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ARIA The ORIGINATION 第07話 「その ゆるやかな時の中に…」

アリアカンパニーの創立記念日。灯里たちは、ネオ・ブラーノ島にある先輩ウンディーネ・アンナの家へと遊びにきました。冒頭のブラーノ島のカラフルな家に関するアリシアさんの豆知識は前に世界ふしぎ発見で問題になってました。ヴェネツィアンレースも紹介されてたなぁ。
  
ネオ・ブラーノ島ヴェネツィアンレース


アンナさんの家でのんびり過ごす一行。そこに帰ってきた旦那さんとアリシアさんに招かれていたグランマも合流して宴は夜まで続きます。

アリシアさんの先輩・アンナ


男性陣が眠りについて女性だけになった後、グランマがアリアカンパニー設立のなりゆきを話始めます。

女性陣




当時姫屋のトップウンディーネだった天地秋乃(後のグランドマザー)は、既に水の大妖精と呼ばれていて1日6件の観光案内など目茶苦茶忙しい生活を送っていました。仕事は充実していたものの時間の流れが速すぎて、素敵なものを見逃しているのではないかというもったいなさを感じていました。
そんなある日、グランマは1匹の火星猫に出会います。その猫は、毎日同じ場所から動かず雨の日も風の日もひたすら海の彼方を見つめ続ける汚れた野良猫でした。
  
ねぇ、猫さんいつもここで何を見つめているの?
   大切な何かを待っているの? by 秋乃


  
猫さん、そんなにまでして何を待っているの!? by 秋乃


グランマの質問にも反応をしめさずひたすら海の彼方へ視線を送り続ける猫。雨の降る夜をその猫と一緒に明かし水平線からの朝日を見た後、グランマはその猫の瞳に映る世界を見つけるために姫屋から独立しアリアと名付けたその猫と一緒にアリアカンパニーを設立したのでした。
  
夜明け




  
そしてアリア社長とアリアカンパニーを始めた。
  綺麗な瞳に映る蒼い世界を私も見てみたいって思ったの。 by グランマ



これが全てのはじまり。  by グランマ




アリア社長が何を待っていたのかは誰にも分からないけど、ひょっとしたらそれはグランマでありアリシアであり、そして灯里であり、『ARIA』の物語そのものだったのかも知れないです。グランマの最後の台詞のとおり、この出会いからARIAの奇跡の全てが始まったんですね。ああっ、恥ずかしい台詞禁止!
ひたすら、海を見つめ続けるアリア社長の姿はどこか神がかったような感じすら受けます。Aパートで右手にコーヒーカップ、左手にドーナツ持って上手そうに味わってる姿からは想像も出来ないですがw

コーヒーカップとドーナツ


アンナさんもネオ・ブラーノ島の話もアニメオリジナルですね。あーあ、これじゃあイタリアに旅行行くときにブラーノ島を避けるわけにはいかなくなっちゃいました。
当時の秋乃さんをグランマと同じ声優さんにしちゃったのは違和感を感じましたが、回想シーンで流れた新居昭乃さんの『鳥かごの夢』で万事OKです。この曲は、ED『金の波 千の波』に収録されてます。
こういう風に、名場面で同時収録の曲を挿入歌として使っちゃうから『シンフォニー』やら『just for you』やら潮騒やら『雨降り花』やら全部気に入って、iPodの曲のうちARIA関係だけで108曲も入ってるとかいう訳の分からないことになっちゃうんですよ、全く。どうせ、『スピラーレ』に収録されてる『横顔』もどこかで流すんでしょ?分かってますよ。
・・・と、暴走しちゃいましたが今回も良かったです。次回は、『その 大切な記憶に』。アテナさんの不安と可愛さとアリスとの絆が示される話です。
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