寺は朝だね。
5時57分。
四国中央市川之江町のグリーンホテルにて起床。
川之江城がくっきり見えます。
〈朝の川之江城〉
6時45分。
R11で朝の海沿いを快走。
〈あっさり香川にリターン〉
あっさり、愛媛県とサヨナラして道の駅・とよはまでおにぎりを食べます。
7時46分。
R11→R377で田園風景の中を走り、67番札所・大興寺へ。
ここは、大泉洋、珠玉の寺紹介スポットの1つですなぁ。
〈鳥の朝礼集会〉
〈彼岸花あちこちで咲き誇っております〉
この日のお寺参りでは昨晩ニュースで知った臼井儀人さんのご冥福も祈ってきました。
畑に囲まれた良い雰囲気のお寺でした。ホント、朝のお寺は心が洗われます。
〈畑と林に囲まれてホント良い雰囲気のお寺です〉
〈大興寺〉
〈・・・工事だね。 by 藤村D
そうだね、『大工事』だね。 by 大泉洋〉
〈この後は続々と。 by 藤村D
・・・続々と私の珠玉の寺紹介が続くぞぉ。 by 大泉洋〉
8時21分。
R377→県道240号線でR11を垂直に交わって、68番札所・神恵院(じんねいいん)と69番札所・観音寺へ。
〈1つの境内に2箇所の札所〉
ここはお遍路の札所で唯一、一箇所に二つの札所があるレアなポイントなんです。大泉洋も『ラッキーポイント!』って叫んでましたし。
〈やったぜ、ラッキーポイント!
68番神恵院、69番観音寺!! by 大泉洋〉
ここもまだ朝ってことで、参拝客の数も少なく、気持ちよくお参りできました。
8時31分。
で、この68・69番札所は琴弾公園の敷地内にあるんですけど、この琴弾公園には超有名なスポットがあるんです。
それが、銭形! 寛永通宝って昔のお金の砂絵があるんですな。
〈巨大な銭型〉
その昔、将軍・徳川家光の遣いがこの地を訪れた時に、この土地の家老が何かもてなすものを!ということで、考えたという・・・それを、今も住人たちで大切に保護してるとのことです。
ちなみに地上から見ても何が何か分からないんですが、琴弾山っていう公園内の高台から見ると立派な銭形が現れます。
〈琴弾公園は松が美しい景勝地です〉
ただ、旅行中と思われるある家族のお父さんが猫を見つけて立ち止まってる小さな女の子を思いっきりどなりつけた挙句、みんなが銭形を楽しんでる展望台の横でお尻叩きはじめたんですね。で、楽しい観光スポットなのに女の子の泣き叫ぶ悲鳴が響き渡ってと。
むーーーー、教育方針なのかどうかは知らないんですが、楽しく家族旅行に来てる筈なのに全然意味分からない理由でせっかんして子供に楽しい思い出が出来ると思ってるんでしょうか?何だか、その場に居た他の観光客の人たちともども嫌な気分になっちゃいました。
9時36分。
気を取り直してR11に再び合流して北上。
途中、八百比丘尼(人魚の肉を食べて不老不死の体を得たと云われる尼さん。『地獄先生ぬ〜べ〜』にも登場してたけどちょっとマニアックかな?)が作ったという説がある謎の石塔があるって話を入手して探したんですが、残念ながら見つけられませんでした。もともと、この辺ってレベルでしか調べられなかったんで仕方ないですが。
〈出釈迦寺と曼荼羅寺もすぐ近くにあります〉
境内の花の周りを黒い蝶が舞ってたんで、撮影と。なかなか・・・♪
〈止まった瞬間を偶然撮れました〉
〈72番曼荼羅寺!
『まんだらじ』・・・。〉
〈・・・「あんたたち」かい? by 藤村D
そうだね、『あんたたち』だね。 by 大泉洋〉
9時44分。
続いて曼荼羅寺のすぐ裏手くらいにある73番札所・出釈迦寺へ。
ドカンと大きな修行大師(若き日の弘法大師の呼び名)さまの像が立ってました。丁度、太陽と重なって何だか神々しいです。
〈太陽を背に修行大師さま〉
ここ出釈迦寺も、大泉洋珠玉の寺紹介スポットのトップクラス。あの《会社》(←!?)の場所を探したんですが見当たりませんでした。山門も随分きれいに立て直されてたみたいだし、寺全体を最近リニューアルしたのかな?
〈あ、おはようございます。
安田くん、これ、田舎から
送ってきたミカンだ。食べなさい。 by 大泉洋
ありがとうございます。 by ヤスケン〉
〈出社したw by 藤村D〉
10時12分。
さらにR11を北上して76番札所・金倉寺。
目をつけてたのは金倉寺の真ん前にある、釜揚げうどんの美味い名店・香の香。一度は、駐車場に停めたんですが、行列が・・・もちろん、けんちーも昨日の経験から讃岐うどんの有名店で並ばずに食おうなんて甘いことは考えて無いんですが、この香の香・・・畑の真ん中にあるんですね。
で、臭いが・・・!!四国をバイクで走ってると、どうしても堆肥の臭い漂う中を走ることが多くなってくるんですね。そして、ここはまさにそうでした。並ぶのは構わないんですが、あの臭いの中で何十分も待つのはキツイと。けんちーはパスで。
チビッコたちは遠慮なく『めっちゃ、臭い!!』と走り回ってましたが、大人も何も言わないけど感じるんですよ。あの店は、立地条件がかなり厳しいんじゃないかと感じました。それでも、みんな並ぶほどの店なんですけどね。
ここには境内のあちこちにお遍路姿の七福神さまたちが立ってて、道案内をしてくれます。みんな、可愛いですな。
そして、本堂前には金箔で全身まかれた恵比寿さまが。金箔を自分も貼り付けることによってご利益を分けてもらうっちゅう趣向なんです。けんちーは貼って無いですけど、拝んでは来ました。
〈弁財天さまのサービスショット。セクシー過ぎましたか?〉
〈76番『こんぞうじ』です。 by 大泉洋
『こんぞうじ』です。 by ミスター
『こんぞうじ』です。 by ヤスケン〉
〈スリー『こんぞうじ』・・・w by 藤村D〉
10時41分。
香の香でうどんを食べ逃したけんちーは、R11から県道4号線(丸亀街道)で内陸部にちょっと向かって、ぶっかけうどんの発祥の店だといううどんの山下へ。
行列にたっぷり並んで無事に食べてきました。
〈うどんの山下〉
天ぷらぶっかけ・大(500円くらい?忘れました)と。もちろん、美味かったです。
〈本日初うどん。美味い!〉
11時41分。
うどんの山下を出て、次はすぐ近くにある正統派釜玉うどんの店・なかむらへ。
・・・と思ったんですが、その途中に『ぶっかけうどんの美味しい店・池田』と書かれた看板を見ちゃったので下調べしてなかった店に立ち寄って。
〈店内も空席が目立つ〉
〈きつねうどん・小+ナス天
ちょっと、1ランク落ちるかも。ナス天も昨日の高松駅前の店のほうが・・・〉
んー、ここはちょっとうどんの質が落ちるように・・・感じちゃいました。やっぱり、行列が出来るズラーーっと出来る名店っていうのは、ミーハーなだけじゃなく実際に美味い店が多いってことでしょうか。
ちなみに、その後に向かったなかむらは、すでにうどん玉切れか終了しちゃってました。人気店は、営業時間内でもドンドン閉まっていっちゃうんです。
で、仕方ないから土器川って川の河川敷で讃岐富士を見上げつつ次の予定決め。
〈この角度では富士型になってませんが〉
12時35分。
R11を突っ切って海岸近くを走る県道21号線沿いにある77番札所・道隆寺。
〈道隆寺〉
13時01分。
県道21号線→県道33号線で78番札所・郷照寺へ。
住宅地のど真ん中の高台にあるお寺で丁度、たくさんのお遍路さんが経を読んでました。開運の大吉地蔵さまにお祈りしてと。
〈郷照寺山門〉
〈バカいってんじゃねえよ。
誰がなんと言おうがここは78番郷照寺だい!!
一歩も譲らねえぞ!! by 大泉洋〉
〈『強情』だなぁ・・・。 by 藤村D〉
13時28分。
続いて坂出市から瀬戸内海に突き出た番の州エリアへ出て、瀬戸大橋記念公園までやってきました。
〈番の州エリア〉
ここは市民の憩いの公園って感じですね。
〈かなり日差しが強い時間帯〉
超快晴の日だったので親子連れを中心にたくさんの人がボール遊びとかしてました。
入場無料の瀬戸大橋記念館で展示を見て、さらに無料の全天型スクリーンに映し出される瀬戸大橋賛歌のPVみたいなの見て(がっつり寝ました)。
しかし、間近で見上げる瀬戸大橋ってのも良いですな。巨大構造物はやはり下から見上げるような角度でその大きさを楽しまないと。
15時11分。
県道33号線を東へ進んで、79番札所・天皇寺高照院へ。
Ⅱにおいてどうでしょう班を数々の怪異が襲った伝説の(?)お寺ですな。
〈天皇寺高照院〉
〈どうでしょう班が怪異に襲われた境内〉
あの恐怖と感動のドラマ・『四国R-14』もここで起こった怪異が発端となって描かれてますし。(まだ1話しか見て無いけど)
〈撮影したはずの79番天皇寺高照院の映像が・・・無いのである。〉
〈カメラを寺へ向けた瞬間、ご覧のように映像が乱れ、
音声もほとんど記録されていなかったのである。〉
当たり前ですが、普通にきれいなお寺でした。
16時02分。
県道33号線から昨日も通った県道17号線でR32へ。
んで、今夜のお宿、金刀比羅宮に見守られた琴平温泉街へ。
〈琴平町内へ〉
そして、今夜泊まるお宿は・・・この辺で一際大きく、でか字マップルにすら載っちゃってる琴参閣!!・・・の隣りにある小さな小さな民宿旅館です。
んー、ここに関してはノーコメント。部屋はとりあえず、白い部屋の8割をベッドが占めている『独房ってこんな感じかな。』ってイメージ、あとは旅館に入ったら大阪のおばちゃんをさらに凶悪にしたような性格の女将さんが『けんちーさんはご予約が入って無いですね。』とかなんとか、空いてる部屋を貰いましたよ(怒)
あとは、通された部屋のクーラーのリモコンの電池が切れてて、女将さんに言いに行ったら『分かりましたよ!(逆ギレ) とっとと、金刀比羅宮行ってきなさいよ!その間に変えときますから、ドアに鍵閉めないでくださいよ。荷物盗られても知らないんで貴重品は持っていってくださいよ!(怒)』みたいなね。
ああ、全部書いちゃった。
16時37分。
『二度とあんな宿泊まるか!!』とか『うわぁ、今夜あの独房に戻ると思うと気が重い・・・。』とか思いつつ、観光客でいっぱいの金刀比羅宮へお参り。
お土産やさんに囲まれた石段をグングン登っていきますよ。土産見ながら登ってると、だんだん楽しくなってきました。
〈麓はお土産屋さんエリア〉
17時08分。
800段ほど登ったところにある本宮に到着。
ホントはこの上さらに1400段くらいのところに奥宮とかあったらしいんですが、知らなかったので本宮エリアで退散と。
〈本殿へのラスト階段〉
〈金刀比羅宮・本宮〉
降りるのがまた気持ち良いですね。
19時03分。
宿に戻って温泉に入り、晩飯。
〈旅の夜は自分で好きな店に入って食うのが良いと実感〉
晩飯は・・・正直、自分で店探して食べる方がけんちーには向いてるなと思いましたが、温泉は唯一この宿で良かったですね。やっぱりビジネスホテルのバスタブではゆっくり出来ないわけで。カブでランブータンになりがちなお尻にはすごくありがたかったです。
20時36分。
家族に電話だけ入れて、夜の琴平温泉街を散策。・・・と思ったんですが、ほとんど店開いて無いんですね。数少ない開いてる店でアイスだけ買って宿屋に戻りました。
〈夜の金刀比羅宮参道〉
で、独房に戻って、携帯でsowakaさんに『温泉街って一人旅で泊まるとちょっと寂しさを煽られる。』とかこぼしつつ就寝。
明日が四国ツーリング最終日です。