舞台設定が良い。
前回の恵の死から。
〈・・・では、死亡時間は午前二時ごろ。
死因は急性心不全ということで。 by 尾崎敏夫〉
さらに何人か村人で死人が出てます。夏風邪や貧血の症状から常に睡魔が襲うようになり、最後は原因不明で死ぬと。村医者の先生とかが伝染病じゃないかと調査を始めましたね。
〈病かオカルトか・・・ま、オカルト間違い無しでしょうが〉
そして、死んだはずの恵の気配を窓の外から感じて障子を開けられなくなってる結城夏野(主人公?)と。
〈何故だ?何故、俺は障子を閉めるようになった・・・? by 夏野〉
事件の発端。二人のバラバラ死体と数日間過ごした後、他の例と同じ亡くなり方をした婆ちゃん。この件以外は不可解ではあっても病死なんですよね。坂の上の洋館に越してきた一家(母親以外まだ姿は見てない)が恵に関しては大きくかかわってそうなんですが。事件そのものがまだまだ闇の中、凄く面白いです。
そして、この集落の舞台設定がまた面白いですね。三方をモミの林で囲まれ、村ではそのモミの木から作る卒塔婆を特産の品としていると。死者に捧げるものを糧として人々が暮らす村・・・いやぁ、たまらん!!
ホラー好きとしては、ホントにたまらん舞台設定ですw