新たな契約。
大分前のですが、第1期のクライマックスを。
前回、オーリに憑依した七星の一人が突き出したナイフによって致命傷ともいえる傷を負った景世。自分が傷つくことよりもオーリに人を殺す感覚を味わわせたくない一心でオーリへの憑依を祓い飛ばしました。
一方、孤児院の外で定型を持たず体の組成まで変えられる七星・忌逆を相手に苦戦していたマキナは、景世が傷を負った瞬間力が抜けていくのを感じます。
〈苦戦〉
傷つき倒れた景世とオーリの元に現れた破戒僧・赤紗。赤紗は特別な意味を持つ景世の眼球を抜き取ったあと、窓を破って飛び込んできたマキナもろとも一行に止めを刺しにかかります。
その寸前に立ち上がった景世は、猛毒の結晶を自らの口内で噛み砕きそれを噴出して忌逆の煙状の体に取り込ませ、さらに長年力を蓄えてきた経典を拳に巻きつけそれをそのまま赤紗に叩きつけます。
〈師兄!あなたは知りたくないのですか、真実を!? by 赤紗〉
〈要らねえ!!それを知ったら、お前のように
自分の屍姫を殺さなければならなくなるような真実、知りたかねーーーー!!
by 景世〉
これらの攻撃は共に景世の命さえ奪い得るもの。つまり、景世が死を受け入れた上での攻撃ってことですな。
自分の死を覚悟した景世はオーリにマキナとの契約を託すことを告げました。以前のミナイの一件でも経験したとおり、契約を失った屍姫はただの屍と成り下がり最終的には同じ屍姫に抹殺される運命が待っている・・・そのことを知っているオーリは屍姫との契約を受け取りました。
〈真言。我が体が滅ぶとも我が血は滅びず。理も我が手にあり。
新たなるものに等しく光明を差し伸べたまえ。 by 景世〉
死の間際、景世の最後の願いはマキナの笑顔を見ること。『地獄のような場所から少しでもマキナを救い出せたこと』を感じて逝きたいという景世の願い。死ぬ間際の未練・・・すなわち妄執を抱えて死んだものは屍となる・・・マキナの胸に屍になってでも景世にはこの世に存在していてほしいという迷いが浮かびますが、マキナは死に行く景世に最後の微笑みを見せました。
〈・・・だから、笑ってくれ。最後には笑っていてくれ。
笑ってくれ、マキナ。そしたら俺は、
お前をこの地獄のような場所から救えたんだと・・・思えるからさ。 by 景世〉
笑顔で逝った景世の体を抱えてマキナは咆哮・・・と。
〈逝く〉
その後、『Beautiful Fighter』が流れる中、赤紗から力を奪い、より強力となった忌逆をマキナは異様な力で圧倒。滅多打ちにします。
〈消してやる・・・お前ら全て・・・私の前から!
消えろ!私の前から・・・!私の記憶から・・・!この世から!! by マキナ〉
それは、言うなれば屍姫の『呪い』の力。
〈これは呪いだ。屍姫も屍である以上、呪いをかける力を持つ。
彼女は屍を呪っている・・・!! by 赤紗〉
しかし、強すぎる呪いの反動は契約僧としての修行すらしていないオーリの命を奪うほどのダメージを与えていきます。
命乞いをする忌逆を修羅の形相で消し飛ばすマキナ。
夜明けが近付く中、赤紗は兄弟子である景世への最後の餞別として瀕死のオーリの傷を癒し去って行きました。
〈2年前、お前たちの言った言葉をそのまま返す。・・・無様だな! by マキナ〉
〈長い夜が明けて16歳になった日、
俺は父で兄で親友であった人を亡くして・・・契約僧になった。 by オーリ〉
長い一夜が明けてオーリが孤児院のキッチンで見たものは、オーリと子供たちのために景世が作った特性シチュー。今まで涙を流さなかったオーリはやっとこの時泣き崩れました。
第1期の最終回である次回、景世の告別式があってそこから続けての第2期に向けてオーリがマキナの契約者としてやっていくための道に入るわけですね。とりあえず、この感想だけ書いてから第2期を見ようと決めてたのでやっと見れますなぁ。
前に一回、喰霊と屍姫はセーラー服太ももアクションって書きましたが、この屍姫はさらに『パンツはいてない』という属性が加わるなぁとか思いました。
OPは1期・2期おそらく共通でAngelaの『Beautiful Fighter』。やっぱり、Angelaの歌は締まりますね。
〈逆らえない運命をこの手で切り裂いてく♪〉
EDもおそらく共通でこれもAngelaの『My Story』。
〈不安な夜をいくつ数え いくつ越えて♪〉
基本的に契約僧と屍姫の各コンビの1枚絵なんですけど、とりわけ露出度高い絵を使ってますなぁw