ここから先の未来(みち)は、お前が決めるんだ。
〈彼女が自らの未来を切り拓くその日まで〉
けんちー的満足度・☆☆☆☆☆(5.0) 何も言わないでください。ひいきです。
ARIA、蒼のカーテンコール3部作最終章。
上映前の予告でまさかの緊急地震速報からの上映停止が入ったんですが、再開ののち、予告以降は中断せずに観られました。
過去2作の映画は気持ちが溢れすぎて、主観に身を任せた超長文の感想書いたんですが、最終章の今回は逆にあっさり、浅く書こうかなと思ってます。
以下、ネタバレしまくるので、これから観に行く人は読まないでください。
・物語の初めは、晃さんが先にプリマに上がった二人のライバルに強がりで言った『真打は最後に参上!』の言葉とともに、晃さんのプリマ試験合格から。
クイーンこと藍華の母ちゃんが晃さんの試験官で、美人ですねー。
・姫屋メインの今作を回していくのは、はるか昔の月刊ウンディーネ(3社分持ってる)に名前だけ出てたグランマのライバル・明日香=R=バッジオさん。
天野こずえさん原案キャラでモデルはサッカーのロベルト・バッジオ(!)。けんちーも思いましたが、さとじゅん総監督がパンフレットの対談で『年取るとめちゃ縮みますね。』と突っ込んでますが、天野さんの答えは、高橋留美子作品の老人キャラのイメージらしいです。
・クイーンから晃さんへのミッションはもちろん一人娘の藍華のこと。
しかし、ARIAの姫屋エピソードで誰もが一番に思い浮かべるあの幼少期の天真爛漫さと、灯里と出会ったお団子頭の藍華の間に、あんな分かりやすくツンツンした時期があったとは。
そして、アリスと同じミドルスクール出身故の制服姿と、あの新しい髪形の藍華が・・・素晴らしいですね!!
〈ミドルスクール時代の藍華、いいよ~〉
〈アリア社長、前掛け可愛い。〉
・ 定例となった後輩三人娘(なじんだ)の活躍での座談会。絶対あると誰もが予想した原作では描かれていない、藍華のプリマ昇格試験の内容が晃さんの口から明かされます。
〈映画でおなじみの場面〉
って、ウンディーネの伝統とはかけ離れた、夜の運河での鬼ごっこですか。何やってんだと突っ込みたくなりますが、素直でない、『平凡な二人』だけの昇格試験としてあるべき形だったんでしょうねー。
〈晃さんを認めさせる試験の始まり〉
・半人前だった晃に希望を示した幼少期の藍華。そして、その藍華が姫屋の跡取りの重荷を背負えず苦しんでたのを救ったのは、プリマとなった晃さん。
藍華をプリマにまで育て上げて、共に二人で成長していくと。師弟の絆でいくと一番、力強く熱いのが姫屋チームですよね。
〈ほらっ、
この真っ赤な薔薇の花びらがお姉ちゃんのハートだよ?〉
〈泣きむしセレナーデ×2〉
・途中で、じんわり泣いちゃうシーンはありましたが、前2作で全編にわたってダダ泣きしてた感じでは、最後終わりませんでしたね。灯里のナレーションは入りましたが、意外にあっさりという感じで。
・映画のOP主題歌、そして、『ウンディーネ』を2021年Ver.にアレンジしたED主題歌は、満を持しての牧野由依さん。
そりゃあ、ARIAシリーズを締めくくる映画で牧野由依さんが歌わないなんてありえませんからね。
※ 公開翌日昼、舞台挨拶の記事が出てからの追記です。
ちょっとー、あかつきん、ここから下の文章、今回必要無くなったから、家の倉庫に直しといてー。(大阪弁) また、いつか使うから。
『なんで、俺さまが!? by 暁』
はー、ARIAシリーズ終わりですか。
いや、今回あっさり終わったように感じたのは、ネオ・ヴェネツィアの物語はこれからも続いていくってことを示してくれてるんですよ。
最終章である今作のキャッチフレーズは、
『いつでも、アクア《ここ》で待ってます。』
ぶっちゃけ、最後、あんまりダダ泣きで終わっちゃうと、深刻なARIAロスを抱えちゃいますしね。
本当は13年前に幕を閉じていたARIAの物語。それが5年前にもう一度、幕を上げ、未来に繋がっていく物語を丁寧に描いてくれたんです。満足っ!
原作・制作・キャストの皆さん、でっかいでっかいありがとう!!
そして、最後にあるキャラクターに一言!
『あかつきん、未来のネオ・ヴェネツィアで、灯里と幸せになるんだぞ!!』
ということで、インタビュー記事の皆川純子さんとさとじゅん監督のやり取り的に、今回でフィナーレは無くなりましたね。
でも、そろそろ、最後にどでかい花火で全力泣かせしていただいて、終わりでも良いですよ。ARIAロスは、今回で予行準備できたし。
そう、どでかい花火は、灯里と暁の結婚式とかで。それで怒るARIAファンはいないでしょ?(ARIAの好きなキャラランキングのヒロインたちの間に暁が混じる男の所感)