けんちーのアニメ中心生活ブログ改

実写版『もしドラ』鑑賞。

あれ・・・意外とやるじゃない。




けんちー的満足度・☆☆☆★★(3.4)



ということで、昨晩レイトショーで見てきた実写版《もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら》の感想をちょろっと。


以下、ネタばれ注意で。














ざっくりざっくりと。
・まず、全体で見て、良い出来でしたね。けんちーは、もしドラ』の原作は読んでて、アニメは見てないって状態なんですが、原作での流れは完全に踏襲されてます。
それに加えて、映画的演出が強化されてるという。面白いかどうかは、正直、ちょっと分かりませんが、あの原作を元に作った映画としては想像以上に良く出来た映画だったと。



・冒頭、みなみ(前田敦子)がマネージャーに就任するシーンで、部員たちを奮起するためにピッチャーの球を受けるシーンが追加されてます。結局、みなみは打てずに泣いて帰るんですが・・・シーンの意味はよく分かりません。

ま、セーラー服アクションには燃えますが



・本屋でみなみがドラッカーの『マネジメント』に出会うシーンですが、本を選んでくれる店員が石塚英彦さん。そして、最近チーフマネージャーになってマネジメント関係の本を探しに来た女性が青木さやかさんです。
この辺のキャラはオリジナルですね。原作では、高校野球にとっての『顧客』は何だろうという相談はみなみや夕紀、正義でやってたと思うんですが、映画的演出としてその疑問には、この二人がダンスでも踊るようにテンポよく教えてくれます。これはなかなか、良い感じ。

なかなか美味しい役だ



・加地監督役は、我らが大泉洋。ま、それが、このネタ映画を観に行った大きな理由の1つだったんですが。やっぱり、良い演技してましたよ。
無気力で部員たちと距離を置く役もこなしてましたし、『フォアボールを出したくて出すピッチャーはいないんだ!!』とミーティングで初めて心から発言するシーンも良かったですし。ちなみに、スタッフロールでの位置はキャストの締めで。良い扱いですなぁ。

先月末に子供も授かった我らが大泉洋



・みなみと文乃(峯岸みなみ)が本屋で、高校野球自体のイノベーションに取り組むと決めたとき、本屋を出て行くみなみの後ろを本屋に展示されてたドラッカーの実物大人形が実体化してついていく演出。面白いですな。

この人形



・で、夕紀(川口春奈)が死ぬシーンね。展開も分かってるし、この映画で泣くつもりは無かったんですが、結局ちょっとだけ泣きました。原作で読んだときほどじゃありませんでしたが。

この娘もAKBですか?



・ラスト直前で、この一年間の全てを無意味だったと宣言して逃げ出したみなみを、文乃が追い続けるシーン。みなみは一瞬意識を失うんですが、ここで映画オリジナルのシーン。

意識を無くしたみなみは、気が付くと実際のピーター・ドラッカーの講義を受けています。そして、その講義の区切りにドラッガーはみなみに対して、『マネージャーにとって最も大切なものは何か?あなたに今、一番必要なものは何か?』と質問します。
その問いを受けたみなみは、『真摯さ』だと答えると・・・。それは、『マネジメント』の一番最初に記されている『マネージャーに唯一備わっていなければいけない資質』だったんですね〜。


このシーンは良いですな。映画的演出ここに極まると。



・あとは最後の地方大会決勝戦
 この前のドラッガーの講義シーンのお陰で、もうみなみの心は吹っ切れてたんで、原作と違い、素直に物語が進んでいきました。

手前の新キャプテン、二階正義が良いキャラでした。




うむ。感想はこんな感じで。原作よりぶっちゃけ良かったような気がします。原作だったら、決勝戦へは文乃に無理やり連れてこられてみなみはgdgdな気持ちのままでラストくらいまで行きますしね。良かった良かった。
最後に。けんちーは、AKB48については何の感慨も無いので。

この前の『富江 アンリミテッド』で大鋏で首チョンパされてましたよね?


前田敦子って名前を何とか最近知ったくらいで。だから、AKB補正とかそういうのは感想に入ってないと思いますよ。もしかしたら、大泉洋補正は入ってるかもしれないけどw



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