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『キングダム/見えざる敵』

今日は、11月1日。全国共通、映画が1000円で見られる映画の日です。
ぼくは、毎月1日は大体映画見に行ってます。ちなみに、最近見た映画には『ダイハード4.0』『新劇場版エヴァンゲリヲン序』『伝染歌』『ストレンヂア 無皇刃譚』などがあります。
ってことで、今日も仕事が終わった瞬間にダッシュで梅田のHEP NAVIOに向かい、『キングダム/見えざる敵』を見てきました。

以下、映画の軽い説明兼、感想です。
この映画は、9.11事件後に起こった隠れたテロ事件を描いた映画です。
サウジアラビアの外国人居留地で起こった自爆テロ事件。この事件で失った友のため、正義のためにフルーリー(ジェイミー・フォックス)をリーダーとしたFBI捜査官4人がホワイトハウスの後ろ盾すらない、危険な戦場にわずか5日間のタイムリミット付きで乗り込みます。果たして彼らは見えざる敵を追い詰められるのか。という、内容でした。
冒頭のテロは完全に計画されたもので、外国人居留地の平和な公園に警察官に扮したテロリストが銃を乱射しながら乱入。子供も女性も関係なしに撃ち殺していきます。次に、別の警察官に扮したテロリストがこっちは安全だと誘導し、自爆して一網打尽。さらに、事件発生から一時間後、救命・捜査のために負傷者や医師、捜査官が集まったところで救急車にしかけられた火力最大の爆弾が爆発するというものでした。
この映像は、とてもリアルな描写でたまにテレビのニュースで流れる「〜の国で自爆テロ。死者〜人。」といった遠い国の出来事を普段のニュースより身近に感じました。
最後にはテロリスト集団の首領、アルカイダのアブ・ハムザを追い詰め射殺するのですが、ラストで小さな真実が判明します。
それは、主人公フルーリーFBIの夫を亡くし、悲しむ妻にかけた慰め。「奴らを皆殺しにしてやる。」という言葉でした。この言葉は、アブ・ハムザが死ぬ直前に孫娘に語った言葉とほとんど同じものでした。
結局、テロリストも正義を謳う主人公も根幹の想いは近く、見えざる敵が消えることもないということを伝えたかったのだと思います。
この映画、テロの話だけでなく王国という日本人にはあまり認識しずらい国の構造。イスラム教徒のくらし・考え(偏見もそりゃあるでしょうけど)などを普通より少し深く感じることが出来ました。ところどころで、見られる中東の町並み特有の美しさも感じられ、まあまあ良い映画でした。ただ、疲れた会社帰りに見るには少し重かったんで、次行くときは、バイオハザード3あたりの軽い映画見に行きます。
http://www.kingdom-movie.jp/ ←公式サイト

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伝染歌 (講談社文庫)

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