覇王の器を持つ男。
前回、目の前で命の恩人であるマーガレットたちを石にされ、さらにあまりに傍若無人なハンコックの態度にキレたルフィー。
〈どうかしてるぞ、お前ら。
あんな女に・・・仲間が石に変えられてんのに!!
何でお前ら、ヘラヘラ笑ってんだよ!! by ルフィー〉
死刑執行役である獣をルフィーに一撃でのされたハンコックは、自分の妹であるマリーゴールド・サンダーソニアの2人をルフィーにけしかけます。
そして2対1の戦闘開始。
マリーゴールドには攻撃をはじかれ、サンダーソニアにはスネークダンスで攻撃を完ぺきにかわされ、2人の攻撃はゴムのはずのルフィーの体に通常の肉体に与えるように大きなダメージを与える。これが『覇気』とやらの力ですか。
〈通じない攻撃〉
〈ソニア、マリー!
一刻も早くその男の息の根を止めよ!
もう汚い口が二度と・・・効けないように!! by ハンコック〉
ボロボロのルフィーをさらにいたぶる為に、マーガレットたちの石像を壊そうとするマリーゴールド。必死に懇願するルフィーの目の前でついにマーガレットが叩き壊され・・・。
〈マーガレット破壊3秒前〉
その瞬間、闘技場を震撼させるルフィーの裂ぱくの気合。その衝撃波を受けた観客たちの中には気絶するものも表れ、そして2人の蛇姉妹はこのオーラを覇王色(はおうしょく)の覇気と呼びました。
〈止めろって・・・〉
〈今のは・・・覇王色の覇気!?
嘘でしょ?数百万人に一人しか
身に付けられない、選ばれたものの覇気!〉
〈これを使える人間なんて、姉様の他に見たことが無い。 by ソニア
この子、人の上に立つ王の資質を持っているんだわ。 by マリー〉
〈わらわと同じ、覇王色を・・・!
どういうことじゃ、ただの小僧では無いのか・・・あやつ!? by ハンコック〉
一先ず、マーガレットの体を破壊されずに済んだルフィーはほっと一息。
〈よ〜し、おめえらが強いのはよ〜く分かった!
続けようぜ・・・決闘。 by ルフィー〉
ここからが本当の勝負だと。