何故だ!?の同時上映!!
けんちー的満足度・☆☆★★★(2.3〈ネギま!のみ〉)
☆☆☆☆★(3.6〈ハヤテ、かってに改蔵、絶望先生総合〉)
ということで、明日も仕事がある木曜日の深夜24時ですが、今観てきた映画の感想をちょろっと。
まずね、魔法先生ネギま!の方ですが、今回の劇場版はエンディングB案というやつで。
ネギま!0巻の赤松健先生の話によると、原作コミックのネギま!は今クライマックスを迎えてる魔法世界編が終わった後も、どんどん続いていく構想があるんですけど、今回のFINALの内容は、魔法世界編でネギま!自体が終わって、そのまま全体の物語の集束へと向かう場合の最終回と。
だから、逆に言うと絶対に原作がこの形では終わらないVer.のEDであると。
結論だけ言うと、ネット上ではもの凄い酷いレビューとか話題しか出て来ませんけど、『ネギま!』読んでる人はネタとしてでも良いから観に行って損はしないと思いますよ。同時上映の『ハヤテのごとく!』の方は、もう純粋によくできた物語なんで、そっちの原作を読んでる人も絶対損した気分にはならないと思いますし。
〈このナギのお願いって・・・w〉
で、観に行ったら『魔法先生ネギま!』の0巻かもしくは『ハヤテ』の特別巻が貰えます。けんちーはもちろん、ネギま!の0巻貰いましたけど、この中身がまた秀逸で。
漫画が一話分入ってるんですけど、メタ話ってことで、いろいろやらかしてますね。原作中でのことを補完するかのようにいろいろと・・・この内容は後日、また別枠で書きたいです。
〈けんちーは、白皇学院の制服姿のアスナのステッカー貰えました。
『ネギま!キャラinハヤテコス』のステッカーは3種類あるらしいですね。マリアさんのメイド服ののどかとか。〉
ということで、以下ネタバレ超警告!です。思ったことをつれづれと書くのでどっちかの原作のファンだという方で、観に行く可能性がある人は絶対に見ないでください。
ということで、箇条書きでちょっとした感想をば。
『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』
〈戦闘シーンは、最初の瀧宮隊長と楓の手合せくらいです。
ってか、このメインビジュアルで千鶴が前に出すぎでしょw〉
・物語は、コミックス最新巻の少し先、ネギたちが『始まりの魔法使い』を倒して世界の危機を食い止め、学園に戻って来てからの話。明日が卒業式で、しかも卒業式の朝までに誰か一人だけ本契約の相手を決めねばならず、しかも選ばれた一人以外のみんなの記憶から魔法にかかわり始めてからのネギたちと過ごした全ての記憶が消え去ってしまうというハードな状況です。
・ということで、前夜、それぞれの生徒たちが最後の一日を過ごす描写が映画の前半の流れなんですが、何人かだけ抜粋して。
・まずは、千雨。魔法世界に来てからこっち、なんだかんだで一番ネギを支え、共に行動してきたのは千雨ですよね。で、ぶっちゃけ順当にいけば、ネギの本契約の相手はアスナ以外に有りえないわけですよ。で、それをほとんどの生徒たちは分かっちゃってると。千雨もその一人で、最後の夜に久々のブログ更新をしていた千雨は、アデアットした状態の自分の写真をブログに載せまくって『これが一番お気に入りのコス☆』と。そう記事に書きながらも、『明日全ての記憶が消されれば、このアップした画像も存在が消えてしまう』ということを千雨は分かってる・・・と。このシーンでちょっと僕は泣いたんですけど。どんだけ、千雨が好きなんだとw
・次は意外とハルナ。もちろん、ハルナも自分が選ばれるはずがないってのは100%分かってますよ。で、そのハルナが最後の夜にするのはもちろん、漫画を描くこと。自分の体験したネギたちの活躍をね。そんな傑作を書くことが出来ただけでも満足してました。
・で、雪広あやか。いやぁ、やっぱり皆川順子さんの声は最高です!!
・・・じゃなくて、委員長の最後の夜は、木乃香と刹那とアスナを招いて、徹夜予定の食事会。口では、自分が本契約の相手に選ばれることの前夜祭だとか言ってますが、あやかもやっぱりアスナが選ばれて、明日の朝には自分の中からネギたちとの大切な思い出が消えると覚悟をしてるんでしょう。最後は、いつも通り、アスナとのバトルになってましたが。
・茶々丸とかのどかには触れないのか?ってところですが、そこら辺はやっぱり順当な感じの過ごし方だったので。小太郎と契約してる夏実や木乃香と契約してる刹那とかは記憶が無くなることは無いんですが、それでも他のみんなの記憶から『大切な思い出』が消えるのは寂しいと誰もが感じてました。
・後半は、その夜、『始まりの魔法使い』の最後の術が発動。魔法世界の原型である火星が地球に急速に接近してきます。で、それを止めるには現在、マギステル・マギに最も近いネギが今すぐに本契約の相手を決めて、その全能力を開放することだけだと、学園長を初め、みんなが煽り立てます。
・みんなが不自然に煽り立てる中、ネギの下した決断は『誰も選べない。敢えて、選ぶとすれば、僕は全てのクラスメートと本契約する!!』というハーレムアンサーでした。で、全員、円陣組んで本契約。本来、そんなことは出来るはずがないんですが、もう今やネギは世界最強のレッテルを貼れるレベルですからね、それも可能と。
・火星を止めるためには、火星を取り囲むエヴァのATフィールド状の結界を解かなければいけないってことで、ネギの指揮の元、『みんな』で結界を攻撃。しかし、攻撃は打ち消され、もう火星の地球への衝突は目前と。
そこに現れたのが『あの方』ですよ。学祭の時に大騒動起こして、遥か未来世界へと帰って行った超鈴音ですよ。この演出はしょぼい映画とはいえ、熱くないですか? 『そうか、ここで超かぁっ!!』って目頭が熱くなったんですけどw
・で、今度こそ『3-A全員』の力で結界を消滅させたネギたち。それでも、何故か火星は止まらず地球と衝突・・・しかし、超は『これで始まりの魔法使いの策は完全に潰えた』と。
・世界が白い光に包まれて・・・次の日から、世界はあっさりと魔法世界と融合した世界になってました。で、EDで卒業式。最後は、その卒業式を見守るナギとアリカ姫(ネギの母ちゃん)のクローズアップで終了と。
うん、こんな感じですよ。元々、60分の予定だったのをさらに大人の事情で40分まで切られたそうで、途切れてる感ありありの繋ぎが何か所か見受けられましたけどね。結局、『強制的に本契約を一人に選べ!で、その一人以外は記憶全消しにするから!』っていうのは、『始まりの魔法使い』がネギの心を内側から弱らせるために張った幻想だったみたいですね、詳しい説明は流されたけど。
荒い作りで、これがコミックの限定版とかで続いてきたアニメのFINALかい!!って、文句を言いたくなるのは分かりますけど、『ネギま!』ファンとして、本来は描かれなかったエンディングB案を観れたと思えば、そんなに損した気分にはなってませんよ。まぁ、これは、僕がネット上の噂を先行で聞いてて、見る前から満足度・☆★★★★くらいだと覚悟してたってのも、効きまくってるでしょうけど。
『ネギま!』と『ハヤテ』の繋ぎ。
ここまでの、ネギま!の映画を、『かってに改蔵』のメンツと『絶望先生』のメンツが映画館で見てたという感じで。途中で、スクリーン裏から巨大な血まみれのウミちゃんが出現したりもしましたけど、最後は、改蔵と糸色望が声をはもらせて、『ハヤテがごとく!』へ誘導と。
『ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』
・何といっても、けんちーのメイン目的は『ネギま!』の方だったんで、こっちは数言で感想終えます。
・夏コミを終えた数日後、夏コミ6日目や夏コミ7日目(素敵な言い方だ)と称して、ショップで同人誌を買い漁り、秋葉原のロイヤルホストでもへーーっと、『モンハン』に明け暮れるナギたち。このままでは、『夏休みが終わったら自主的に秋休みにしよう』とか言って、再び登校拒否になりそうなナギを連れて、ハヤテとほぼオールキャストは西沢ハムの故郷であるド田舎に向かう・・・とそういう話です。終わり。
・あとは、断片的に。
・僕は、正直、『ハヤテのごとく!』のアニメ一期レベルしか知らないんで新しい目のキャラだと思うんですけど、あのコスプレ娘ね。ラスト近くで、無数の凶暴な恐竜に食われかけてるときには『Fate/stay night』のセイバーのコスプレ着てるんですけど、『ぼくの約束されし勝利の剣/エクスカリバーは、ダンボール製なんだ!!』って・・・まぁ、そりゃそうでしょうがw
〈カロッゾ・ロナのコスプレしてる娘。
カユラ(CV.日笠陽子さん)は映画のみの新キャラクターですか。自然すぎる。〉
・ちなみに、ナギを神隠しにして、ハヤテたちの中からナギの存在を完全抹消しようとする鍵の少女・鈴音の声を演じるのは遠藤綾さん(シェリル・ノーム役とか)です。
断片過ぎて、訳が分からないでしょうが、ハヤテのごとく!の方は、普通に劇場版として立派に通用する良い物語でしたよ。EDはfripsideが歌ってましたし、この田舎の夏祭りでは毎年誰か一人の『想い』が叶うっていうのも上手くまとまってたし。そりゃ、劇場版公開して激へこみしてた赤松健とは違って、ハヤテの畑健二郎先生は満足してるはずですよ。こっちは、100点満点(言い過ぎ)付けて良いぐらいの出来でしたもの。
・・・ということで、感想は終わりです。
いや、けんちーは、ネギま!もハヤテも両方通して結構な満足感を味わいましたよ。ネギま!全巻持ってる身としては、0巻嬉しいしw
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