このウソ、ホントにキリがない。
けんちー的満足度・☆☆☆☆★
ってことで、昨日、シネリーブル梅田で見た『悪夢のエレベーター』の感想をば。
〈誰もが嘘をついている〉
今回は、ネタばれをする気はないんで短く感想だけ。
以下、弱ネタばれ注意。
ストーリー
あるマンションの5階にある浮気相手の部屋で妻から『子供が生まれそう』という電話を受け取った一人の男(斉藤工)。慌ててエレベーターに乗り込んだ直後、気を失い、気がついたらエレベーターは故障で全く動かず、非常ボタンも故障中。
同じエレベーター内に閉じ込められたのは、どう見ても訳ありのチンピラ(内野聖陽)と全身緑色のジョギングウェアに身を包んだおっさん(モト冬樹)、そしてエレベーターの隅にしゃがみこみほとんど口を効かないゴスロリ少女(佐津川愛美)。
携帯の電池は切れ、時間を知るための時計すらなく・・・そんな中、何故かそれぞれの秘密を暴露しあうハメに陥り、互いに不信感を募らせていく4人、そして、ついに事件は起こる。
彼らはこの悪夢のエレベーターから脱出することが出来るのか?そして、その扉の向こうに待つ更なる悪夢とは・・・!!
・・・みたいな感じの物語です。ネタばれは全くしませんが。
以下、感想。
面白かったですね。中盤からこの出来事に関してのネタ晴らしが始まるんですが、そのレベルの嘘に関しては4人の話を1つずつ冷静に考えていけば、大体の人が推理できると思うんです。
だから、僕もこの段階では『やっぱり、そういうことね。』みたいなシタリ顔で居たんですが・・・ある意味、悪夢のエレベーターの扉が開いてからこそが悪夢の始まりだったと。誰にとっての悪夢かは言いませんが。
そして、映画のラスト。もう終わりかな?と思ったところで、最大のネタ晴らし。この誰にとっても悪夢のような一夜の全てが、最大の嘘をついていたある人物の計画通りだったと。
いや、恐ろしい。そして、面白かった!! エレベーター内に閉じ込められた4人も一切、時間の経過を知るすべを持っていなかったので、僕もこの映画見てる間、一切時計を見なかったんですが、その見方は当たりでしたね。映画の残り時間の計算とかせずに次の展開を順に追っていく・・・そんな見方をお勧めします。
かなり満足しました。多分、この映画を見た日のうちにエレベーターに乗る機会があったら、扉が開く瞬間、絶対一瞬緊張しますよw その感じを味わいたい人は、見に行く価値大いにありと。
映画の主題歌はタカチャの『AIO 〜愛をください〜』。前にBLEACHの曲歌ってた人たちですね。良い曲です。
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