テイクオフ。
(GジェネシリーズのSTAGE1のタイトル)
〈宇宙世紀105年、シャアの反乱から12年後の世界〉
ということで、コロナ緊急事態宣言により2回の公開延期となった『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(第1部)を初日に観に行った感想をちょっと書きます。
ちなみに、けんちーは原作小説は読んでないんですけど、Gジェネシリーズは毎回プレイしてるので、キャラや物語の流れ、登場するMS、そして物語の結末は把握してます。
以下、ネタバレするので、物語の流れを知らない人は閲覧禁止で。
・とりあえず、第1部の範囲は、アデレードの国際会議出席のために地球へ降り立つ大臣たちも乗る船が、テロリスト『マフティー』を名乗る集団にハイジャックされ、物語の主役たる『ハサウェイ・ノア』『ケネス・スレッグ』『ギギ・アンダルシア』の3人が邂逅するところから。
そして、3人の奇妙な人間関係構築、身分隠しも兼ねた自分のホテルへのMS襲撃、最後は愛機となるクスィーガンダムを受け取って、レーン・エイム操るペーネロペーと最初の交戦、撃破まで。
・けんちーはケチなので、映画を観る際に事前情報はほぼ入れないんですよ。
で、最初観た瞬間に、『え?え?誰?ケネス大佐!?』ってなりましたよね。
〈『君が俺と寝てくれたら』みたいな台詞は、
元の大人キャラだから渋く映るような気がしないでもない。チャラい。〉
今まで映像と音声有りで『閃光のハサウェイ』が描かれてるのってGジェネシリーズだけで、そこでのケネスって金髪の、そしてかなり落ち着いた大人の白人男性なんですよ。で、声は落ち着いた演技してるバージョンの立木文彦さん。
ケネス大佐って間違いなく閃ハサ(略した)の主役3人の1人でしょ?
物語の軸として、まだまだ子供の部分が残るハサウェイと超大人のケネス大佐、その間をつなぎたゆたうギギの3人の関係があるのに、その軸であるケネス大佐が諏訪部順一さん演じるガンガン行く系の黒人若造キャラとは。
全然悪くはないですが、この先の中盤から結末に向けて、印象や流れそのものが変わっていく・・・そんな予感でちょっと楽しみと。
・上のケネスに通じるんですが、ハサウェイとかなりつながりの深い部下のガウマンもえらい歴戦の傭兵みたいなキャラと声優さんになってるし、映画中に赤毛の気が強そうでいて、MSの操縦はまだ不慣れみたいな若い女性もエメラルダってフルネームが出るまで全然誰か分かりませんでした(笑)
〈このすぐ死んじゃいそうなソバカスがガウマンでしたからね〉
〈ハサウェイとレーンはあまり変わってない〉
エメラルダも過去作だったら金髪短髪の落ち着いたちょっと年上キャラじゃありませんでしたっけ?
キャラデザが一切過去作踏襲してないのが凄い。レーン・エイムはメインの敵パイロットなのにあまり印象に残って無いこともあってそんなに変わってませんけど。
・ちなみに、ハサウェイはなかなか優柔不断っぷりが前面に出てて、部下だったら『何、女といちゃついとんねん。』とキレるかな。ギギは、子供っぽさが消えて、なかなかセクシー。
〈ギギはお偉い爺さんの愛人なのに幼さが残る危うさが抜けたかな〉
・物語終盤のクスィーとペーネロペーの直接対決。楽しみにしてたのは、2機共通の固有装備・ファンネルミサイルだったんですけど、あんまりもうファンネルっぽさは出さず、初見の人だったら普通のミサイル撃ちまくる機体なのねって思うと思います。
実際閃ハサ初見の田舎川さんもファンネルだって気付いてなかったし。ま、ファンネルミサイルって使い捨てだろうし、誘導ミサイルと実質そんなに変わりませんしね。
クスィーのデザインは従来トリコロールカラーが分かりやすかったのが、かなり大部分が白色に変更、そして胸部分にも頭部アンテナみたいな機構有りと。
〈宇宙世紀でも最も大型化がなされた時代。
デザイン的にゴテゴテしてて苦手な人も多し。
なるほど横から見たらカバーの下はトリコロールなのか。
でも、シールドも3色だったのが白一色になってるな。〉
・今回、全員ですけど、ハサウェイの声優さんも従来の佐々木望さんから変わったじゃないですか? でも、けんちーは最初のマフティーを騙るハイジャック犯(カボチャ)の声が若めにした佐々木望さんだったような気がしてて、観終わった後、田舎川さんと話してるときに、『スタッフロールに名前あったよ。』となったので『間違いない』と盛り上がったんですが・・・家帰ってよく調べたら、熱心に事情聴取してたメガネでした。
まあまあ、別役でも出ててくれてよかったというファンサービスですね。
・いろいろ変わったところばかり書きましたが、やっぱり大スクリーンで見るガンダムは良いですなぁ。そして、キャラの雰囲気が大きく変わったことによるここから先の物語の変化も純粋に楽しみであります。ということで、感想終わり。
〈ちなみに12000円の豪華版BDには、
佐々木望さんが全編読み上げる超ボリュームのCD付き。欲しいな。〉