けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『アイ・アム・レジェンド』

やっと一週間終わりました。けんちー的にこの一週間は異様に長く感じました。

それはともかく、今日14日はTOHOの日ということで梅田にアイ・アム・レジェンド見に来てます。
初日で金曜で千円ってことで席がヤバいかなと思ったけど、通路側で少し前よりの席を確保できました。
あとは、一時間ほどPSPで時間潰します。


11時。映画見終わって帰ってきました。
早速、感想を。そりゃもう、ネタばれしまくるので見に行く人は読まないで下さい。
とりあえず、一言で言うと。
『それ、なんてバイオハザード?』って感じでした。ゲゲゲの鬼太郎みたら怖くて泣いちゃうって人は見に行かない方が良いです。でも、面白かったのでホラー苦手でない人は見に行く価値アリです。
以下、ネタばれ。




時は2012年、3年前にある女性科学者が癌などの治療薬として開発したウイルスの暴走で世界の人類のほとんどが消えてしまった世界。
約1%の確率の免疫保持者で軍の科学者だったロバート・ネビル博士(ウィル・スミス)は、このウイルスの治療薬を開発する研究をしつつ愛犬のサムと2人きりで誰もいないNY市に暮らしています。
彼の日課は、サンプル採集に無人のレンタルショップでのCD・DVDチェック、戦闘機上からのゴルフ。
そして、AMラジオで生存者の呼びかけを行い、毎日正午に埠頭で生存者がやって来ないか待つことです。
「こちらは、NY市の生存者。この放送は、AMの全周波数で流している。
 まだ、生きている者がいたらセンターポートに正午に来てくれ。
 食料と安全な場所を提供する。俺は毎日そこで待っている。
 君は一人じゃない。」

この最後の「一人じゃない」は多分、自分自身への言葉なんでしょう。毎日通うレンタルショップに自分でマネキンを並べ声をかけている博士の姿は、異様で、そして悲しかったです。

ただ、この時点までは街中には死体1つ無く、ロバート博士以外の人間が現在どうなっているのかが全く描かれてません。なんで、博士が常に銃を携帯してるのか、夕暮れになる前に時計のアラームをセットし夜は全ての窓を厳重なシャッターでふさぐのかも。
それが分かるのは獲物を深追いして相棒のサムが暗い建物内へと飛び込んでいった場面です。異様に怖がりながら周りを警戒して屋内へ入る博士。そこに襲い掛かる人型の怪物。
そう、人間の90%以上を占めるウイルス感染者は、『闇の散策者』として生きたまま怪物になってました。紫外線には極度に弱いため日中は安全みたいですが。
この時点で、けんちーは『あれ?これってそういう映画だったの?』と思いました。

その後は、この怪物の罠(結構高度な知能有り)にかかったのが元で相棒のサムを失くしたり、それで一人きりになった博士が夜間に怪物の群れに突撃して死に掛けたりと更に孤独深まる展開が待っています。
夜が迫るNY市にて。
死に掛けた博士を救出したのは、ラジオ放送を聴いてやって来たという母子。これから、噂に聞いた『生存者の村』へ向かう途中のようです。
久々の他人との触れあいに感情が不安定になる博士。無理もないです。3年も孤独を味わい、1日前に相棒まで失ったんだし。
それでも、少し母子との交流が出来たと思ったその晩のうちに怪物の大群の猛攻を受けます。昨夜のうちにつけられて場所を知られてたんですね。
最後は、地下の研究室に追い込まれた博士たち。奇跡的に完成した免疫薬を母子に託し、博士は自爆。
免疫薬が完成していたことに気付いた博士が言葉の通じない怪物たちに向かって「君たちを助けさせてくれ!」と繰り返し、通じないことを知った博士の悲しげな顔。これがこの映画で一番良かったです。
親子はこの薬を持ってバーモント州『生存者の村』にたどり着き、ロバート博士は『レジェンド(伝説)』になった。
ってオチでした。




この怪物たち、太陽の下では生きられないっていう弱点が逆に恐怖を呼びますね。先月見た、バイオハザードのゾンビたちは日中の荒野を大声上げながら走ってきたけど、今回は何もしゃべらず凄い勢いでヒタヒタと静かに走ってきました。はっきり言って、バイオハザード3と比較にならないくらい怖かったです。
生存者の母親も神の計画だ神の声だと危ないこと言ってたし。途中、ちょっと宗教映画かと思いました。
予告で見た『エイリアンズVSプレデター2』の「今年のクリスマス。人類に平和は無い。」ってキャッチフレーズにちょっと惹かれて興味持ったけど、2ヶ月連続ゾンビの運動会見せられて、今は平和な映画が見たい気分です。
同じく予告やってた『アース』とか良さそう。仕事帰りに行ったら寝そうだけど。