続・絶望。
教団員を皆殺しにしながら教団本部へ侵攻しつづけるレベル4。
ついにその手は、コムイへと届きます。
〈コムイの危機〉
コムイが殺される直前、駆けつけたのはイノセンスを持たない神田。タリスマンの全力照射でレベル4をなんとか封じ込めている間に、コムイはへブラスカを囮に本部全てを撤収するという苦渋の決断をし、神田と共にへブラスカのなかで眠らせていたイノセンスを回収に向かいます。
一方、ルベリエは最後の手段として強引にリナリーの体内にイノセンスを入れるようリナリーに迫ります。
〈教団のために戦いたまえ、リナリー!!
君はエクソシストだろう!! by ルベリエ〉
リナリーが命を落とす確率がかなり高いこの方法。ルベリアの脅迫を受け、ラビと看護婦長の必死の静止を振り切って決断したリナリー。ルベリエ・ラビと共にこちらもヘブラスカの下へ向かいます。
〈来ないで婦長・・・ありがとう。
私、兄さんが来てくれたあの日、もうここから逃げられないと思った。
あの時、私は逃げることを止めたの。止めて・・・エクソシストになったんだよ。〉
〈私のために全て捨てさせてしまった。
未来も自由も狂わせてしまった。私がここに閉じ込めた。
私以外の全てを捨ててくれたあの人と生きるために・・・。 by リナリー〉
タリスマンを使っていた団員を皆殺しにして、ついにヘブラスカの部屋に現れたレベル4。
コムイたちの乗っていたエレベーターを破壊し、リナリーにイノセンスを融合させようとしていたヘブラスカをも倒したレベル4。
〈儀式〉
さらにイノセンス無しのラビと神田を蹴散らし、イノセンスに手を伸ばそうとするリナリーを踏みつけました。
〈お願い・・・お願い・・・。大嫌いな神さま。
あたしに力を返して。私、初めてこんなにイノセンスを望んでる。 by リナリー〉
リナリーはイノセンスに接触できるのか?そして、たとえ触れられてもシンクロすることは可能なのか?
厳しい厳しい、希望の全く見えない状況です。