マニアック、神話の国ツアー。
5時05分。
大阪から深夜バスで未明の松江駅に到着しました。
〈寝たかと言われれば寝ましたけど、疲れあり〉
5時42分。
バスから降りたベンチにて、ローソンで買った天下一品ラーメンの朝食を摂っていたら、空港に向かうバス待ちのおばちゃんたちに話しかけられて、お互いの旅のエールを送り合いました。
なるほど、松江空港へのバスが出てるのねん。
〈7割くらい正解の監修ラーメン、嫌いじゃないのです〉
6時13分。
と言っても、ガッツリ戻るのでなく、最初の目的地は2駅隣りなんですけど。
〈沈黙もまた美徳なり〉
〈お行儀悪いんですけど、深夜バス明けの足を水平に伸ばしたい。そして、旅って結局、軍足が最強というのが結論です。〉
7時00分。
揖屋駅から2キロほど歩いて黄泉比良坂へ。
〈途中、揖屋神社に参拝〉
昨夜、花見しながら読んでた夜桜四重奏で最終章『サクラサク』の世界滅亡阻止の勝敗条件を伝えてくれたナミちゃんことイザナミノミコトさまが、旦那にまだ修復中の身体を覗かれてブチ切れたあの世とこの世の境ですね。
〈桜のトンネルをくぐって〉
旅立った人への手紙を投函してお焚き上げで届けてもらう天国ポストもありましたが、まだ、けんちーの周りで亡くなってるのはじいちゃんばあちゃんくらいなので、両親を見守ってあげてねとお祈りだけして撤退。
〈72時間でやってたところ〉
〈旦那は桃の実を投げつけて逃走成功〉
それより、坂へ向う山道で熊とかでないかの方が怖かったです。近畿から続くR9に出たときはホッとしちゃいました。
〈神域の奥へは立入禁止〉
〈コースの反対側に出てホッとしました〉
8時19分。
通勤ラッシュの流れに身を任せて松江駅に戻ってきたんですが、今日の午前中の予定が船の出港具合に寄るのと、ホームページ更新されないので、8時半の観光案内所待ちしてます。
で、海の荒れで船が出ないとなったら、出雲市に移動して定番コースにしましょう。
8時35分。
観光案内所の情報もけんちーと同じレベルで。けんちーのスマホ、電話できないので、手も足も出ないですね。ま、行くためのバスが9時20分なのでそれまでに案内所の方でまた情報仕入れとくと言ってました。
しかしまぁ、和歌山の友ヶ島汽船ならXで朝5時には情報出すのに、駅からバスで50分かかる遊覧船の情報をこの時間でも出さないって・・・ちょっと商売できてませんよね。
9時13分。
バスの時間まであと7分。
いやいやいや、9時回っても情報更新されず、観光案内所から電話してもらったら、電話受けてから『海の様子見てきます』と、5分待ち。
アクセス良くないところなのに、この緩さ。日本海の遊覧船なんて晴天でも欠航するのに旅行のプランに入れられませんよ?
ま、出雲行きの普通電車、次1時間強後なので一畑電車使うかとか、いろいろ考えちゃいました。
10時11分。
うすうす感じていましたが、遊覧船貸し切りかな?
せめて、藻塩とアラメという乾燥わかめみたいなの買って、お金落とします。
10時20分〜11時10分。
加賀の潜戸(くけど)遊覧船。
いや、素晴らしかったですね。
江戸時代の防波堤に囲まれた穏やかな内海から大荒れの日本海へ。
そして、圧倒的、山陰のジオパーク。
神のくけどは昔、猿田彦命さまが黄金の弓矢で開けた大穴で、その弓は沖の的島まで貫通したという神話。
そこを船で潜るとき、屋根の上から轟音が響き大揺れ。落石ですね。悲鳴が上がりましたよ。
〈大量の波しぶきとともに岩も落ちてきた〉
〈神の矢が通した神のくけど〜的島〉
〈轟音しました〉
そして、内部が賽の河原となっている仏のくけどでは、下船タイムまで。良いアトラクションですなぁ。
〈仏のくけど〉
〈賽の河原〉
けんちーともう一組、4人連れのカップル+じいちゃん2人?が居たんですが、アトラクション性高めでちょいちょい話してたので、また最後は『いい旅を!』と声かけて別れました。
カップルとガイドかあるいは、新年度だけに役場の若い2人を案内してきてるのかなという方向もちょっと頭に浮かぶグループでした。