気持ち良いですね・・・灯里さん。
ある朝、難易度の高い岬を練習場所に選んだ灯里と藍華は、滑るように海面を進んでいく一人の少女と出会います。
ここ数年業界トップの売り上げを誇るおれんじぷらねっとの制服に身を包んだペアの少女はアリスと名乗りますが、とりつくしまも無い様子で、花集めに興じる灯里たちを尻目に去っていきます。
〈おれんじぷらねっとのアリスです。〉
〈一緒に朝ごはん食べない?育ち盛りだからお腹空くでしょ? by 灯里
でっかいお世話です。 by アリス〉
おれんじぷらねっとの寮を出てミドルスクールへ向かうアリス。後輩のファンの子たちにサインを頼まれても、人との接し方が苦手なアリスは冷たいともとれる素っ気ない態度を取って泣かせてしまいました。
〈サインを断るアリス〉
〈(ウンディーネだからって、あんな愛想笑い出来ないよ。
でも・・・あの人の笑顔はちょっと違ってた。) by アリス〉
数日後、サンマルコ広場でもみあげ(!)をつかまれ、暑苦しい男に絡まれる灯里。燃える男、サラマンダー暁の初登場ですね。暁は灯里がシングルになったばかりのころの初めてのお客さんでもあります。
〈あかつきん初登場〉
もみあげを引っ張られている様子を見て、たちの悪い客に灯里が絡まれてると勘違いしたアリスはオールを構えて灯里を救出に。誤解が解けた後、『暁で観光案内の練習をしよう』と言う灯里の誘いを何となく受けたアリス。
〈ウンディーネに乱暴するなら、観光協会へ訴えますよ! by アリス〉
3人でネオ・ベネツィアの観光案内へと出発します。
暁に『もみ子』と呼ばれてもそんなに嫌そうな顔をしない灯里を見て失望しかけたアリスでしたが、灯里のあまりに自然体な暁とのやり取り、さらにたたみ掛けるような恥ずかしいセリフに今までに無い気持ちを味わいます。
〈アクアの皆がマンホームと同じ環境で住めるように、
昼も夜も休まずサラマンダーさんが守ってるんですよね。
だから、暁さんたちはアクアの守り神ですよ。 by 灯里〉
一通り観光案内を終えた3人。暁がある人物と待ち合わせしている(何時間も相手が遅れてますが)橋の上でまだ待ち続けてます。灯里が得意とする何気ない暇つぶしに思わず笑ってしまったアリス。それに応えるように灯里も笑い、丁度大鐘楼の鐘の音も響き渡って幸せな空気に包まれていきます。
〈アリスちゃんが笑った。〉
〈アリスちゃんが笑ったところ初めて見ちゃった。何か、幸せな気分。 by 灯里〉
のんびりした空気を破って現れたのは貿易商を営む暁の兄ちゃん。
〈どうやらお嬢ちゃんは陸の上でも立派なウンディーネさんみたいだな。 by 暁兄〉
〈(ようやく分かった・・・この人の笑顔の秘密。) by アリス〉
暁はお金を借りに来たみたいです。
灯里の自然な笑顔に惹かれたアリス。初めて素直に灯里に話しかけることが出来ました。
〈(流れに逆らわないで上手に水を掴んで、ゆっくりゆったり進んでいく・・・。
誰かをゴンドラに乗せて、
心を開いて、心を軽くして、一緒に風になれたらきっと・・・自然に。)〉
〈気持ち良いですね・・・灯里さん。 by アリス
初めて名前で呼んでくれたね・・・アリスちゃん。 by 灯里〉
暁の招待で浮島から夕焼けに包まれたネオ・ベネツィアの街を見渡す灯里とアリスを優しい風が包んで行きました・・・と。
〈浮島へ〉
〈まるで鳥になって、空を飛んでるみたい。
・・・ちょっと恥ずかしかったですか? by アリス
ううん。全然! by 灯里〉
〈ネオ・ベネツィアを包む夕焼け〉
次回、第4話『その 届かない手紙は・・・』。良い話です。
この第1期のアリスの声(広橋涼さん)はホント透明って言うか感情をわずかにしか表さないような感じなんですね。・・・と言うより、第3期に入ってから一気にアリスの声の質が変わったんですな。もう今では第3期のアリスの声に慣れちゃってむしろ昔の声に違和感を感じちゃうんですが、思うに第3期が始まる寸前にやってたBAMBOO BLADEの珠ちゃんのノリのままで行っちゃったんだろうなぁって思います。
ま、基本的にけんちーはARIAのキャラの中でアリスが一番好き(全キャラ好きだけど)なんでどのシーズンのアリスも良いんですけどw