた式だったと。いやぁ、何だかんだで式の娘である両儀未那(マナ)にも懐かれております。ってか、もう、劇場版の7章まで観た身には気持ちがいっぱいですよね。あのラストシーンの後、二人は幸せに生きて来たんだという証が見られたんですから。この時点で、良作確定ですよ。


10年後のミツルと式



・そして、ミツルとくっついてきたマナの二人は、式の命令でまだ占い師を続けているという『観布子の母』に会いに(立ち退き要求)に赴きます。
 この辺の、二人と観布子の母のやり取りも良いんですよ。観布子の母は、年で未来視の能力をほぼ失っちゃってるんですが、それでもミツルのことを視て、良い10年を送ってきたなと。

未来福音の証明



観布子の母(CV.くじら)、超重要キャラじゃないですか



 観布子の母のことを完全に気に入ったマナはミツルに式への説得を命令。ミツルも承諾と。その時に、マナが観布子の母に『お母さまがお世話になりました。』とお礼を言った後、より深い感じで『お父様がお世話になりました。』と言い直したんですよね。このときは、『あれ?お父さまって・・・幹也も観布子の母の世話になったのか?』と気になったんですが・・・。





・ラストシーン。時間軸は1996年1月。空の境界』の物語の序章へとさかのぼります。
 一人、自らの終末を確信して、真冬の街を歩く『彼』。ふと気が向いた『彼』は、荒んだ気持ちで路地の奥で店を開いてた観布子の母に占うよう命令します。
そして、占いの結果は・・・。



そういうことですか。マナが言ってた『お父さま』っていうのは。そのことを理解したと同時に、けんちーは完全に泣きましたよ。超やられました。そりゃ、泣くよ。
でも、救われたはずですよ。すぐ目の前で途切れているのが確定してる自分の未来。そこに少しでも火を灯してくれたんですから。泣いたわー。そして、泣きながらこの映画が☆5つになることも確定したわーとw




感想はこんな感じで。うん、もう一つけんちーの中でこの映画に対する二択の選択肢が出来ました。『①DVDを購入する』『②劇場にもう一度観に行った上で、DVDを購入する』とね。 『結局、どっちもDVD買うんかい!?』って話ですが買いますよ。
いかんなぁ。 『劇場版シュタインズゲート 『劇場版あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』 未来福音・・・DVDを買おうと決めてる作品が増えてきた。しかも、どれも削除項目に入れられない。
ま・・・いっか。



君の銀の庭(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)

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