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ムシウタ 第11話 「終ワラナイ夢」第12話 「夢ミル蛍(終)」

えー、大分前に最終回迎えた上にかなりマイナーだと思われる作品ですが・・・けんちーは今日、11話と最終話をまとめて見たので気にせず簡単に感想いきます。
このアニメのOP曲そのまんま『ムシウタ』っていう赤月さんが歌ってる曲なんですが、いい歌です。
〈詩歌の居場所は〉

If you know this world 教えてよ
出逢う意味と戦う訳を
手探りで確かめ生きるから
So you have the dream 僕たちは
自分の居場所探している always
ムシウタを聴きながら

この曲のサビなんですが、中心人物三人の夢や在り方を見事に表してます。これがラストなんで、よく聴いときます。

11話の前半は、利菜が敵の本拠地兼、夢を失った欠落者たちの檻『ガーデン』に踏み込み、敵のリーダー土師(さじ)から『虫』の秘密やフユホタルの捕獲計画を語られるシーンと利菜の自宅で詩歌(しいか)が『大食い』に遭遇するシーンから成っています。
『大食い』とは、大きく育った夢を大好物とする、はじまりの虫3匹のうちの一匹です。そのために、より濃密な夢を持つ主人公たち3人が夢を育てるのを担任に扮して見張っていたのです。
〈利菜と土師〉
〈詩歌に迫る大食い〉
後半では、『大食い』が去った後の詩歌にみんみんと兜が襲いかかり、ついに1級指定とされている詩歌のフユホタルが発動します。能力的には、BLEACH日番谷冬獅郎大紅蓮氷輪丸みたいなもんでしょうか。一瞬でみんみんのムシを消し去り、みんみんを欠落者にしてしまいます。
〈フユホタル発動〉
けんちーは、田村ゆかりさんが珍しく悪女を演じているこのみんみんが好きでした。彼女の願いは、「いつか普通の人間に戻って、土師の手伝いがしたい。振り向いてもらいたい。」という純粋なものでした。けんちーは思いました。土師のバカーーーーーーー!!!死ねーーーー!と。みんみんがいつか夢を取り戻し、幸せになることを願います。そして、その後兜の角の攻撃によって詩歌自身も即死かっていう傷を負います。
〈振り向いてもらいたい〉
一方、ガーデンで大量の雑魚ムシとヘリと戦闘中の利菜・ナナホシにも異変が起こります。ナナホシが暴走・成虫化して利菜を取り込み、さらに美味しく育った利菜の夢を喰うために『大食い』がナナホシを取り込みました。そして、利菜を救うために主人公薬屋大助ことカッコウが戦闘体勢に入ったところで11話は終わりました。
〈利菜・ナナホシ戦闘中〉
ナナホシ暴走・成虫化〉
カッコウ出陣〉

最終話の最初、ナナホシを吸収した『大食い』が気持ち悪い蝶を飛ばして雑魚ムシ憑きたちから夢を奪っていきます。ああ、普通にキモい。
〈夢を喰らう毒蝶〉
この後の、利菜とカッコウの魂の邂逅シーンでは当然のように二人とも全裸ですが、このアニメの性質上Hな気持ちは全く沸きません。
〈大助(カッコウ)と利菜・心の邂逅〉
完全に成虫化したナナホシの心臓部から利菜を救い出したカッコウ。しかし、その時すでに利菜の体はその心とともに消え去る直前でした。
「詩歌を助けてあげて。あの娘の居場所になってあげて。あの娘にはもう薬屋しかいないんだから。
 求めて強くこぶしを握り続けてきた。なのに、広げたその手の中に答えがあったなんて。
 私、やっと見つけたよ。自分の夢。薬屋や詩歌みんなに出会えたもの。私、しあわせ・・・」

この台詞で、利菜の体が砕けて消えたとき、けんちーも泣いてしまいました。
〈砕けゆく利菜〉
その後、暴走しかける自分のムシを制御したカッコウが利菜を失ったナナホシを倒します。『大食い』は笑い声を上げて消えていきましたが・・。この戦闘のあたりは、さらっとまとまっていて逆にいい感じでした。
カッコウの一撃〉
「もう諦めたりしない!あなたなんかが食い尽くせる夢じゃないもの!」詩歌も暴走した自分のフユホタルを乗り越え、無事カッコウの腕の中に包まれます。はぁー、詩歌も良い子だねー。
〈フユホタルを乗り越える詩歌〉
「たとえ夢を見失っても何度でも思い出せる。同じ夢に出逢えれば。」ラストは、詩歌が目覚めたベッドの上でカーテン越しに、≪薬屋大助≫からの一年後のクリスマス・プラネタリウムでの再会の伝言を≪カッコウ≫から受け取り、カーテンを開けた先には利菜の残した夕日の絵が置いてあるというものでした。もうけんちーが言うことは何も無いです。
〈同じ夢に出逢えれば〉

長々と語っちゃいましたけど、それだけけんちーがこの作品を気に入っていたということで。もし気になったら、一度入手して見てみて下さい。

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