無人島に一人は無駄にテンション上がり♪
正午丁度に渡し舟のおっちゃんが車で到着して、いざ成ヶ島へ。
〈おっちゃんを携帯電話で召喚〉
まぁ、すぐなんで二分ほどの船旅です。
〈いざ、無人島へ〉
ちなみに向こうの桟橋に到着するのは激突して停める感じで。ヴェネツィアのヴァポレットもこんな感じだと聞きましたが(藍華に)。しかも、固定しないんで桟橋との隙間は結構開いて、波の高さで船は大揺れ。釣り人じゃないけんちーは上陸するのもかなり怖かったです。
〈ちゃんと、迎えに来てね〜!!〉
成ヶ島上陸。
成ヶ島は由良の港に蓋をするような感じで浮かぶ無人島で、北部の成山とそこから伸びる干潟・沼地エリア、そしてそこから連なる高崎山で構成されてます。こんな平日の真昼に島へ渡る物好きは居ないんで、成ヶ島は迎えに来てくれるように頼んだ1時間15分後までは島にけんちーひとりです。
〈瀬戸内海国立公園〉
まずは、桟橋近くにある毘沙門天のお堂にお参り。そこからまずは、海岸線沿いの遊歩道で成山方面へ。
〈真言も唱えて〉
海岸線で開けてる間は無人島に一人ってことでハイテンションだったんですが、鬱蒼と植物の生い茂った登山コースに踏み入るのは若干勇気が要りますな。
〈山中へ〉
で、登山コース。道のあちこちに糞が落ちてるんですね。結構大きなのがゴロゴロと。上空をたくさん飛び回ってる鳶のものでは無いし、ちらほら見かける山猫たちのものでも無いし(大きすぎる)、鹿系の動物の糞でもない(奈良の鹿で考えてますがw)と。
〈お食事中の方、すいません。〉
とりあえず、『熊に違いない!!』という考えが浮かんだんで、家に電話したり、お宮さん(金曜は休み)に電話したりと。あとは、ひたすら熊除けの歌(神魂合体ゴーダンナーとか)を歌いながら歩き続けましたw
成山の上のほうへ。木々の間から見える海を見つつ進みます。
道の無い場所に古ぼけた社があったり、壊れかけた祭壇があったりしたので、 『しまったぁ、ここは彼岸島であのおっちゃん(青山玲的役割り)に吸血鬼への生贄として連れてこられたか!!』とか半分本気で思ってました。
〈けんちーが生まれる前くらいには
とある企業の保養地だったそうなのでその名残かも〉
視界が一気に開けて展望台広場に到着。すっごい青空です。何箇所か円形の跡が残ってるんですが、これは昔の由良要塞の跡だそうですね。
〈道が開けて〉
そこから成ヶ島の干潟エリア方向を展望。天橋立に準えて、淡路橋立と呼ばれてるだけあって凄く良い景色でした。
〈淡路橋立(あわじのはしだて)の名に損じない景観〉
迎えの時間まで30分ちょいを残して成山を下山。干潟のエリアへ。
〈桟橋の辺りまで下山〉
シーズンには潮干狩りのお客さんで賑わうであろう場所。この季節はほとんど動物見かけませんでしたが。
〈お客さんでいっぱいになるんでしょうね〉
ハマボウやハマゴウなど特有の植物を見つつ、そろそろ帰る時間と。
桟橋に戻ると船が既に待ってて、機材を持った男の人とすれ違いました。えらく丁寧な人だなぁとちょっと話した時に思ったんですが、あとで港に戻った時に漁師の爺ちゃんに話を聞いたら環境省の人だったそうで。納得です。それだけ、貴重な動植物の宝庫だってことですね。
〈特有の植物もいっぱい〉
今回は1時間15分でって言いましたが、次は3時間くらい時間をもらいましょう。今回ほとんど、干潟や沼地を見られ無かったし高崎の方へも行きたかったし。
絶対、また来ますよ。成ヶ島、良い場所でした!!