きっと、そらでつながってる。
〈甲府への帰りはこんな感じでした〉
6時15分。
トイレすぐ済まさないと、すぐに電車が来るぜ。
しかし、途中休憩なし(客)とは。
〈お世話になりました!〉
6時30分。
山梨県北杜市、中央本線の日野春駅から伸びる下り坂は、甲州街道を越えると緩い上りになる。
親はいない。お金もない。趣味もないし、友達と呼べる人も、将来の目標もない。
そう、私は・・・。
(スーパーカブ第1話『ないないの女の子』冒頭シーンより)
ということで。
〈来た〉
駅前から望む山が煙ってて、幻想的!
〈朝もや〉
〈何度も見た小熊ちゃんの団地〉
〈一瞬だけ駐車場入口から駐輪場を拝見〉
7時29分。
ヤバい!!
えー。日野春駅からキービジュアルでもあり、ちょいちょい出てくる釜無川ポケットパークまで降りてきました。
〈キービジュアル〉
が・・・!!
あのね、日野春駅からここまで降りてくる道、冗談抜きに一山登る自動車道路、歩道なしですよ。
で、7時台で既にそこそこの車の通行量。
〈いつも小熊ちゃんが曲がるこのカーブの先、
釜無川が絶望的に遥か下過ぎて、写真撮る余裕も無かったです。〉
小熊ちゃん、あの道、帰りは毎日自転車で登ってたの?
小野田坂道じゃあるまいし、絶対女子高生には無理ですよ。そりゃ、カブ買うよ。
今、おっさんが帰りどうするか真剣に悩んでますもん。さらに交通量増えるあの道を、徒歩で?
もしくはね、椎ちゃんが通ったかもしれない、猫道(実際は野猿返しという洒落にならん山道)を雨後の落ち葉、ジョギングシューズで通るか。
まさかの、死を覚悟してますもん。冗談抜きで。タクシー無いかな。
〈ふもと側の入り口これですけど、山上側なんて、ほぼ崖の獣道です。〉
8時00分。
いつもの牧原交差点から甲州街道を甲府方面に曲がって、小熊ちゃんが、燃料切れで座り込んだコンビニ、初給油したガソスタ、コメリと閉店しちゃったスーパーやまとをチェック。
〈8と7〉
〈このベンチ(違う)は座れない〉
セブンイレブンでカレー・・・は無かったので、ドライカレーを購入しました。
8時46分。
釜無川ポケットパークに戻って朝食(遠い)。
〈ドライカレーはちょっと冷めてますが、
南アルプス独り占めのこの食卓は超贅沢だ。〉
〈小熊ちゃんが毎日見る、釜無川の景色〉
9時20分。
牧原交差点からスーパーおの、そして、小熊ちゃんたちの高校を巡礼。
〈火の見櫓に味があります〉
〈学校帰りの小熊ちゃん〉
〈出来合いのアップルパイなら売ってるよ。
スーパーおのは朝9時30分開店です。〉
〈いつも授業中に映ってる道路より撮影〉
〈実際は中学校〉
シノさんのバイク屋は、ここから片道20分とのことで断念。
というか、バスまであと30分しかないから走るぞ!!イージスで。
9時51分。
ダッシュで武川農産物物流センターに向かい、今月から現地スポットのみで発売されている耐候性ステッカーとスーパーカブプリントクッキー、あと、武川産お米のおむすび(温かい)を購入。
〈プリントクッキーは定番グッズなんだな〉
バスに乗って韮崎駅へと向かいます。
良かったぁ、帰り、あのデスロードを登ったら、車にはねられるか、崖を滑り落ちるかの、2択でしたよ。現実には、スーパーカブは助けに来てくれない!!
というか、日野春駅からの巡礼だけで、16000歩、11.5キロ歩いてるので、これで一山登ったら、この後の足が死にます。
10時44分。
甲府駅。
メチャ逆光ですが、富士山見えた!!
〈甲府駅前の信玄公〉
11時47分。
甲州ほうとう小作さんで昼ごはんに、甲斐の国 信玄公セット食べてます。
〈甲府駅には2店舗あります〉
〈私が作ったヅラ。〉
夏のドライブなら河口湖店の超巨大座敷で、食べた後、車中泊なので趣き深いんですが、駅前店だとカジュアルです。
でも、もちろん、人気。
13時11分。
甲府から南へ向かう身延線、富士山の見える和歌山線みたいな感じで、のんびり過ぎて眠くなってきました。
〈乗り過ごしたら、あかんえ~。 by イヌコ〉
〈小さく富士山〉
14時21分。
甲斐常葉駅で下車して、本栖高校のモデルの旧小学校巡礼。
〈朝からの行軍が足に響くぜ〉
〈お金落としたいけど駅周辺で自販機くらいしかない〉
〈シーズン2ラストカット〉
疲れた脚を、なでしこと同じポーズでベンチに座って癒やす。
〈ちょうど誰もいない時間で駅を独り占め〉
ところで、身延線がのどか過ぎて、ワンマンカー降りるときに、18切符と某南光太郎の店のスタンプカード、多分間違えてかざしながら、降りたけど、普通に下ろしてもらった気がします。
自信満々だから持ってるんだろうと判断してくれたのかな?
15時49分。
身延巡礼で乗り継ぎ90分待ち中です。
ここは、まだまだ、ゆるキャン△巡礼者で溢れてますね。
あのお店のみのぶまんじゅうは死ぬほど売れている。良い店でもあるし、間違いない。
〈一つのお店として一番恩恵を受けてるでしょう〉
〈店内に斎藤さんの立て看板あるし、キービジュアルも
身延橋の下でのちくわ散歩だし、斎藤さんの家は身延の対岸なんだろうな。〉
そして、なでしこたちが座っていたベンチは空いた瞬間埋まるから、永遠に開かないw
〈ゆるキャン△巡礼のトップクラススポット〉
〈みのぶまんじゅう(65円)、超ずっしりなんですよ。
これを即座に10個消費するなでしこ、ヤバい。〉
けんちーは、地味に恵那のキービジュアルにあった身延橋渡った河川敷で、まったり、『ピーヒョロロ』と鳴くトンビたちの声を聞いてます。
〈しかし、この河川敷は人が歩くように
作られてないので、駆け降りるのに苦労しました〉
〈み~の~ぶまんじゅ~う♪(by なでしこ)
17時33分。
身延からさらに数駅南下。
なでしこの家の最寄駅、内船駅。
〈乗り遅れたらジ・エンドな本数〉
〈駅前〉
なでしこが自転車で渡ってくる南部橋の真ん中でちょうど夜の帳が下りて来ました。
〈考えたら、なでしこなら、日野春駅への長い山道、自転車で通えるな。〉
帰って行くなでしこを見送って、けんちーも甲府へ引き返します。
ここから2時間弱の旅程でさらに、今日はもう一箇所あるのです。
20時34分。
甲府駅から4.5キロほど歩いて、そば処の藤義さんにやって来ました。
・・・僕はバカですな。
超疲れてます。真っ暗な甲府の路地を携帯のバックライトで照らしながら。
〈夜行バス明け、この時点の歩行距離〉
で、お店自体は、なでしこもバイトしてる設定だし(作中では身延)、スーパーカブの漫画版にも取り上げられるだけあって、店の人の対応も超親切。
味もよく、値段手頃の、ボリューム満点という、近所にほしいお店で。
〈両作品、それぞれ、藤本、藤元という名前で登場。〉
〈なでしこも小熊ちゃんも味わった味を実食〉
〈海老天玉重に冷奴、漬物、味噌汁、お蕎麦3枚で1200円。
単品ならもっと安くなります。〉
21時15分。
店から宿のルートインまで、2キロ弱あったので本当ならまだ着いてない時間なんですけどね。
お店でけんちーと同じく今日の最終客であろうお兄さんが、いろいろあって話しかけてくれまして、お互いゆるキャン△ファンだと。
で、お店の外に一緒に出て、『お気をつけて』と挨拶交わして、重い足取りをホテルに向けようとしたら、ありえないことにホテルまで車で送ってくれると。
〈オープンカーにもなるかっこよさの次元が突き抜けた車。〉
で、二人してお店の外観を撮りーの、住所がこちらは大阪、相手の方が京都だと判明したり。
いやー、こんなことありますか?
正直、上の『僕はバカだ。』は、リアルタイムで書いてる状態だったので、神さまかと思いましたよ。
で、ホテルまで送ってもらった上で、改めてお互いの良い旅(あちらは出張中)を祈ってお別れ。
ネット上のネームはソラさんだと言ってたなぁ。この情報でたどり着けるだろうか。
21時51分。
でも、今日の予定や無謀さのどれかでも、違ってたらこの出会いは無かったんだな。
だとすると、無謀さも良いのかもしれない。
と、反省を打ち消しつつ、お風呂入って、明日の行程に備えます。