あんたたち、それがレディに対する態度なの?
けんちー的満足度・☆☆☆☆★(3.6)
ということで、TOHOシネマズ伊丹で観てきた、バイオIVのちょい感想をば。
この一週間前に、日曜洋画劇場で三週間連続バイオハザード祭りやってたので、平日の夕方でも混んでました。
〈中ボス戦〉
ということで、以下、ネタばれ注意で!!
ストーリー
前作より5年後。
アンブレラ社は東京に地下要塞を築き、アルバート・ウェスカー議長の指示の下で実験を繰り返していた。その地下要塞を、アリスが自身のクローンたちと共に襲撃。地下要塞は壊滅的なダメージを受ける。
ウェスカーは地下要塞をあっさり見限り飛行機で一人逃亡、予め仕掛けていた特殊爆弾[2]を爆破する。東京は地下要塞ごと壊滅した。
ウェスカーは勝利を確信するが、オリジナルのアリスは生き延びてウェスカーと同じ飛行機の中にいた。アリスはウェスカーを追い詰めるが、不意打ちを受けて取り逃がしてしまう。
その後、アリスはアラスカにあるという感染が及んでいない安息の地「アルカディア」を目指す。しかし、アラスカには人々の姿はなく、アリスは落胆する。その時、アリスを一人の女が襲撃。アリスはすかさずその女を倒すが、なんとその女は先にアルカディアに向かったはずのクレア・レッドフィールドだった。クレアの胸には蜘蛛型の奇妙なデバイスが付いており、アリスはそれを除去。ほどなく意識を取り戻したクレアは記憶喪失になっており、自分の名前さえ覚えていなかった。
アリスとクレアは他の生存者を求め飛行機でロサンゼルスに向かった。すると、おびただしい数のアンデッドに囲まれた刑務所の屋上に生存者を発見。そこに着陸する。アリス達は生存者達から、アルカディアは地名ではなくロス沖に停泊している船の名前だと教えられる。何とか海上のアルカディアに向かわなければならないが、アリス達が乗って来た小型飛行機では全員は脱出できない。しかし、刑務所からの脱出方法を知っている男が一人だけでいた。その男の名はクリス・レッドフィールド。クリスは殺人者とされ、長い間刑務所に監禁されていた。アリスは脱出のためクリスを解放。クリスは解放されクレアは自分の妹だと言うが記憶の無いクレアは拒絶してしまう。クリスの指示で刑務所からの脱出を図るが、すぐ背後に大勢のアンデッドやマジニ、さらには処刑マジニが迫る。
上のwikipediaのストーリー紹介でほぼ全てじゃんって感じですが、以下、散文で印象に残ったシーンの感想をば。
・最初のシーンは東京・渋谷のスクランブル交差点から。
雨の中、周りの雑踏から取り残されたように立ち尽くす少女。長い静の時間の後、いきなりおっちゃんに食らいつきます。
〈第一感染者〉
演じてるのは歌手の中島美嘉さん。テレビのIIIの最後にもこのシーンは流されてましたが、これが日本でのバイオハザードの始まりですね。
・冒頭のシーンから4年後。東京の地下にあるアンブレラ社本部をアリスの部隊が襲撃。この襲撃で東京の基地はアリスたちに落とされますが、脱出を果たしたウェスカーの爆弾で本部は消滅。一緒のヘリに忍び込んでたアリスオリジナル以外のクローンはあっさり全滅しちゃいます。
〈前回ラストで引っ張ったクローン部隊はここだけで終わり〉
で、この時、ウェスカーの打った抗ウイルス剤でアリスは、ただの人間レベルの能力にされちゃった・・・筈なんですが、映画内でそんな描写は一切無かったですね。普通に常人離れした活躍でしたしw もっと、弱体化した演出を加えないと違いが一切伝わらないw
・ってまぁ、この映画で一番言いたいのは、吹替えのウェスカーのCV.が立木文彦さんなんですね。グラサンかけて、声が立木さんですよ・・・どう聞いても、脳内変換がマダオですよ。アリスとの緊迫感溢れる会話でも、部下を冷酷に殺す非情さを見せ付けられても、ラストで格好を付けようとも、浮かんでくるのはマダオ。いつ、『銀さん〜〜〜。』って言い出すかとずっと思ってましたw
・半年後。
Ⅲで安息の地があると放送されてたアラスカの『アルカディア』へ向かったアリス。そこにあったのは、原っぱに残された無人の飛行機群のみ。その原っぱで、変な装置つけられて野生児と化してたクレアをピックアップして、二人はロサンゼルス方面へと飛びます。
・今回のメイン舞台となるロサンゼルスの刑務所へ。
無数のゾンビに取り囲まれて、立てこもる数人の生存者とアリスたちは合流。そこで、『アルカディア』というのが場所ではなく、大型の船であり、ロサンゼルス沖(双眼鏡で見える距離)に停泊してたその船からの定時放送が3日前から途絶していることを知ります。
・アリスのまさかのシャワーシーンか!?とか、ときめきつつ、地下の下水道をぶち破って出てきたマジニ(バイオハザード5より)との戦闘開始。口から触手がベロベロバァなやつらですな。グロい!!
・で、撤退を余儀なくされた一行は、解放したクリスの作戦を元にして、刑務所を脱出し『アルカディア』へ向かうことに。
〈バナナ大好きゴリラくん(クリス)を演じるのは『プリズン・ブレイク』のこの人〉
脱出の時点で結構人数が居たはずの一行は、アリス・クレア・クリスの主人公三人組だけ(一人、元プロバスケ選手のおっちゃんはラストで死ぬ気で生き延びてたけど)になっちゃいました。何ていうか、安心の三人組ですもんね。全員、ゲーム的に主人公補正かかってるし。
〈負ける気がしなさ過ぎて笑いましたw〉
・脱出の際に、クレア&アリスVS処刑マジニのボス戦が。この戦いでは、クレアが凄い活躍してましたね。アリスは途中で気を失って、最後、微妙に生きてた処刑マジニにトドメを刺しただけで。
クレアって普通の人間ですよね?あんなに強いのはおかしいでしょw
〈唸りまくる断頭斧はやはり迫力ありますねー〉
ちなみに、処刑マジニってのはバイオ5の登場クリーチャーで何度か戦ったのをニコ動の実況で見たことがあります。
・『アルカディア』に乗船した三人。
しかし、そこには誰の姿もなく。船の下層へと潜っていった3人が見たのは《アンブレラ社》のマーク。結局、この船はアンブレラ社が実験に使う人間を集めるための罠でした。
・最後は、最深部で冷凍処理されてた生存者たちを解放しつつ、ウェスカーとのラスボス戦。
〈もうマダオでも良いや〉
たとえCVがマダオだとしてもウェスカーは格好良いですね。まずは、ゲームではとてつもなく因縁深い、クリス・クレア兄妹VSウェスカー。バイオハザード5でクリスとシェバが戦った時と同じく、小刻みな瞬間移動でスルスルと射撃をかわしてきます。で、二人はやられて。
その後は、アリスとウェスカーの一騎討ち。ひるんで倒れたウェスカーの顔面を助け出された兄妹が至近距離から銃でひたすら撃ち続けて・・・。
・戦いの後、まだしつこく生きててヘリで逃げ出したウェスカー。東京の本部の時と同じく特殊な爆弾で『アルカディア号』を吹き飛ばそうとしますが、それを読んでたアリスが爆弾を予めヘリの中に移してたんで、今度こそウェスカーは消滅しました。
・たくさんの生存者とともにこれからどうしていこうかを考える3人。
EDの途中にて、『アルカディア号』に接近する無数のアンブレラ社ヘリ。そして、そのヘリの中で兵士たちに指示を出すのは胸に制御装置を付けられ金髪になったジル・・・と。
こりゃあ、あれですね。バイオ5のクリス&シェバVSウェスカー&ジル戦を思い出しますね。完全にあの時の洗脳ジルの姿ですよ。
感想はこんなもんで。
最早、雑魚ゾンビなんてのはその他大勢扱いですね。今作の戦いの基本は、マジニ戦でしたもの。ベロベロバァをアップにされるとトラウマになりそうだからやめて欲しいですw
今回は、ゲームのバイオファンにはとても嬉しい演出が多いですね。クレアとクリスの兄妹がアリスと同格で頑張ってたし、ウェスカーの回避っぷりもゲームのままだったし、宿命の対決って感じで熱かったし。
次回作は普通にやるつもりだと思いますよ。今作以降はもうアリス役をやらないと一時期宣言してたミラ・ジョヴォヴィッチも、結局は会見で続投を仄めかすこと言ったみたいですし。
けんちー個人の、意見としてはラストでヘリに乗ってる兵士たちが、仮面を外したら全員ウェスカーだったみたいなチートな展開に期待したんですが、それは流石に無かったですw
終わり。