けんちーのアニメ中心生活ブログ改

もっけ 第03話 「オクリモノ」

妖怪が見える中学生の姉、檜原静流(しずる)と妖怪に憑かれやすい小学生の檜原瑞生(みずき)の姉妹を中心にしたどこかほっとするような優しい物語。それが、「もっけ」です。けんちーは、超怖がりなくせに妖怪だ幽霊だというような話を聞くとテンションが上がっちゃうタイプなので昔のぬ〜べ〜然り、学校の階段然り、TACTICSしかりこういうアニメは大好きです。
OPは、小坂りゆさんが歌う「ココロの跡」。背景は四季の移り変わりをテーマにしていて、このアニメにマッチしています。けんちー的には、最初の紅葉の中でたたずむ静流と中盤の巡る巡る〜♪の部分で回る瑞生のカットがお気に入りです。
〈静流と瑞生〉
第3話の冒頭では、田舎の田んぼ道で幼い静流が祖父と一緒に妖怪とすれ違い、その一件から祖父の家で暮らすことになった経緯が描かれています。郷土史家であり、高い能力を持つ拝み屋でもあるこの祖父ちゃんは、幼い静流に家族以外のものに妖怪の話をしないように諭しました。
〈幼い静流と祖父ちゃん〉
本編。静流は、友人・亜希のお兄さんの後ろに大きく口の裂けた妖怪が取り付いているのを見つけました。この兄は、大学受験に悩み、うつ病のような状態で家族に心配されていました。それを静流に聞かされた祖父は、その妖怪を『後をついてくるもの』だと判断しました。そして、人と妖怪とのつながり、友達への罪の意識から祖父ちゃんに頼りにいったことを静流に諭した後に、除仏を引き受けてくれました。厳しいですが、なんだかんだでいいお祖父ちゃんです。
〈後をついてくるもの〉
〈やつらはいるのが当たり前。〉
このお兄さんに、妖怪が取り付いたきっかけはタバコを吸ったりして遊んでいるように見える同級生の成績の急上昇でした。それによって生まれた、後を追われる恐怖・周りを見渡す余裕を無くした道をつまずかないように歩く焦りが『後をついてくるもの』をひきつけ、心を乱していたのです。
祖父ちゃんは、お兄さんの本心を引き出し、タバコを吸わせることによって妖怪に離れてもらうことに成功しました。
〈除仏〉
今回、けんちーの心に一番残ったのは、祖父ちゃんが静流に語った「やつら(妖怪)は居るのが当たり前。俺らはやつらに交渉する立場なんだ。拝んで、頼んで、離れていただく。」という一言です。ぬーべーの武器が鬼の手だけでなく、生徒やあるいは妖怪に対する優しさであるように、このアニメでも妖怪は退治するだけのものではなく一緒に共生していくものだと考えられています。
まぁ、そんなものとは何にも関係ない現実を生きてるけんちーには、眩しい世界観ですね。この「もっけ」超気に入りました。
ちなみに、妹瑞生(みずき)の声は、大ファンの水樹奈々さん。ここも、ポイント高いです。
次回のタイトルは「ワライヤミ」。ちょっと、いい響きですねw

もっけ(勿怪) 1 アフタヌーンKC

もっけ(勿怪) 1 アフタヌーンKC

ココロの跡

ココロの跡