けんちー的満足度・☆☆☆★★(3.4)
7時42分。
今日はこの後、家族で、昨日公開の映画を観に行きます。
けんちーと母さんは歴史とか好きなんでね、そういう系は大体観に行く。
13時27分。
大阪ステーションシネマにて、昨日公開、岡田准一&役所広司主演の『関ケ原』を鑑賞。で、その後、新大阪駅マルシェの神座(かむくら)で昼飯食べて帰ってきました。
〈天下分け目の関ケ原〉
ちょっとだけ感想をば。観に行く人はネタバレ注意です。ちなみに、朝一の回なのに満席近かったです。
・物語はそのまま『関ケ原の戦い』。司馬遼太郎さんの原作で史実通りです。
難しいですよね。全く歴史を知らない人に関が原を分からせるには2時間30分は足りない。かといって、観に行く人が大体そうであろう歴史好きにとっては、関ヶ原の戦いはメジャー過ぎて、流れも登場人物も大方分かっちゃってるから、史実通りだとちょっと物足りないと。
・ちょっと普通の流れと違ったのは関ヶ原の言わずと知れたキーマンである小早川秀秋の東軍への寝返り。大体一般的には、優柔不断な小早川秀秋が家康の脅しにあっさり屈する感じなんですけど、今回は豊臣家への報恩のため、『三成に付く!家康を討つ!』と島左近の息子相手に叫び続ける中、無理やり柳生家の付き人に取り押さえられて、小早川隊は大谷隊を攻めると。ここくらいでしょうか。
〈苦悩するのはいつも同じだが〉
・あと良かったのは、西軍敗北後、城門脇で畳一畳の上に繋がれた石田三成に対すて、幾人かの武将たちがそれぞれの対応をする最後の方のシーン。前述の小早川秀秋は『不義に屈した』と頭を下げ、三成と同じ七本槍で仲の悪すぎた福島正則は散々罵った挙句、つば吐いていきました。
ま、この福島正則も加藤清正も豊臣家を割ってまで東軍に付いたところで、この後には家康からの不遇な扱いが待ってるんですが。
ちなみに、福島正則を演じてたのはチームナックスの音尾琢真さん。本当、最近、ナックスメンバーがみんな活躍してて嬉しい限りです。リーダーだけは北海道からあまり出ませんが、それはそれで素晴らしいと思うのです。
・☆3つの評価を付けたんですけど、関ヶ原の戦いパートに入ってから、ちょっとでいいから各状況での戦場の動きを図とかで示して欲しかったですよね。それをやったら結局大河ドラマみたいになっちゃうのは分かりますけど、各戦場の場面だけをどんどん映されても、知ってる人ならともかくあまり知らない人には把握できないと思うんですよ。それがあれば、☆4つにしたな。
・なんだかんだ言いましたが、キャストを有名さでなく、演技力重視で選んでそうなところと言い、普通には楽しめました。
ただ、けんちー的に、戦国時代を楽しみたいなら、ゲームの戦国無双、それもちょっと古い『戦国無双3』が至高なのは変わりません。物語、一通りプレイだけに関していえば、最高の出来だった『戦国無双 真田丸』でも良いですが。
全く違う結末が楽しめる至高のストーリー性だったと思う〉