旅は続くよ。
前回で皆を逃がすために若い狼たちの群れに対峙したホロとその後、商売の協力者に裏切られ縛られた状態で危険な森に放置されたロレンス。
縄を炎で焼き切りフラフラの状態で命が危ないノーラを助けに行こうとするロレンスにホロが合流しました。ホロはロレンスの下へ急ぐために賢狼の誇りをしまって若い狼の頭の前に膝を付いたようです。
ノーラを助けに行くことに対してちょっと渋ったホロですが、ロレンスの説得に応じてくれました。
〈誰かが理不尽に殺されることが分かっていてそれを見過ごすことは出来ない。
頼む!お前しか居ないんだ!! by ロレンス〉
〈何か言うことは? by ホロ
ああ、見事な尻尾だ。 by ロレンス〉
ロレンスを背中に乗せて森を、野を高速で駆け抜けます。
〈駆け抜けるホロ〉
裏切ったリーベルト一行に追いついたホロはわずかな時間で一行を制圧。ノーラを助け出すことに成功しホロの正体も明かしました。
結局、誰の命も奪わずレミリオの元へ向かったロレンス。脅し半分で十年かけての返済を約束させて無事一件落着と相成りました。
〈俺たちはこの先も生きていかなければならないんだ。裏切られたからと言って
復讐すれば、その先にはまた復讐が待っている。〉
〈物事にはたくさんの終わらせ方があるだろうが、
明日に繋がるものを選択したいじゃないか!! by ロレンス〉
最後までいつも通りの他愛ない痴話喧嘩を続ける2人。
〈いつも通りの痴話喧嘩〉
ノーラと別れ、また2人は新たな道へと旅立っていきました。
狼と香辛料、終わりましたね。目茶苦茶大きな物語の山場ってのはありませんでしたが、ホロの可愛さと中世ヨーロッパ風(?)の世界観が作品に満ちていて旅の雰囲気に浸ることが出来ました。
〈さよなら、ホロ〉
主題歌、杉浦夏美さんの『旅の途中』がまたマッチしてたのも大きな理由だったと思います。