機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線 Vol.1 「あの死神を撃て！」

戦場は死で満ち溢れている！！

去年の夏コミ旅行の時、池袋サンシャインシティーのガンダムEXPOでプロモを流してるのを見た時から楽しみにしてたんですが、今日ガンダム00が始まる直前に友達と一緒に見ました。
ガンダムEXPOのレポート→http://d.hatena.ne.jp/kenchi555/20080816

作品の時代は１年戦争初期、ジオン軍がザクと言う強力な兵器を持って地上に部隊を降下・展開させ始めたころ。
ある夜、地上からの砲撃で撃墜されたドップの破片と共に一人の女性(？)が地上に舞い降りるシーンから始まります。

〈地上に舞い降りたもの〉

本編の主人公ベン・バーバリー中尉は、縮小され続けるヨーロッパ南方戦線で対MS特技兵の指揮を押し付けられ、ほとんどの部下を地獄の戦場で無くし死神と呼ばれ、また自分でも認めています。

大隊長に呼び出されたベンは以前無くした部隊の『代わり』を与えられ、副官のルイス(CV．檜山修之)と共に下がる味方部隊を援護するため、３機のザクを仕留める絶望的な命令を与えられます。

〈戦場に死神は付き物だ。それに真の死神は空からやって来たジオンのザクだ。
　　　　君の部隊はその死神から大隊を護る守護神なのだよ。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　嫌味な大隊長〉

疲れ切った様子で撤退する味方とすれ違いながら戦場へ向かうベンは、車の助手席で女性＝死神の出てくる悪夢にうなされます。
　　
〈私はこの地球圏の奈落に降り立ったばかり・・・。
　　降り・・・立った？
　　　重い・・・この奈落はさながらに・・・。　　by　死神
　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・地獄だ！！　　by　ベン〉

〈あなたこそ真のザクハンター。
　　ジオンにとってあなたこそが重力の権化。
　　　　　命を賭けて戦わない勇者がいて？　　　　　by　死神〉

到着した最前線、『２機』のザクの接近を告げられたベン。櫓の上に陣取ってしまった錬兵期間わずか２週間の特技兵たちで構成された第４分隊への叱咤もままならない状態のベンたちの前に、１台の連邦軍車両を追いかけついに１機目のザクが姿を現します。
　　
〈戦場に到着〉

〈逃げ場の無い櫓の上で呑気に手を振る第４分隊〉

〈丘の向こうから姿を現す１機目のザク〉

なす術の無いベンたちの前で『笑い』ながら逃げる連邦兵を踏み潰したジオン兵。しかし、そのジオン兵もまた数週間前までの平和な暮らしを想って嘆きの声を上げ、足を止めます。
　　
〈踏み潰される連邦兵〉

　　
〈へっへへへ・・・なんてザマだ・・・。ついこの間までの
　　　　サイド３の暮らしと比べて、ここは・・・ううう。　by　１機目のジオン兵〉

その隙を突いたベンたち。はやった第４分隊のせいで攻撃は両足のみに命中、ヘッドアタックは成功しませんでした。急ぎ止めを刺すべく次弾を装填するベンたちの前に現れる２機目のザク。第３分隊を一斉射で壊滅させられ、ザクの投げた連邦車両の爆風に晒されながらも１機目のザクの撃破に成功。
　　
〈ヘッドアタックは外れ、足への射撃のみ命中〉

　　
〈現れる２機目のザク〉

しかし、２機目のザクの更なる斉射で第２分隊と第１分隊のベン・パパ以外は壊滅、さらに櫓の上で撤退できなかった第４分隊もヒートホークの一撃で壊滅。それに逆上したパパもSマインの一撃で帰らぬ人となり、わずかな攻防の間に部隊はベンただ一人になりました。
　　
〈第４分隊に振り下ろされるヒートホーク〉

　　
〈Sマインに散るルイス〉

正に死神ともいえるザクと１対１で対峙するベン。直接ベンを殺そうと迫り来たザクは目の前で石切り場の大穴にハマって動きを止めました。
　　
〈ここを何処だと思ってやがんだーー！？
　　　俺達の・・・地球だぞぉ！！　　　　　by　ベン
　　　　　何故だ！？
　　　　　　　そこまでして何故戦う！？けだものめーーー！！　　by　２機目のジオン兵〉