この話で泣くのって自分くらいじゃないかな?
自分に能力が無いという事実に耐えられず、白子や初春に内緒で禁手である幻想御手(レベルアッパー)を使ってしまった佐天。初春たちとの接触も避けるようになり過ごしています。
〈芽生える能力〉
自分が広めてしまった友達が意識を失ったことでレベルアッパーの副作用を知り、携帯電話で初春に告白。佐天の涙の告白を聞いた初春は、たとえ佐天が意識を失くしても必ず自分が目覚めさせると宣言しました。
〈レベル0って、欠陥品なのかな。
それがズルして力を手に入れようとしたから、罰が当たったのかな?
危ないものに手を出して、周りを巻き込んで、私・・・!! by 佐天〉
〈大丈夫です!!
もし眠っちゃっても、私がすぐに起こしてあげます。
佐天さんもあけみさんも、他の人たちもみんな・・・!! by 初春〉
〈ドーンと私に任せちゃってください!
佐天さん、きっと、あと5分だけ〜とか言っちゃいますよ。〉
〈佐天さんは欠陥品なんかじゃありません!!
能力なんて使えなくたって、
いつもいつも私を引っ張ってくれるじゃないですか!
力があっても無くても、佐天さんは佐天さんです!!〉
〈だから・・・だから・・・、
そんな悲しいこと言わないで・・・!! by 初春〉
〈ありがとね・・・初春。
迷惑ばっかかけてご免。あとは・・・よろしくね。 by 佐天〉
その後、意識を失って眠りについた佐天を目覚めさせるべく木山先生のところに身を寄せた初春は部屋内にあった資料から木山先生こそがレベルアッパーの開発者であることを突き止めて・・・と。
〈眠りに〉
〈いけないな・・・他人の研究成果を勝手に見ては。 by 木山〉
いや、佐天と初春のやり取りでつい泣いちゃいました。
何ていうか、あっさり何話か後には意識取り戻すんでしょうに・・・不覚。流石に、この話でやられるのは僕ぐらいでしょw
犯人が判明しても木山先生が極悪人には見えないし。