『人はなぜ山に挑むのか。』
10時。
朝をのんびり過ごして、これから出発します。
喫茶マウンテンへ行く前に、名古屋駅ビル内にある『黐木(もちのき)』で予約しておいた1日80個限定の『シャチボン』を受け取ってきます。これでまた寄食の館掲載の物を1つ制覇。
21時30分。
帰還。
朝、シャチボンを店内で食べて名古屋駅周辺を散策しました。シャチボンはあの様子からして午後1・2時くらいなら予約しなくても食べられそうかな。普通に美味しかったです。
〈美味美味。凝った作りです〉
そこから市バスに乗って喫茶マウンテンへ。
ついに憧れの看板前に到着しました。予想通りの長蛇の列。1時間ちょっと並んだかな。そして、店内へ。
〈回転が悪いので行くなら時間を多く見積もっておいたほうが良し〉
店内で注文してからもかなりの時間待ったけど、周りの様子を見てたら退屈はしませんでした。冬山は運ばれてくるし、他のテーブルで甘口スパとおぼしき食べ物はすべて大量に残された状態でお客さん出て行くし。少なくともけんちーの周りのテーブルでは一人も登頂に成功してる人はいませんでした。
〈遭難者の残した甘口バナナスパ。周り全てがこんな状態です〉
ってことで、注文。父さんはまともな『ショートスパ入りチャーハン(600円)』、けんちーは甘口スパの1つ『甘口抹茶小倉スパ(800円)』を。
〈救いの神。父さん、グッドチョイス〉
そして実食。いやあ、きつい。1口目で数々の挑戦者が遭難して行った理由が分かりますね。とにかく、甘さと熱気が。そして、油ギトギトの極太麺。麺もしっかり抹茶味。
〈ついに、やってきた。甘い悪魔〉
父さんのまともなチャーハンを箸休めに食べつつ一口一口食べていきました。はっきり言って、けんちー今まで生きてきて内蔵が食べ物を拒否してるって感覚を初めて味わいました。胃のすべてが『これは食べ物じゃない』って全力で叫んでるんですねw抹茶麺が胃の中で暴れてるイメージ。吐き気と呼ぶのも生易しい感じ。
〈気をつけて。グズグズしてると麺は油を吸収してどんどん増量していきます。遭難した人の残した残骸が運ばれてきた分より増えているのはこのスパの増殖現象が原因です。〉
寄食の館とかで食べていく過程の心境と動作が書かれていますがそれを自分でリアルに感じました。だが、30分くらいかけて何とか制覇。無事に名古屋の山・初登頂を成し遂げました。
〈祝!初登頂!!
あれ?笑顔が引きつってしまう。〉
これは、ホントに偉業だなと自分で感じました。デジカメで最後の一口を食べ終えた後の写真を父さんに撮ってもらったんですが、僕自身笑ってたつもりが後で見ると完全に引きつってるんです。これも初体験。
正直、登頂に成功したのは父さんのまともなチャーハンのおかげですね。二人とも甘口スパなら確実に遭難してました。
下山した後は、ナゴヤドーム近くの徳川園とかを散策して帰還。充実した2日間でした。
〈徳川園。幸運なことに本日3月16日は入園無料でした。なんでだろう〉
さ、明日朝一で大阪に帰って家で風邪を治します。