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藤村D帰還。

日本人の誇りと祭り。



えー、HTBに出張から藤村Dが帰ってきました。
そして、震災後のメッセージ。そして、今の状況が少し落ち着いたら、来年辺りにでも5・6年ぶりの祭りをやろうじゃないかと。
ドームを借り切っての飲み明かし!?電気を節電しなけりゃならんなら、真っ暗な寝釣り状態での宴会でも!・・・と。
良いですなぁ。こういう状況だからこその祭。こりゃ、大阪から北海道に出向いてでも行く価値ありますぜ。一どうでしょう藩士として。



【本日の日記】
3月16日水曜日。藤村でございます。


昨夜は雪が散らついていましたが、朝になると、札幌はとてもいい天気でございました。
家の前の雪かきをして、駐車場の氷を割って、ウォーキングに出かけました。
すると、雪に埋もれていた川沿いのサイクリングロードが、すっかり除雪されていて、地面が出ておりました。
ウォーキングをランニングに切り替えて、久しぶりに走ってみました。


冬の間は走ってなかったので、まぁゆっくりと。


やがて、向こうからおっさんが走ってきて、「やぁー久しぶりですねぇ」と。
ランニングの季節には、よくすれ違う人で、あの人も、走り出したのでありましょう。
お互い手をあげて、「やぁー久しぶりですねぇ」と。


北国にも、ようやく春が来ております。
春はもう、すぐそこまで来ております。


新作の放送が、どうなるかわかりませんが、編集は粛々と進めております。
今日は、「第八夜」と「第九夜」のスーパー付けをしておりますよ。
去年のわれわれは、まだまだ、のんびりと旅を続けております。


あの、あれです。
いろいろ落ち着いたら、来年あたり、また「祭り」をやりましょう。




もうあれから何年経ちましたっけ?5、6年経ちましたっけ?


あのときも、特に派手な出し物はありませんでしたが、とりあえずまた、やりましょう。今度はもうちょっと暖かいときに。でもう、子供は早く寝かして、おっさんたちだけで、夜通し飲みながら、みたいな感じの、ぐだぐだで。あーそりゃもう、朝まで付き合いますよこっちも。


それまでにね、おっさんたちも体力をつけて。いいですよ、ランニングは。別に全部走らなくてもいいんです。カッコ悪くてもいいんです。途中で疲れたら歩けばいい。今日は走りたくないと思えばサボればいい。そうすれば、長く続けられますから。何年も続けられますから。


今年一年は、きっと体力勝負の年になりますよ。日本という、とても弱った国を支えるのは、われわれサラリーマンですからね。上はもう、昔からあてになりませんから、この国は。ビシッとね、働きましょうよ、われわれが。


あ、奥さん方もね、もちろん、よろしくお願いしますよ。
そりゃもう、日本を支えているのは、昔から奥さん方ですからねぇー。
「祭り」のときはもう、奥さん方が主役ですよ。そりゃもう、うちの大泉洋さんやらミスターさんやらがもう、奥さん方をご接待しますよ。えーもう、ご要望とあらば、彼らは裸おどりでもなんでも喜んでやりますよ。あーもう、嬉野先生だってね、いっしょに踊りますよ。
わたしはね、もう隅っこの方でね、おっさんたちとぐだぐだと飲んでますから。


祭り、やりましょう。
「集え!真駒内へ!」ってね。


大丈夫、バキッとやるから。
だからね、案ずるな!と。
今できることは、とりあえず、ライトオフ!と。
ロビンソンが言ってますよ、きっと。
「あーそんなことしちゃダメだよー、電気なくなっちゃうよー」って。


よし!じゃあ、本日も働こう!



【昨日の藤村日記】
3月15日火曜日。藤村でございます。


先週末から関西に行っておりまして、そのまま東京へ入る予定でしたが、昨夜、関西から直接、札幌に戻って来ました。


この数日間の出来事で私は、今まで感じたことのない「日本人の誇り」を強く感じました。


それははからずも、被災した東北、関東の人々が、身をもって示した誇りでありました。
略奪どころか、そこにある食料を分け合う人々。スーパーの前に、駅に、整然と並ぶ人々。世界中がその姿を目の当たりにして驚いている。


空になったコンビニで数十万円が盗まれた、放置された車で車上荒らしがあったという記事が、新聞の片隅にありましたが、そんな程度。
ほぼすべての日本人が、「今、そんなくだらないことをして何になるんだ」と思っている。


電力が足らなくて計画停電をするとなれば、全員が節電をして、急激に電力消費量が減った。この、意識の高さ。
誰が貼り出したのか、安否情報を書いた張り紙が、いろんなところに貼ってある。線路脇の踏切にも貼ってあった。避難所の扉には、「寒いので必ず閉めましょう」という張り紙もあった。なんという、秩序。


昨日は、気仙沼津波襲来の誤報があった。しかし、それをとがめるのではなく、津波が来なくてよかった」と思う人々。
地震直後に、女子高生を救うふたりの男性の姿があった。その男性の奥さんは、すでに津波で流されていたという。もしこの男性が、その事実に泣き崩れていたら、この女子高生を救うことはできなかっただろう。この、強さ。
避難所の学校で、ヘリポートを示す「H」の文字が書いてある。その文字の上で、男の子たちがドッジボールをしているのが見えた。この、たくましさ。きみらのような子供がいれば、日本はまだまだこれからも元気だ。


悲嘆に暮れ、泣き崩れるのは、まだもう少し先のことだ。今は、今ここにある状況を乗り切ることだ。少し乗り切ることができたら、そのときには、みんなで声を上げて泣こう。でも、今は、まわりに「大丈夫だ」と言って、見栄をはって、気丈に振る舞っていこう。


日本に、強力なリーダーシップを取る政治家はいない。だからこそ日本人は、自分たちで、この状況を少しずつ打開していくための秩序と、強さと、たくましさを持った。ぼくは、それが世界に誇るべき日本の姿だと思う。


日本の将来に悲観する必要なんかない。


それぞれの持ち場で、今、できることをやる。
嬉野さんは、掲示板を更新しております。ぼくは、編集室で、新作の編集をしております。
明日、岩手と福島では、新作の第二夜が、今のところ放送される予定です。


バカバカしいです。どうしようもなくバカバカしい。しかし、この30分だけでも、笑って過ごせることができるのなら、それが今、われわれにできることです。


来週水曜日は、DVD「アメリカ横断」が受け渡しとなりますが、東北以北では、物流の関係から、まだどうなるかわかりません。今は、食料などの物流が最優先。もう少し、待ちましょう。


東北、関東以外のわれわれが今、できることは、不安にあおられて、水や食料、電池を買占めたりしないことだ。
買い占めれば物資が足りなくなり、値段が上がる。当然のことだ。
われわれは、今、ここにあるもので、なんとでもなるんだから。


さぁ、来週、東京で開かれるはずだったコフェスタPAOも中止になったことだし、じっくりと新作を編集します。
そして、こちらにも頻繁に顔を出すようにします。


各自の持ち場で粛々と!解散!