けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『アメリカン・スナイパー』鑑賞。〈ネタバレあり〉

彼は帰って来た。心は戦場に置いたままで。




けんちー的満足度・☆☆☆☆★(4.4)




6時52分。
雨が降っていますね。


おはようございます。
また、夢見てました。
現実には無いシチュエーションなんですけど、うちの会社の他の支店で塗料の仕込みをやってこいという出張的な話で。


なんか、社員に俳優の松重豊さんがいて、仕込むタンクの調整とかしてくれたり。『マエストロ!でも出てらっしゃいましたよね。ファンです!!』とか言ったり。


最も夢の中で割りとヤバいミスとかもしてたんで、怒られる前に途中で目が覚めてホッとしましたけど。




12時46分。
TOHOシネマズ梅田にて、朝9時からのアメリカン・スナイパー観終わって帰ってきました。


米軍史上最大160人を撃ち殺した『伝説の狙撃手』の人生を描いた映画ですね。
流石の面白さでした。ということで、少しだけ感想を書きます。


戦争で影響を受けない人なんていない。いつかは心を蝕まれる。




・全体としては大体想像の通り、伝説の狙撃手と呼ばれたクリス・カイルの戦場と日常の悲哀を描いた作品です。2時間以上あると思えないくらい内容が濃く、これがけんちーよりほんの10年早く生まれた男の物語かと思えるほどの。

最初の標的は手榴弾を持った小さな少年



・大ヒットの映画なんで詳しく描くことはしませんが、実話だというのが凄いですね。クリスが退役した後は、自身も戦場から日常に戻るために苦労しつつ、PTSDを抱える元軍人たちを支援するための機関を作り、最後は助けようとした元軍人の知り合いに殺されてこの世を去ると。

帰るよ。もう、家に帰るよ。(最後の派兵、戦闘中の電話より)


 
・それがほんの2年前の今頃。享年38歳と。
 映画の最後は、2年前にクリス・カイルの追悼式典に撮影された実際の記録映像が流されて終幕します。
そして、完全無音のクレジットが流されて終わり。


 いやぁ、本当に面白い映画でしたけど。観終わった後にテンションが上がってるということは無いですね。これは、今まさに中東で行われてる戦争ですしね。戦争とは直接関わらない日本人には遠い出来事のようですが、世界の現実と。そして、軍人でない一般の米国人にとってもやはり実際の紛争地帯での戦闘は遠い出来事なんですよね。それが、軍の人たちの心を壊していくのか。
うん、観に行って損することは無い映画です。〈完〉


ネイビー・シールズ最強の狙撃手

ネイビー・シールズ最強の狙撃手

原著