けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『重力ピエロ』

家族の愛は、重力を超える。



けんちー的満足度・☆☆☆★★
先日、梅田スカイビルのガーデンシネマで見てきた話題の映画『重力ピエロ』の感想を。
って言っても、細かく説明できる映画でもないので名言を中心にまとめて。
以下ペラペラとネタばれするので注意を。

















トーリー
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。(新潮社の解説より)


  
春が、2階から落ちてきた。


・映画での最初の言葉です。こういう聞いただけじゃ意味の分からない文って何か良いですね。



大事な場面にはやっぱり兄貴とバットでしょ。


・大学院で遺伝子関係の研究をする兄・泉水と天才肌で街のグラフィティアートを消す仕事をしている弟・春。お互いを想ってて良い感じです。こういうの見ると兄弟も良いかなと思います。


  
・街中に現われるグラフィティアートと放火事件の現場の関連性に気付いた春。泉水を誘って調査に乗り出します。



本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。


・親父さんの病気(ガン)の診断を病院で待つ2人。春は両親の出会いのエピソードを思い浮かべます。


  
・24年前、幼い泉水を連れて楽しく買い物をするお母さん。この直後、悪夢の連続レイプ事件に巻き込まれてしまいます。



(神様が)自分で考えろって、そう言ったんだ。


・レイプ事件の後、妊娠が分かったときのことを思い出してお父さん(小日向文世さん)が語った言葉。このシーンでけんちーは泣きましたw



俺たちは最強の家族だ。


・お母さんが無くなった直後、泉水と春にレイプ事件とそのすぐ後に春の妊娠が分かったことを打ち明けたお父さんが締めくくりに送った言葉。CMでも流れてました。


  
・当時高校生だったレイプ犯が出所して街で未成年の売春の斡旋をしていると知った泉水。自分の気持ちを抑えきれず、接触して本当に春と親子なのかを遺伝子レベルで調べます。



・春をずっとストーカーしてきた夏子さん(あだ名)。終盤で放火犯の核心に迫る際、急に大活躍を始めます。ちょっと唐突な感じが・・・。



・クライマックスシーンの春。事件はついに核心へ。犯人は・・・。



楽しそうにしていれば、
     地球の重力だって消してしまえるんだよ。

                      私たち浮いちゃうかもね。
・全ての事件が終わった後、家族で見に行ったサーカスのことを思い出す2人。両親の言葉が心に響きます。



春が、2階から落ちてきた。
・最後もやっぱりこの言葉で締めと。




主題歌・sometimes



今から思い返してみると、ぐっと来る言葉・・・っていうか、美味しいところは全て小日向さんが持っていってますなぁ。あの人は良い役者さんです。『重力ピエロ』。見に行って損は無かったですね。