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妖怪大戦争勃発!?『岬のマヨイガ』鑑賞。〈超ネタバレ感想あり〉(月曜日、晴れ)

あなたを信じる場所がここにある。

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居場所を失った二人の少女の物語

 

 

けんちー的満足度・☆☆☆☆★(4.2)

 

 

7時05分。

おはようございます。

本来昨日まで旅行の予定だったということで、有休の朝散歩。

もう8月も終わりますが、大阪の最低気温は27℃。

北陸の福井とか富山を結構歩いてましたけど、向こうは最高気温が31℃くらいで湿気が少なかったんで散策しててまだ快適だったんですよね。

大阪はクーラーの部屋から出た時のムワッと感半端ない。

 

 

さて、今日は月曜日なのでまた月曜日が安いイオンシネマで映画観てきます。

本当は観に行く気が無かったんですが、映画と駅メモ!がコラボしてて、先日の長い長い5時間もそのコラボキャラ(でんこ)二人と旅してたので。

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10連ガチャで二人とも引けました

 

 

9時15分〜11時15分。

イオンシネマ茨木の月曜1100円で『岬のマヨイガを鑑賞。

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前から岩手には行きたかったけど、また理由が増えたな。

 

 

感想は家に帰ってから書きます。

 

 

11時37分。

イオンシネマと同じ階にある揚げたて天ぷらのやぐらさんで昼ごはん。

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海老天丼とざる蕎麦セット(714円)

 

天丼60円引きだったので、コスパも満足。

しかし、ユイはショートパンツを多用するので脚線美が目に優しいな。(関係ない)

 

 

14時08分。

『岬のマヨイガの感想を少し書きます。

ネタバレしまくるので、観に行こうと思う方は、ネタバレ注意、以下絶対に読まないでください。

良い映画なのでオススメ、映画館に行ってほしい。

 

 

 

・物語の舞台は、岩手県釜石の辺り。時期はおそらく東日本大震災のすぐ後。

 つい最近両親を事故で失い、頼ってきた岩手の親戚の家で東日本大震災津波でその親戚も失い、ショックで声を出せなくなった小学生の少女・ひより

 母親が家出し、精神的束縛と虐待をしてくる父親との生活から飛び出した先で、震災にあった高校生のユイ

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居場所を求めて

 

 岩手のある神社で雨に濡れながら、狛犬に倒れ掛かっている倒木をどかそうとしているひよりをユイが助け、近くの避難所で二人の祖母を名乗るキワお婆さんがユイとひよりを引き取り、子ぎつね岬という岬の古い家で過ごすことになるところから物語は始まります。

 

 

・3人が暮らすことになったのは、岩手の伝承にある有名なマヨイガ(迷い家)の一軒。

 うしおととらでも東日本の妖怪の長の家になっている、山の中にいきなり現れ、誰もいないのに客をもてなしてくれ、何か一つだけ持ち帰らせてくれる家ですね。

 

 普通ならね、血縁も何もない二人の少女を勝手に引き取って、しかもひよりはともかくユイは家を飛び出してきて、転居登録とか戸籍関係やら何もない状態で暮らしていくなんて・・・と妙に現実的に考えちゃうけんちーには厳しい設定なんですよ。

 でも、このキワお婆さん、霊能力的なものあって、お地蔵さんや妖怪たちの知り合いいっぱい、お金も暮らしていくには十分あるらしく、何よりお地蔵さんや狛犬とか神仏関係万能なんですよね。

 

 役所の人がユイの元の住所からの移行手続きとかそういうのやっとくようにキワさんに頼みに来て、キワさんが『近くのお地蔵さんにお願いしといたから。』とユイに話したら、次の日には役所の人から『調べたてみたら、手続き全部終わってました。失礼しました。』みたいな連絡あったり。

 ここまで、やってくれるなら、けんちーも文句なしです。下手にリアルにされるより気持ちいい。

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お地蔵さん超有能〉 

 

 

・遠野のあちこちの川の河童(うち2匹はCV.サンドウィッチマンのお二人)や助けた狛犬たちとの交流とか、ユイ・ひよりの街の人たちの交流を交えつつ、終盤は悪しきものが街を襲います。

 それは、岩手の伝承に残る赤目さまと呼ばれる蛇の妖怪で、震災により海上の社が壊れ、震災で渦巻く人々の感情を吸って超強化。街が失われても、被災地で頑張っていこうとする人々に、心に刺さる幻を見せて街を追い出し、地域を自分だけのもののしようとすると。

 被災してもひとり残る人のところに、亡くなった奥さんや失った隣人の姿で『もうこの街はあかん。すぐに出ていって。』と尋ねて来るとか、超周到な手を打ってきます。

 

 

・メンタルの強いユイも自分を追ってくる父親の幻を見せられておびえる中、キワ婆ちゃんは二人を遠野にある本家・マヨイガに預けて、一人、伝承の武器(獣の槍ではない)を携えて、決戦を挑みますが、超強化された赤目さまを前に武器は折られて。

 

 

・最後は嵐を起こし、地方一体に雷を落としまくる、赤目さまを相手に東北中の妖怪やお地蔵さま、伝承のきつね舞いを練習してたユイとひよりも加わって妖怪大戦争。(現在、別スクリーンで大絶賛公開中)

 

 予想外に良い映画でしたね。癒し系であり、妖怪成分を十分摂取でき、バトル要素も熱かった。

 あー、岩手行きたい。駅メモ!本編的にも岩手は重要な駅があり、そもそも遠野は妖怪好きのけんちー的には日本でトップクラスの聖地ですしね。そして、劇中で大活躍する田中の地蔵様、絶対に立ち寄る。

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 〈盛岡駅近くの田中の地蔵様。

  目立つ姿なのに事件が起こる前から飛んできてて、

   キワ婆ちゃんに怒られてましたw