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怖くないけど面白い。『こどもつかい』鑑賞。〈ネタバレ感想あり〉

あめじん、とみーのしょうたいは〜♪




けんちー的満足度・☆☆☆☆★(3.8)
けんちー的恐怖度・☆★★★★(0.6)




17時05分。
今日は定時で帰ろうと言ってたのでビシッと仕事を終わらせました。
というのも、相棒の直虎くんと先週公開のホラー映画を観に行こうと約束してたのでね。ちなみに、直虎くんホラーは苦手ということで・・・嬉々として誘いました。




17時40分。
東三国のつる凛で晩飯。何が良いか聞いてたんですけどね、今日は暑過ぎたので、冷たいぶっかけうどんで決定と。

ぶっかけうどん特大+かつ丼セット(1000円)
  冷たいうどんが汗だくで働いた身体にしみわたります。美味し。




19時00分〜21時00分。
大阪ステーションシティシネマにて、直虎くんと呪怨清水崇監督作品こどもつかい鑑賞。
全然怖くないんですけど、物語の筋として良くできてたし、ギャグ方面の意味でも面白かったです。



重要な意味を持つ歌


以下、ネタバレしまくるので警告






・この映画ね、怖いのは最初の20分くらいでレン君の家に先生が訪ねるところぐらいまでですよね。子供を虐待する大人に子供の霊たちが死の呪いを与えるという凄く分かりやすい理由があるんで怖くないというか。怖いホラー映画にはある程度理不尽さが要りますしね。
 そして、呪いの根幹たるトミー(の人形)はタッキーですしね。タッキー出て来た時点で子供たちも怖くないし、完全にギャグサイドになります。物語が進めば進むほど怖くなくなるというホラーの新境地を見ましたw

近くに家族がいても気付かれずに暗殺されます



・じゃあ、駄作かと言われれば、物語は全てしっかりしてるんで、全然面白かったです。
 トミー(の人形)は、やることが凄く分かりやすいんですが、あれは自身が子供だからですよね。主人である人形遣いの方の変態トミーのやった非道で自身と子供たちを殺された痛みを幼稚さを感じさせるやり方での大人への逆襲に充てると。
 自身も子供だからこそ、最後には仲間だった子供たちに、友情を理解しきれないまま、抵抗されちゃったと。

呪いの根幹なのに怖くないタッキー



・ラストシーンでね、主人公たちが助け出したレン君が呪いの源であるトミー(の人形)の小指をあるアパートの扉の前に置くんですよね。『トミーの呪いに巻き込まれた良い子のレン君が何故そんなことを?』と思ったんですが、その扉から出てきた子も完全に虐待されてるボロボロの身体で。
 つまり、虐待受けてたレン君は、トミー(の人形)のあまりに子供じみたやり方であっても、この世界に子供を虐待する親を殺す手段を残さねばと思ったってことですね。確かに、現実のニュースでも虐待で子供を殺す親のことがしょっちゅう報道されるこの世界・・・トミーの呪いは必要だってことですね。超納得。


・最後に。この映画で何回も聴くあの歌の歌詞で『かみのごサーカス、おいないよ〜♪』ってフレーズがあって、まぁまぁ、言葉を知ってる方だと思うけんちー自身や母さん、夕焼けごっこさんに聞いても『おいない』の意味を知ってる人は居なかったんですけど、帰りの電車の中で直虎くんにそんな話したら『いらっしゃい』の意味ですよと即答でした。
 で、ネットで調べてみると『おいない』は伊勢弁らしいですね。そして、『おいない』という屋号が付くお店は京都にも多いと・・・なんか方言凄いなと思いました。


こどもつかい (講談社タイガ)

こどもつかい (講談社タイガ)