話しても、祟られる。聞いても、祟られる。観ても・・・祟られる。
けんちー的満足度・☆☆☆☆★(4.4)
けんちー的恐怖度・☆☆★★★(2.2)
6時08分。
デイリーポータルZの提携してる沖縄の小ネタサイトの記事でけんちーが石垣島から帰ってきた次の日の大寒波について書いてありました。
確かにね、沖縄では超盛り上がってたんですよね。ラジオとかテレビで見るたびに観光客のテンションは下がってたと思いますが。沖縄行ってまで『寒い!』と思いたくないですもの。ま、まだ運が良かったな。
7時45分。
今日は尼崎で昨日から公開のホラー映画を観に行くつもりです。
昨日から『さらばあぶない刑事』も公開してるんですけど、そっちはメモリアルフォトブック付きのペアチケット買ってあるんで、来週の日曜日に。
13時02分。
ムービックス尼崎で『残穢─住んではいけない部屋─』を鑑賞して帰ってきました。
〈過去がつながる恐怖〉
〈『おわかりいただけただろうか』のナレーションでお馴染みの監督自らによる茶番PV〉
映画のPVを観て楽しみにしてたんですけど、期待を裏切らない面白さでした。普通に5つ星付けても良かったんですが、ちょっと勿体ない精神を発揮しまして4つ星で。
以下、ちょっとだけ感想書きます。
あらすじ
小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。
「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。
すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。
彼らは、なぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか・・・。「私」たちは、数十年の時を経た壮大なる戦慄の真相に辿り着き、やがて、さらなる事件に巻き込まれていく・・・。
・この映画ね、怖がりのけんちーをもってしてもビビるシーンは無いんですよ。ワッと出てくる場面も無いんで、その辺は安心してください。言うなれば、霊にやられてノイローゼになりかけてる隣の奥さんがドアから斜めに首だけ出して話してる場面の方が一番怖かったし。
・でも、面白いですよ。オカルト雑誌に怪談を連載してる『私』の元に建築デザインの学生から寄せられた相談は『引っ越した部屋でほうきを掃くような音がしている。』という地味なもの。そこから、その『場所』にまつわる真実を調査することで何十年もの時をさかのぼり、連鎖・繋がる恐怖があふれ出していくというね。
推理物にも通じる快感がありますね。
〈『私』役の竹内結子さんが眼鏡美女で良いんですよね〉
・ただ、最後は、聞き込みとかで関わったほぼ全員、それまで、無関係だった人も含めてすべてがじわじわと破滅に向かいますけどねw ある意味、呪怨のトシオくん親子よりも迷惑かも。
〈呪怨の親子は図々しくて腹立ってくるけど〉
・いやぁ、これは良い作品でした。ビビらせに来る場面はほぼ皆無だけど、純粋に新しい感じの怖い面白さがありました。ホラー苦手な人でも楽しめる怖さという新しいジャンルな気がするなぁ。

- 作者: 小野 不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (22件) を見る