何がしたかったんだ?王は。
1話前の話ですが。ついでに20話のラストもちょっと。
戦闘中、00ライザートランザムの空間の中でルイスの説得を試みるサジ。思いのほか脈ありで説得できるかと思われましたが、スミルノフ大佐のバカ息子のせいで流れてしまいました。
〈僕は知ってる・・・ルイスのことを。
優しい女の子だってこと。宇宙に行くために一生懸命勉強したことも。
我がままを言って相手の気を惹こうとする不器用なところも。
本当は・・・寂しがり屋だってことも・・・。僕は・・・知ってるんだ。 by サジ〉
そのバカ息子に対し、大佐の仇と憎しみを燃え上がらせるピーリス(マリーは捨てた)。戦場にサジの悲痛な叫びが響き渡りました。
〈邪魔をするな!私は大佐の仇を!! by ピーリス
止めろーーーーー!! by サジ〉
〈もう止めてくれ!何も変わらない。
仇を討っても誰も生き返ったりしない。悲しみが増えるだけだ。
こんなことしてたら皆どんどんおかしくなって、
何処へも行けなくなる。前にすら進めずに・・・!! by サジ〉
そして、その光景を戦場の外で苦々しく見つめるミスターブシドー。半分、嫉妬(?)が混じってるようにも見えますが何かを決意したみたいです。
〈とんだ茶番だ。あのようなぬるい戦い。
私の好敵手であることを拒むか・・・少年!
ならば・・・私にも考えがある。 by ミスター・ブシドー〉
19話ラストはアニューの裏切りとネーナの反乱による王の抹殺で。
王は結局何がしたかったんでしょう?ひたすらリボンズに媚売って何も出来ずに殺された・・・と。目的も今一分からなかったし、凄く不遇なキャラクターだった気が。同人誌にはよく出てましたがw
〈何でも持ってるくせに、もっともっと欲しがって。
そのくせ中身は空っぽ。私ね・・・そんなあんたがずーっと嫌いだったの。〉
〈だからさ・・・死んじゃえば良いよ!! by くぎみー〉
〈変革を・・・!! by 王留美〉
〈サイッコーー!!もうたまんない!!
あっははははははははははは・・・!! by ネーナ〉
そして、くぎみーの熱演と。如何なく悪役キャラを演じております。
20話。
リボンズに洗脳され直してビームの曲がるMAで出撃してきたルイス。MAが戦場を暴れまわる中、ライルとアニューは一騎打ちに。
一度はトランザムでアニューを追い詰めるライル。説得で戻ってくるかに見えたアニューでしたがその意識はやはりリボンズの統制下。イノベイターの目をしてライルに迫ってきました。
〈もう一度お前を、俺の女にする!!欲しいもんは奪う!!
たとえお前が、イノベイターだとしても!! by ライル
ライル・・・私・・・私は・・・。 byアニュー〉
〈・・・愚かな人間だ。
アニュー・・・? by ライル
イノベイターは人類を導くもの。 by アニュー
そう。上位種であり絶対者だ。 by リボンズ〉
〈人間と対等に見られるのは・・・我慢ならないな。
力の差を・・・見せ付けてあげるよ。 by アニュー/リボンズ
止めろ!!止めるんだアニュー!! by ライル〉
そのアニューを貫く一筋の赤い閃光。討ったのは、00ライザーの修理が終わったセツナでしたな。
〈刹那〉
〈ライル・・・私、イノベイターで良かったと思ってる。
何でだよ?
そうじゃなかったら、私あなたと出会えなかった。
この世界のどこかですれ違ったままになってた・・・。〉
〈ねえ・・・私たち、分かり合えてたよね?
ああ。もちろんだとも・・・。 by ライル〉
トランザムの中で心を通わせあうライルとアニュー。アニューは爆発の中に散っていきました。
Cパート。
セツナを殴り続けるライル。誰よりこの結末が仕方なかったことを知っているのはライル自身でしょうが、それでもそうするしか気持ちのやりようが無かったんでしょうね。
〈声が響く・・・彼女の・・・声が。彼女の・・・歌が。 by セツナ〉
今回の流れは1番自然な形だったと思います。スミルノフ大佐もそうですが、アニューの平穏な暮らしはいずれ必ず参戦することになるスパロボのフラグを満たして生き延びさせるってことで・・・。いや、でもアニューは死亡フラグを回避できないかもしれませんね。スミルノフ大佐は100%回避が用意されるの分かってますが。